皆さんの周りに「自分は不幸」というアピールをしてくる女性はいませんか? このような人のことを「悲劇のヒロイン症候群」と言います。
ここでは悲劇のヒロイン症候群について詳しく見ていきます。 どのような特徴があるのか、なぜそうなってしまうのかについて解説します。 もし近くに悲劇のヒロイン症候群の人がいたら、どのように対処するのがベストかについても併せて紹介していくので付き合い方に悩んでいる人は参考にしてみてください。
悲劇のヒロイン症候群とは
悲劇のヒロイン症候群について、よくわからない人もいるでしょう。 ここでは基本的なこととして、悲劇のヒロイン症候群とは何かについてみていきます。 悲劇のヒロイン症候群の意味やどういうメカニズムなのかについて、紹介していきましょう。
悲劇のヒロインの意味
悲劇のヒロインという言葉は、アニメや小説の中でしばしば登場します。 通常は主人公の女性がさまざまな不幸に見舞われることを指します。
現実世界における悲劇のヒロインとは、このような主人公と似た境遇にある女性を指します。 自分が物語の主役になりきって、自分の不幸さを嘆いているような状況といえます。
悲劇のヒロイン症候群の意味
悲劇のヒロインに浸っている女性の中には、必要以上にヒロインを気取ろうとする人もいます。 このような女性のことを悲劇のヒロイン症候群と呼びます。 悲劇のヒロインになりきることで、周りからの注目を浴びたいわけです。
自虐的に話をすることで、自分の世界観に周りを引きずり込みたいという欲望もあります。 一見すると自虐的に話をしているように見えますが、実はその背景には自己肯定も隠れているのが悲劇のヒロイン症候群の特徴です。
幸せになることに罪悪感がある
悲劇のヒロイン症候群になるメカニズムにはいくつかあります。 その中のひとつに、自分が幸せになることに罪悪感を抱くタイプです。 「自分が幸せになってもいいのだろうか?」と思ってしまう人です。
このような心理メカニズムに陥る背景に、自信のなさがあります。 「自分みたいな人間が幸せになれるわけがない!」という固定観念の持ち主です。 幸せに慣れそうなときに自ら手放すことで、罪悪感を紛らわしたいという思いが見えます。
幸せになることへの恐怖心
幸せになること自体に恐怖心があって、悲劇のヒロインに走ってしまう人もいます。 幸せになって、そのあとでそれがなくなるのが怖いという気持ちからです。
この手のタイプは、最初から幸せになることを放棄している傾向が見られます。 幸せになった後で悪いことが起きるかもしれない、だったら最初から不幸でいいと思ってしまうのです。 今のままでいい、現状維持を美徳とするタイプが多いです。
悲劇のヒロイン症候群の女性の特徴
悲劇のヒロイン症候群の女性は、どうやって見分ければいいのでしょうか? 悲劇のヒロイン症候群の女性を見てみると、いくつか共通項が見られます。
そこでここでは悲劇のヒロイン症候群の女性の特徴について、いくつかピックアップしてみました。 周りの女性で当てはまるものが多い人は、その可能性が大です。
自分の不幸をアピールする
やたらと不幸アピールする女性は、悲劇のヒロイン症候群の可能性大です。 最近ではSNSを使って、誰でも自分のことを発信できるようになったのでその兆候が強くなりつつあります。
ネガティブなつぶやきをしばしばしている女性が近くにいれば、注意が必要です。 具体的な事柄ではなく、「もうダメ」のような抽象的な書き込みも悲劇のヒロイン症候群の可能性大です。 このような書き込みをすることで、自分に振り向いてほしいと思っているからです。
SNSにはもう一つ特徴があります。 プロフィール画像を頻繁に更新する人も注意したほうがいいです。 ネガティブなツイートと同じで、かまってほしいという思いが背景にあるからです。
心配されるのが好き
悲劇のヒロイン症候群の特徴に、周りから心配されるのが好きというのもあります。 周りにかわいそうと思われることに喜びを感じるタイプです。
この辺のところは一般人からは理解されないところでしょう。 普通なら周囲の人から哀れみや同情されるのが好きという人はあまりいないでしょう。 中には不快に思う人もいるかもしれません。
可愛そうだと思われることで、承認欲求が満たされていると考えられます。 こっちが聞いていないにもかかわらず、不幸エピソードを進んで話すような女性には注意したほうがいいです。
目立ちたがり屋
悲劇のヒロイン症候群の女性は、一見すると控えめのように見られがちです。 しかし実際には目立ちたがり屋の側面があります。 悲劇のヒロインは主役、いつでも一番かわいそうに見られたいという思いがあるからです。
悲劇のヒロイン症候群の女性は、自分よりも不幸な人がいると途端に不機嫌になります。 主役の座を奪われたと思ってしまうからです。 不幸話に対する嫉妬心の強い女性は、悲劇のヒロイン症候群と思っていいでしょう。
嘘つき
自分が一番の不幸な女性であろうとする悲劇のヒロイン症候群の人は、話を盛る傾向が見られます。 周りに自分が不幸であると強く思わせたいので、エピソードに嘘を盛り込んで大げさに見せたがるからです。
例えば多少の痛みにもかかわらず、「ほかのことが何も手に付かないほどの激痛」と盛ってみせるのです。 中にはありもしない話をでっちあげて、悲劇のヒロインぶろうとする女性もいます。 さらにひどくなると自分で自分の身体を傷つけて、「ケガした」と言って注目を浴びたがる人もいるほどです。
本人に自覚はない
悲劇のヒロイン症候群の人は、自分がそうかもしれないという自覚症状が一切ありません。 周りの人からするとその人の不幸話が始まると「また始まった…」とあきれているでしょう。 しかし悲劇のヒロイン症候群の人は、自分の不幸話が他人に迷惑をかけているとつゆほども思っていないのが特徴です。
悲劇のヒロイン症候群の方は、自ら進んで不幸のネタを収集しています。 しかし意図的ではなく、潜在的に行っていて自覚していないのです。
他人の不幸話には興味がない
友人の不幸話を聞くと、普通であれば何とかしてその人を励まそうとします。 しかし悲劇のヒロイン症候群の人は、自分の不幸話を聞いてもらいたいばかりで他人の不幸話にはあまり関心がありません。 もし他人の不幸話にさほど関心を示さないようであれば、悲劇のヒロイン症候群の可能性大です。
悲劇のヒロイン症候群は、自分がその場の主人公にならないと気が済みません。 だから他人の不幸話は自分の存在が脅かされるものと思ってしまうのです。
不幸を求めてしまう
人生の中では不幸な時もあれば、うまく事の運ぶこともあるはずです。 悲劇のヒロイン症候群の人は、幸せな状況にいるにもかかわらず不幸なことを探す傾向が見られます。 物事を基本的にネガティブにとらえてしまうのです。
ラッキーなことがあっても「今回はうまくいったけれどもどうせまた不幸になる」と考えてしまいがちです。 幸せになることに対して罪悪感を持つ人は、このような思考回路に走ります。
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