花火やお祭り、夜景など、夏は浴衣が似合うシーンがたくさんあります。 夏デートのコーディネートで、浴衣を着ることに憧れる女性も多いのではないでしょうか。 待ち合わせに浴衣で現れたら、彼氏もキュンとなること間違いなしです。
しかし、浴衣を日常で着慣れているという人は多くはいないもの。 浴衣を着るときの準備や、気を付けるポイントを紹介します。 浴衣デートを考えている人は、デートの前にチェックしてみてくださいね。
浴衣デートしたいのなら準備が必要
夏の浴衣デートに憧れる女性は少なくありません。 夏らしさが感じられるとともに、普段とは異なる特別感があり気分も上がりますよね。
日常着で浴衣を着るという方はそれほど多くなく、浴衣を着慣れていないと、分からないことも多くあるものです。 浴衣デートを楽しみたいときには、事前に浴衣の基礎知識を学んでおくと安心です。
浴衣の選び方
浴衣の選び方は人それぞれですが、自分に似合うものを選ぶのが基本です。
小柄な人は浴衣の柄も小さめのほうが似合います。 背の高い人の場合は、少し大胆な柄の入り方をしているものや、無地の面積が多いものでもきれいに着こなせるでしょう。
浴衣初心者さんの場合は、プレタ浴衣という、洋服のSMLのようにある程度サイズの決められた完成品になっている浴衣がおすすめ。 浴衣を着る機会が多い人の場合は、反物から好みの柄を選び、おあつらえで仕立てるのも良いでしょう。
プレタ浴衣は購入したそのときから着られますが、おあつらえは仕立てに1か月程度時間がかかることが多いため、早めの準備が必要です。
似合う髪型にセット
せっかく可愛く浴衣が着られても、髪型が合っていなければ台無しです。 浴衣を着るときは、緩やかなまとめ髪が良く似合いますが、浴衣にも流行りがあるように、浴衣に合わせるヘアスタイルも流行があります。
自分で着付け、ヘアスタイルをセットするのに自信がない場合は、美容院にお願いしましょう。 美容院によっては、着付けは受け付けておらず、ヘアスタイルのみのオーダーになるところもあるため、事前にリサーチしておくことをおすすめします。
浴衣で出かける際に必要な持ち物
浴衣でお出かけするときは、いつものバッグやいつものサンダルというわけにはいきません。
浴衣でお出かけするときに必要な持ち物をチェックリストで紹介します。 持っていないものがあれば、買い足して準備しておきましょう。
肌着は肌襦袢やすそよけなど、着物用のものがベストですが持っていない場合は、タンクトップ+ぺチコートでも代用できます。
バッグは巾着が主流ですが、最近では編みカゴタイプの巾着が人気です。 バッグのなかには、晴雨兼用の折りたたみ傘やセンス、安全ピン、絆創膏、ハンカチタオル、メイク直しなどがあると便利です。
□浴衣 □帯 □肌着 □帯板 □腰ひも □伊達締め □補正用のタオル □下駄・草履 □バッグ □ヘアアクセサリー
メイクはナチュラルに
浴衣に派手なメイクをする人もいますが、浴衣に映えるおすすめはナチュラルメイクです。
浴衣はTシャツのような薄手の夏服よりも蒸れやすいため、汗で化粧崩れを起こしてしまう可能性があります。 特に濃いアイメイクが汗で崩れると、気になってデートどころではなくなってしまうでしょう。
ファンデーションを厚く塗ると、崩れたときに目立ちやすくなります。 浴衣を着るときには、化粧下地を上手に使って、ファンデーションを薄く均等に伸ばし、ベースをきちんと仕上げておくのがポイント。
浴衣に似合う上品で清楚なメイクは、男性ウケも抜群です。
浴衣デートをする際の注意点を紹介
普段着慣れていない浴衣を着ていると、思わぬアクシデントに見舞われてしまうことがあります。 浴衣デートの前には注意点をチェックしておき、できるだけアクシデントが起こらないように、準備をしておきたいところです。
浴衣デートをするときの注意点を紹介します。
所作を意識すること
浴衣がきれいに着られたら、次は身のこなし(所作)もきれいにできるように頑張ってみてください。 きれいな浴衣に身を包んでも、所作が美しくなければ、魅力も半減してしまいます。
浴衣を着ている女性が、大股のがに股で歩いているのを見ると、なんだかちぐはぐな印象を受けませんか? 浴衣には浴衣に似合う所作があります。
小股のうち股でしずしずと歩く姿は、とても女性らしくてきれいです。 物を受け取るときには両手を揃えるなど、工夫してみてくださいね。
後ろ姿にも気を抜かず、背筋を伸ばすことも忘れずに!
浴衣をはだけさせない
浴衣が一般的な洋服と異なるところは、動きによって着崩れてしまうことがあるという点です。 特に崩れやすい襟元は、周りの人からもよく見える部分なので、こまめにチェックし、はだけてきたらきちんと整えることをおすすめします。
裾が下がってくるのも、浴衣ではありがちなトラブルです。 ちょっと引っ張り上げた程度では、歩いているとまた下がってきてしまうため、帯の下あたりの生地を引き上げて裾の高さを合わせ、引き上げた生地を帯の下の見えない部分に安全ピンで留めておくと良いでしょう。
安全ピンは浴衣の際には何かと役立つことがあるため、バッグにいくつか忍ばせておくと便利です。
帯の位置もチェックしておきたいポイント。
帯が下がってくると、年齢を高く感じさせてしまうほか、スタイルも少し悪く見えがちです。 帯が下がってきたなと感じるときは、落ち畳んだタオルハンカチを背中側の帯の下から挿しこんで、高さを出すように工夫しましょう。
歩きやすい靴を用意しておく
浴衣には、草履を合わせるのが基本です。 しかし、草履は履き慣れていないと、鼻緒の部分で靴擦れしやすいのが難点です。
浴衣デートをする日があらかじめ分かっているときは、事前に草履に足を通して、歩く練習をしておくことをおすすめします。 固い鼻緒は靴擦れしやすいため、鼻緒を優しく揉んで柔らかくしておくと良いでしょう。
鼻緒の靴擦れ防止は、100均ショップなどで購入できる足指用のパッドを付けたり、鼻緒にろうそくや石鹸を塗って滑りを良くする方法などがあります。 試してみてくださいね。
万が一、足が痛くなって歩けなくなってしまったときのために、夏用の軽いサンダルを予備としてバッグに用意しておくのもおすすめ。 色の目立たないビーチサンダルや、布面積の少ないトングサンダルを選ぶと、草履替わりに履いても目立ちにくいですよ。
出かける前には手洗いを済ませておく
洋服と違って、トイレのときに時間がかかるのが浴衣の難点です。 トイレのときに浴衣の裾のめくり方が分からず、着崩れてしまったというのはよくある話です。
着崩れてしまったときのために、きれいに直せるように、自宅で練習しておくと安心ですね。
夏祭りやイベント会場などは、トイレが混みあうことも予想されます。 浴衣デートのときには、出かける前にトイレを済ませておくことをおすすめします。
汗対策は重要
夏場のデートは浴衣に限らず、汗やにおい対策は必須ですよね。 特に浴衣の場合は、Tシャツのような薄着のときよりも蒸れやすいため、着る前に制汗対策が欠かせません。
デート中も汗が出てくると襟元が汚れがちなので、デオドラントシートがあれば便利です。 センスやかわいいうちわを持ち歩くのもおすすめ。
汗対策に香水を使う人もいますが、香水の香りが強すぎると逆効果になってしまうことも。
どうしても香水をつけたいという場合には、ほのかに香るように、腰のあたりにひと吹きするのがおすすめです。 手首や足首よりも優しく香り、上級者の印象が残せます。
熱中症対策もしておこう
浴衣デートで気をつけたいのは、トイレを気にするあまりに水分補給を怠ってしまうことです。 夏場は、思っている以上に体は水分を欲しています。
水分不足は、熱中症のリスクが高くなるため危険です。 「くもりだから大丈夫」「夜だから大丈夫」と油断せずに、きちんと水分を摂ることが大切です。
水分補給の際に、水をガブ飲みしてしまっては、余分な水分が多くトイレの回数が増えがちです。
水分を上手に摂りたいときは、ちょこちょこと、こまめに補給するのがポイントです。 水分と同時にミネラルが補給できる麦茶がおすすめですよ。
余裕を持ったスケジュール
浴衣デートをする際に、着付けやヘアセットをプロに依頼する場合、先方のスケジュールによっては、予想以上に時間がかかってしまうことがあります。
焦ってイライラしなくても良いように、スケジュールは余裕を持っておくことをおすすめします。
時間に余裕があると、トイレの仕方を練習したり、着崩れたときの直し方をチェックできたりします。 浴衣デートのときには、念入りな準備と早めの行動がおすすめです。
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