内向的な性格のメリット
次は内向的であることのメリットをご紹介します。 ここまで読んで、なんとなく生きづらそうだなと感じた人もいると思いますが、実は内向的なことが強みになる場合も多いのです。
思慮深く、いつもなにかについて深く思いをめぐらせている内向的な人。 だからこそ知れる世界や、感覚がたくさんあります。 このメリットをうまく利用すれば、あなただけの魅力ある世界観をもてるようになります。
親身に相談に乗れる
内向的な人は、相談相手にとても向いています。 なぜなら、一度に多くの人とコミュニケーションをとるのはあまりうまくありませんが、少数だとじっくりと話し合うことができるからです。
ひとつひとつを考え込んでしまうため発言する数は少ないですが、その代わり発する言葉にはとても説得力があります。
自分の知りうる情報をフル活用し、いろいろな可能性を考慮してアドバイスをするので、自分でも気づかなかったような、ハッとするような指摘をしてくれることもあります。
軽いノリのおしゃべりには向きませんが、深刻な悩みなどの相談だったら、内向的な人は最高のアドバイザーになるでしょう。
趣味を極められる
自分自身を研究することが好きで、自分の好みや特徴をよく理解しているため、趣味や興味のあることには全力を注ぐ人が多いです。
このような人は、一度のめり込むととことん突き詰めるので、気づいたら趣味の分野においては、まるで専門家かなと思うほどの知識量を持っている人もいます。
趣味のために遠くまで遠征したり、長時間没頭して気づいたら日が暮れていたりすることもあるでしょう。
またひとつの趣味を極めたことで雑学王並みになってしまった人もいるので、内向的な人と話すとその知識の多さに驚かされるはずです。
１人でも平気
内向的な人の強みは、自分の思考さえあればどこでもなんでも楽しめるところです。 そのため、ひとりでも充分にたのしく過ごすことができます。
また、外からのちいさな状況でもそれを深く掘り下げて考えることに楽しさを感じることができるでしょう。 たとえば公園を散歩していたとしても普通の人ならなにも思わずに簡単にとおり過ぎてしまうようなことでも、思考の海をたのしむことができます。
いつどこへ行っても、ひとりで全力でたのしめるというのはとても魅力がある一面ですね。
一途に愛せる
恋愛をすることに疲れてしまうとご紹介しましたが、普段そのような理由で恋愛をしない人が恋愛をしたら、その愛は本物であるといえるでしょう。
自分と語り合うことが好きな内向的な人は、当然ですが自分自身のことをよく理解しています。 そのうえでだれかを愛したとしたら、それはまっすぐで揺るぎない一途な愛です。
このようなことをいうと重いなと感じる人もいるでしょうが、さまざまな可能性や相手の人となりを考慮したうえでその人を好きになります。
内向的な人とお付き合いをした場合、最高のパートナーとして長くいい関係を続けられる可能性が非常に高いです。
相手の気持ちを読み取れる
観察力に長けているのも特徴です。 その観察力は、ものにも人にも向けられています。
自分から積極的に大勢の人とのコミュニケーションをとらないからといって、人が嫌いなわけではなく、人間観察は大好きなのです。 その観察眼はとても鋭く、仕草や言葉の強弱で相手の体調や機嫌を感じとることができます。
顔色を読みとることがうまいため、たとえ言葉を濁したとしても、相手が本当に言いたいことやどう思っているのかなどの心境を感じとります。
そのため、内向的な人に嘘をつく人や、利用しようと近づくような人間がいたとしても、失敗に終わるでしょう。
創造力や直感に優れる
自分自身と向き合うことが好きなので、自分の独特な世界観を持っています。 その世界観は何度も改良され、考え抜いてできているものです。 他のだれもが思いつかないようなセンスがあふれあものになっています。
逆にいえば、他の人には理解するのがむずかしいともいえますが、そのような世界観を作り上げることができるのも才能といえるでしょう。
そのため、内向的な人は創造力を必要とする作家や陶芸家、画家など、なにかを生み出す仕事に向いています。 自分だけの世界が構築されれば、他のだれにも奪われない最高の財産になり、そのセンスにだれもが嫉妬するはずです。
周りを束縛しない
自分という存在や思考がしっかりと確立されているので、誰かに依存したり、束縛したりすることはありません。 放っておかれているみたいで寂しいと思う人もいるかもしれませんが、内向的な人は個という感覚が強いため、相手のことも一個人として尊重しているともとれます。
また、ものごとをしっかりと考えているため、なにかトラブルが起きても正しく解決する能力にも長けています。 束縛をしないため、恋愛においてもお互いに信頼関係があり、自立した恋愛をすることができるでしょう。
プレゼンが得意
仕事でプレゼンなど、なにかを発表・紹介をしなくてはいけないとき、意外かもしれませんが、内向的な人はとてもうまくこなすことができます。 それは、ものごとを深くまで理解してから発言する、という特徴によるものです。
さらに内向的な人は基本的に知りたがりな人が多いので、プレゼンする事柄のみではなく、それに関係する情報などもしっかり仕入れています。
そのため、プレゼンの最中になにか質問がとんできても、きちんと返答することができるため、とても頼もしい人材として喜ばれるでしょう。
受け取ったボールをすぐに返すことは苦手ですが、しっかりと下準備をする時間が用意されていた場合、期待以上の結果を残すことができます。
結婚を前提に付き合える
恋愛に対して、とても真剣に向き合えるということは先にも説明しましたが、そのような特徴はお付き合いの先に結婚を考えている人にとって、とても安心できる要素でしょう。
その場の勢いや雰囲気に流されたりしないので、内向的な人がお付き合いをはじめた場合、相手のことを本気で愛しているということになります。
しかも相手を愛すことばかりではなく、相手との将来もしっかりと考えながら動いていけるため、貯金に関してや、これからの生活のかたちなどについても、しっかりと考えています。
丁寧に生活することができるというのは、人生のパートナーとして適任と言えるでしょう。
内向的な人こそ強い理由
内向的な人は、自分独自の世界観をもっていて、揺らがない自分の芯をしっかりともっています。
独特すぎて時には不思議ちゃんのように扱われることもありますが、その世界観にもルールや規則があって、それを忠実に守りながら生きています。
それが他の人にはない強みとして生かされているのです。
どのような点においてその強みが発揮されるのかをご紹介します。
１人の時間で集中力を発揮できる
一人でものごとを考えるのが大好きなため、集中したときのパワーは並大抵のものではありません。
なにか仕事を頼んだとき、その仕事がその人の好奇心にはまれば、あっという間に終わらせてまわりの人を驚かせます。 研究職や芸術家に向いているのもこの理由からです。
人とコミュニケーションをとるのも嫌いではありませんが、家に帰ってひとりでその会話を思い返しながら、ひとつひとつ分解して考えたりすることが好きなのです。
周りに影響されない
自分の世界観をもっているため、簡単にまわりに流されたりはしません。 たとえ大多数がこうだといっても、自分がそれに納得できなければ意見を曲げることはないでしょう。
勢いや雰囲気で流されないという特徴は、どんな場面でも冷静にものごとを見極めることができるので、強みになりますね。
仕事であれこれ案を出し合っていくうちに、どんどん脱線して結局なにをどうすればいいのか決まることなく時間切れ、という経験はありませんか？
そのようなときでも、内向的な人は本質を見失わずにいられるため、仕事においても一本芯が通ったいい仕事をすることができます。
自分が傷つくから周りに気を遣える
気をつかった行動や発言ができるのも大きな強みです。
内向的な人は、相手になにか言われたとき、その一言はなぜ言われたのか、なぜその言葉を選んだのかと考えてしまうため、非常に感受性が豊かです。
人の言葉や行動の裏の裏まで考えてしまうため、その真意に気づき、必要以上に傷ついてしまうことが多いのです。
傷つくことが多いということは、どのようなことで人は傷つくのかをよく知っているということです。 そのため、自分が誰かと接するとき、相手を傷つけないように言葉を選んだり、行動を起こしたりできるのです。
相手を思いやり、気をつかった行動ができるというのは、とても好印象ですね。
どんな場でも１人で平気
内向的だからといって、外に出て活動するのがきらいというわけではありません。 騒がしく、情報量が多い場所は苦手ですが、逆にひとりでいることが好きですので、どんなところでもひとりで行動することができます。
他の人がつまらないと思うような状況でも、楽しさを自分のなかに見つけることができます。 たとえ何もおもしろいものがない場所だったとしても、自分でたのしさを生み出すことでしょう。
様々な情報を結びつけ、ひとつの事柄から広い範囲まで派生して永遠と考えをめぐらせることができ、ひとりでも充分に時間を楽しむことができるのです。
冷静でリーダーに向く
自分のペースで生きているため、そのぶれない芯は意外とリーダーなどの統率をとる役目に向いています。
よく言っていることや考えがころころと変わる人っていますよね？ 内向的な人の中には、そのような気分屋は存在しません。
いつでも自分のルールに従い行動するので、目指すゴールや方向性を見失わない姿は、まわりの人たちに、この人になら安心してついていっても大丈夫と思ってもらえます。
さまざまな遠回りをして時間だけ過ぎて行ってしまう、なにも結果が残らない、そのような残念なことになる心配はありません。
変わり者と思われがちですが、上司からは信頼され、部下から頼りにされる人材です。
言葉がつかえない場で強い
洞察力が鋭いため、空気を読み、簡単に発言が許されないような場面でも力を発揮します。 瞬発力が低い分、観察する力がとても高いのです。
そのため、動物や植物などの言葉を発しないもののお世話、赤ちゃんや小さな子供のお世話にも向いています。 また、こまかいところまで観察するので、昨日と今日で変わった部分など、ちいさなことにもよく気が付くことができます。
言葉をつかって外部とのコミュニケーションをとるのは得意ではありませんが、感覚や感情を読み取り、それを利用してコミュニケーションをとるがとても得意です。 察する能力が高いのです。
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