見捨てられ不安とは?試し行動や心理を理解して克服してみよう
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見捨てられ不安とは?試し行動や心理を理解して克服してみよう

見捨てられ不安に駆られて試し行動を何度も何度も繰り返してしまうことはありませんか?この不安を克服するためにはどうすればよいか、そもそもなぜ不安になるのか、その対策もお伝えします。

あなたは、見捨てられたことがありますか? 幼少期の見捨てられた記憶が今も自分を苦しめている、いつ見捨てられてしまうのか怖くてたまらない、そんな見捨てられ不安に駆られてはいませんか?

自分が物心ついた頃から親にちゃんと愛されていれば、見捨てられるなんて恐怖はないのですが、見捨てられ不安に心を乱されると恋愛はもちろん人間関係にも問題が生じてしまいます。

あなたが行っているかもしれない試し行動や、その心理を読み取っていきます。

見捨てられ不安とは?

寂しそうな少女

fizkes/shutterstock.com

見捨てられ不安とは、信頼する人が離れてしまうことを極端に不安に思う心理状態を指します。 見捨てられた過去の経験から、現在も見捨てられるんじゃないかと心に不安や恐怖を宿してしまっているのです。

否定される不安

見捨てられ不安がある人は、幼少期から否定されて育てられた経験から、自分自身を否定してしまう心のクセがついてしまっています。

そのため、どんなに親密な人からでも、些細な否定をされてしまったら、否定されたイコール見捨てられる、と受け取ってしまいかねません。

それは自分自身の勝手な思い込みなのですが、否定されることが基本になってしまっている心理状態では、恐怖でしかないのです。

見捨てられ不安は、さらに相手の一挙手一投足を、全神経を研ぎ澄まして洞察することになるでしょう。メールの返信が遅い、電話の声のトーンが低い、といった些細なサインを、否定されるサインとして受け取ってしまうのです。

相手を信じられない

見捨てられ不安がある人は、自分自身を否定して育ってしまっています。

たとえば友だちができたとしても「いつか見捨てられるんだ」と思いながら交友してしまうかもしれません。 また、たとえば彼氏ができたとしても「いつか見捨てられるんだ」と思いながら交際してしまいます。

つまり、相手を心から信じることができなくなっているのです。

そのような歪んだ関係は、些細な否定のひとことで「ほら捨てられる」と、見捨てられること前提でいる分、もろく崩れ去ってしまうでしょう。それが嫌だからこそ、見捨てられ不安にかられて相手を信じたいと執着してしまうのです。

境界性パーソナリティ障害のひとつ

見捨てられ不安は、境界性パーソナリティ障害という心の病の可能性もあります。

境界性パーソナリティ障害とは、相手の気持ちを敏感に察知して、よかれと思って助けようとします。 しかし、相手から自分のことを見捨てるような行動をされたとき、急激な不安や怒りによって自分をコントロールできなくなってしまうのです。

そして、冷静になったときに「なぜあんなことをしてしまったのだろう」と自己嫌悪に陥りかねません。心のクセという状態から心の病として認識する必要があるため、心当たりがある人は心療内科を受診することをオススメします。

見捨てられ不安がある人の試し行動

見捨てられ不安

Antonio Guillem/shutterstock.com

見捨てられ不安がある人は、彼氏に対して「試し行動」をとってしまいがちです。 彼氏がわたしをちゃんと愛してくれているのか、それを確認するために行ってしまう行動なのですが、時に突飛な行動に出てしまうため、彼氏を困らせてしまうのです。

何度もメールや電話をする

親友や彼氏に何度も頻繁にメールや電話をしてしまう、という行動は見捨てられ不安からくる典型的な試し行動です。

自分が相手から必要とされているか、見捨てないで返信してくれるか、確認するために相手を試す行動に出てしまいます。

ストーカーと思われても仕方がないくらい頻繁に確認したくてたまりません。

確認の頻度と、相手の必要さとは比例します。 必要だからこそ見捨てないでほしいと、相手の自分に対する思いを知りたいからこそ、メールや電話で相手に試し行動をしてしまうのです。

自傷行為

自分が大切だと思っている友達や彼氏が、本当に自分のことを見捨てないでくれるのか、確認するための試し行動として自傷行為をしてしまうことがあります。

心から心配してメールや電話をしてくれることを確認して、安心したいのです。

見捨てられ不安が極端に強くて境界性パーソナリティ障害になっている状態の弊害でもあります。 自分は安心するかも知れませんが、自傷行為をほのめかされた側はたまったものではありません。

必要とされたい気持ちが過剰にある場合ではありますが、ここまでくるとまともな人間関係とは言いづらいです。

激しい感情を出す

見捨てられ不安から数々の試し行動を行った末に、激しい感情を吐露する場合があります。 それは、自分を見捨てた友達や彼氏に対して、たまりたまった不安が爆発するように、相手を非難し、罵倒してしまいかねません。

見捨てられてきた今までから救ってくれる一方的な希望が崩れ去ってしまうことへの恐怖心や憎しみが、暴発してしまうときがあるのです。

相手側にしてみればわけがわからないままに一方的に罵詈雑言を叩きつけられてしまうので、手に負えないと、本当に見捨てられてしまうことになります。

束縛する

見捨てられ不安を常に抱いてる人は、見捨てることができなくなるまで相手を束縛してしまうことあります。

自分が見捨てられるとすれば、それは相手にとって新しい人間関係が開けたときだ、と思うことによって、相手の行動を必要以上にチェックすることでしょう。

自分を置いてきぼりにしてあなただけ交友関係を広げるなんて、いつか私のことも見捨てるの?見捨てられるの?と不安が暴走してしまうと、相手の行動すべてを把握したいという感情が芽生えてしまします。

それは相手の人間関係を閉鎖してゆくのと同時に、見捨てられる不安を解消する歪んだ感情なのです。

携帯電話を盗み見する

相手のプライバシーを侵害してでも相手の行動を把握したいと強く思う人がいます。相手の携帯電話を覗き見して、スケジュールやメールやSNSのチェックをして、見捨てられる要素がないと安心したがってしまうのも、見捨てられ不安によるものです。

携帯電話の覗き見は、民法や刑法を引き合いに出す以前に、お互いの信頼関係にひびが入る行為です。 しかし、それを咎めてみても、不安だった、怖かった、と被害者感情で話し出してしまいます。

対応策としては、難解なパスワードにするくらいしかありませんが、見捨てられ不安に苛まれている人は、見捨てられるサインを常に把握していたいのです。

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