アンダードッグ効果は、なかなかなじみのない単語です。 どんな意味があるのか、まずは基本情報をご紹介します。 アンダードッグ効果の基本情報と同時に、バンドワゴン効果も要チェック!
アンダードッグ効果が発揮されやすい場面の例をいくつか紹介し、恋愛への応用方法についてもまとめています。
恋愛にアンダードッグ効果を活用する際には、少し注意点があります。 注意すべきポイントも記載しているので、アンダードッグ効果を活用して思い切って好意を寄せている人にアタックしてみましょう。
アンダードッグ効果の意味や別名
まずはアンダードッグ効果とは、どのようなものなのかを把握しましょう。 基本情報のチェックと別名、バンドワゴン効果やアナウンスメント効果との同時活用の方法もご紹介します。
アンダードッグ効果とは
私たちは、頑張っていてもなかなか成果が出ない人や、どんなに相手との実力などの差があってもめげずに立ち向かっていく人を見ると、応援したくなる心理を持っています。 その心理状態の名称が、アンダードッグ効果なのです。
不利な状況下にあってもひたむきに取り組む姿や、努力しているにもかかわらず誰の目にも止まらないような不憫な状況下にある人を応援したくなりますよね。
アンダードッグ効果が発揮されるのは、対象が人ではなくても同じです。 いなくなってしまった飼い主を懸命に探す犬や、圧倒的劣勢な状況でも戦い抜く漫画の主人公などにもアンダードッグ効果は発揮されます。
アンダードッグ効果の別名
アンダードッグ効果の「アンダードッグ」とは、負け犬という意味を持っています。 また、アンダードッグ効果には判官びいきという別名も持っています。
判官とは、平安時代の役職に由来する名称です。 兄である源頼朝によって不遇な最期を遂げた弟の源義経に同乗して判官びいきという言葉が誕生しました。
負け犬と判官びいきは、双方ともにアンダードッグ効果と同じ意味をもつ単語です。 弱い立場の人や、ひいきなどによって不遇な思いをする人に対して応援したくなる気持ちを持つ心理状態を指しています。
バンドワゴン効果もチェック!
バンドワゴン効果とは、たくさんの人が信頼を寄せているという情報を得て対象となる人や物に対して安心感などを持つ心理状態です。
みんながやっているから、周りからおいて行かれないようにしなければ、といった心理状態も、バンドワゴン効果の中に含まれる心理状態です。
不利な状況で努力を重ねるアンダードッグ効果とは、正反対の意味合いを持っています。 双方の心理状態には、どんな人でもなりやすくなる傾向があります。
アナウンスメント効果を同時活用する手法も
アナウンスメント効果とは、投票などの重要な事柄をメディアなどで報道し、多くの人々に影響を与えることです。
さまざまな情報を流し、多くの人の関心を寄せて、状況によっては人の行動にも多大な影響を与える可能性もあります。
アナウンスメント効果を用いてアンダードッグ効果を発揮する場合は、発信力の媒体が大きな話題なのかでも限られたものに対して「劣勢」であることを伝えます。
劣勢ならばとアンダードッグ効果によって同情が集まり、自然と注目を浴びるという手法もあるでしょう。
アンダードッグ効果が活用される場面例
アンダードッグ効果は、どのような場面で効果を発揮するのでしょうか? 具体的な例を用いて、いくつかご紹介します。
普段の生活の中でも思い当たる節があるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。
スポーツ観戦
スポーツは、最終的に勝敗が決まるものが大半です。 同点や天候などが原因で引き分けに終わったとしても、試合が終了するまではどちらかのチームを応援していることが多いのではないでしょうか。
特にどちらかに肩入れをしてスポーツ観戦に臨んでいなくても、徐々に優劣がつき始めたら劣勢の方を応援していたという経験をした人は多いものです。
スポーツ観戦はアンダードッグ効果が出やすく、劣勢に立った選手やチームを応援したくなる心理が働きやすくなります。
選挙での劣勢報道
選挙は、ある一定期間有権者に自分の政策などを大々的に発表して、投票数を集めてまずは当選することを目指します。
政治家として経歴が長く、応援に有名な政治家が駆けつけてくれる場合は、政治家の名前も知れ渡りやすくなります。
しかし、有名政治家とのコネクションもなく、初めて選挙に立候補した場合は、なかなか票が集まらないものです。
初めての立候補だから、人気がないからといった理由で投票数が集まらない可能性がある人に対してもアンダードッグ効果が働き、票がある程度集まる可能性があります。
劣勢に立たされている漫画やドラマの主人公を見たとき
漫画やドラマは、リアリティがあるものからファンタジー感の強いものまで幅広いジャンルがあります。
どのジャンルでも、主人公には苦難や困難がつきものです。 小さなつまずきだけでなく、ときには大きな困難に立ち向かい、心身ともに深く傷つく描写などもあります。
このような*困難にひたむきに立ち向かう姿を目の当たりにしていると、アンダードッグ効果が働いて主人公を応援したくなるものです。 主人公の魅力と努力する姿に共感する人が多いほど、作品の人気が高まりやすくなります。
売れていないアイドルなどを応援する
アイドルは、誰でもなれるものではありません。 努力のほかにもいろいろな要因が重なり合って、知名度が上がり有名になっていく職業です。
一生懸命に活動していても、なかなか芽が出ないアイドルもたくさんいます。 ひたむきに努力する彼女たちの明るい笑顔や歌声は、ファンの心に響き応援したくなる気持ちが大きくなりやすくなります。
芽が出ていないけれど頑張り続けるアイドルの姿は、応援したくなるものです。 懸命に活動する姿には、アンダードッグ効果も働きやすくなります。
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