「本気汁」という単語を聞いたことがあるでしょうか? 女性にはあまりなじみがない言葉かもしれませんし、「そんなものが出る体験をしたことがない」という女性もいるかもしれません。
本気汁が出るほどのセックスというのは、女性にとってはこの上ない快楽を味わえるもの。 一度は経験してみたいという女性のために、今回は本気汁のメカニズムや、どのようなセックスで本気汁が出せるかなどを解説します。
本気汁とは?
セックスの最中に、女性が本気で感じたときに出る分泌液のことを、「本気汁」といいます。 しかしこの本気汁は、非常にわかりにくいもの。 ここでは、本気汁の定義や、同じ分泌液である愛液やおりものとの違いを説明します。
本気汁とは
そもそも女性の身体の仕組みとして、性的に興奮すると膣から分泌液を出すことで、ペニスを膣内に迎えやすいようになっています。 これがいわゆる「濡れている」状態です。
膣の中はもともと湿っていますが、性的に興奮すると分泌液が出され、さらにオーガズムに達したときには「本気汁」が出るということとなります。
この本気汁というのは通称で、正式には「バルトリン腺液」というものです。 膣口の近くにあるバルトリン腺が反応すると、分泌される液となっています。 精子を守り、妊娠しやすくする役割があります。
愛液やおりものとの違い
よく混同されがちですが、本気汁は「愛液」や「おりもの」とは違います。
「おりもの」は子宮付近から分泌される膣分泌液のことで、日によって量や色が変わります。 性的興奮や快感のあるなしで出方が変わるものではなく、生理的に分泌されるものであり、雑菌が繁殖しないよう膣内の環境を整える役割があります。
「愛液」は性的に興奮すると出る分泌液全般のことを指します。 本気汁と膣分泌液をまとめて「愛液」と表現しています。
潮吹きとは違う?
女性が快感を得たときに、洪水のようにあふれ出る分泌液があります。 一般的に「潮吹き」と呼ばれる現象ですが、これも本気汁とは違います。
潮吹きはスキーン腺という、Gスポットの近くにある部分から出る分泌液であり、多くの場合、無色透明のさらさらな液体です。 Gスポットを刺激すると潮吹きしやすくなるのはそのためです。
本気汁はなぜ出る?
女性がオーガズムに達したときに出すことができる本気汁。 そもそも、本気汁はなぜ出るのでしょうか。
本来、セックスは子孫を残すためのもの。 本気汁もまた、セックスをスムーズにし、子孫を残しやすくするためにあるものと考えられています。
ここでは、本気汁が果たす役割を紹介します。
潤滑させる役割
本気汁には、挿入をスムーズにする潤滑の役割があります。 たとえ濡れているように感じられても、女性の膣は十分に潤っていないと痛みを覚え、セックスが困難となりがち。
本気汁は愛液に比べてねばりがあるため、挿入時の痛みを軽減させてくれます。 本気汁はオーガズムに達するまでなかなか分泌されないものですが、セックスをスムーズにし、快感を高めることに一役買っています。
精子を運びやすくする
女性が妊娠しやすくするためには、膣内に放出された精子が子宮まで無事に届けられる必要があります。 しかし通常時においては、女性は自分の身体を守るため、精子さえも攻撃してしまうような体のつくりになっているのです。
オーガズムを感じる前、本気汁が出ていない段階での膣内は、まだ固さが残っている可能性があります。 それに対し本気汁が出るときは、膣の入り口は締まり、その一方で膣内は柔らかさが出て中が丸く広がります。 これによって膣でペニスをしっかりとらえ、精子を子宮に届きやすくさせるのです。
さらに、膣内は通常時、雑菌から守るために酸性に保たれています。 ところがオーガズムに達すると、本気汁のようなアルカリ性の分泌液の量が増えることになります。
女性がオーガズムに達していない状態での酸性の膣内では、精子が死んでしまう可能性が高まりますが、本気汁が出ているアルカリ性の膣内では、精子が守られ子宮まで運ばれる確率が上がります。
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