人が発する言葉には、あらゆる意図がこめられており、なかなか本意を読み取ることが難しい場合があります。 素直に自己を表現できない人もいるなかで、「なんとかして男性の本心を知りたい」と考える女性は少なくないでしょう。
そんな女性に試してみていただきたいのが、男性の目線に着目すること。 あくまで判断基準のひとつでしかありませんが、男性の心理を知る重要な手掛かりとなります。
今回は、目線にあらわれる男性心理について解説します。
目線に心理があらわれる理由とは
恋愛に関する心理学のなかに、目線にまつわるものがあります。 「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますが、実際に思っていることがあらわれやすいのが目線です。
目は脳と深いつながりがあります。 つまり、人の思考は目の動きに出やすいということです。
「目が泳いでいる」「目が死んでいる」「目が輝いている」などの表現がありますが、どれも目の動きや瞳孔の開き具合を表しているもの。
目の動きや瞳の動きは、自分の意志でコントロールすることはできません。 意識的に考えて発することができる言葉とは違い、視線は無意識だからこそ、本音や感情が相手に伝わりやすいといえます。
目線で心理を知るためのポイント
目の動きで心理をはかるためには、いくつかのポイントがあります。
よく恋愛心理学のわかりやすいものとして挙げられるのが「目線」ですが、これは相手と話しているときにどこを見ているのかが着目ポイント。
目線と似ているものとしては、瞳の動きというものもあります。 相手をじっと見ているのか、きょろきょろ動いているのかによっても心理がわかります。
また、イキイキしているときには瞳孔の開きが大きくなって瞳が輝きますし、緊張や不安が見られるときにはまばたきの回数が増えることもあります。
さらに、口元の動きを照らし合わせることでより感情が汲み取りやすくもなります。
目線からわかる恋愛心理
それでは恋愛においては、どんな心理が目線にあらわれやすいのでしょうか。 特に会話中の目線は、考えながら行っている行動のため、無意識に本心があらわれやすいともいえます。 何か気になることがある場合は、相手の目線がどのように動くかを観察しながら、質問を投げかけるなどすると良いでしょう。
目線が左上にいくとき
話している最中に、目線が左上に行くときは、「映像を思い出している」状態です。 つまり、実際に合った出来事を思い出しているということ。
さらに左横に目線が移動するときには、音も思いだそうとしている状態となります。
たとえば彼氏の浮気を疑ったときなど「どこでなにをしていたの?」という質問をしたときに、左上や左横に目線を動かしながら「〇〇に居たよ」と言うときには、本当のこと、つまり事実を思い出しながら話している可能性が高いといえます。
目線が右上にいくとき
逆に、目線が右上に行くときは、「映像をつくりだしている」状態です。 さらに右横に視線が移動するときは、音もつくりだしているということになります。
つまり、質問を投げかけたときにこの目の動きになる場合は、嘘をついている可能性が高いということ。
「どこでなにをしていたの?」という質問に対して、右上や右横に目線を動かしながら「〇〇に居たよ」という場合は、あやしいと疑って良いかもしれません。
目線が左下にいくとき
目線が左下に行くときは、自分の内側に向き合っているとき、つまり自分自身と対話し理屈を考えている状態です。
ただし、この理屈というのもいろいろなとらえ方ができます。
「どうしたら相手に信じてもらえるか」「どうしたら相手が感情的になるのをおさえられるか」という理屈かもしれませんし、「さらに巧妙に嘘を言おう」と考えている可能性もあります。
つまり、この場合の目線の動きだけでは、本当のことを言っているかどうかは判別しにくいということです。
目線が右下にいくとき
右下に目線が行くときは、身体の感覚や感情をイメージしている状態です。
身体に触れているものの感覚や、体調の良し悪しといった体感覚、つらい・悲しいなどの感情のことをイメージしているので、漠然とした表現が多くなります。
そのため、質問された時も答えになっていないような返答をしがち。 「どこでなにをしていたの?」という問いにも関わらず、「仕事帰りで疲れていて気分が悪い」という風に体調のことを答えてしまうなど、ちぐはぐな答えになりがちです。
上目遣い
下から相手を見つめるような、いわゆる上目遣いの目線をするときは、相手に対しておねだりをするような気持ちがこめられています。
これはつまり、相手のことを尊敬すると同時に、甘えたいという気持ちがあらわれているということ。
特に立場が上の人や、目上の人に対してしがちな目線の送り方といえます。 恋人のほかには、上司や先輩に行う人が多いかもしれません。 女性が行うと、同性からはあまりいい印象を受けないでしょう。
上から目線
上から目線と言われるような、上から人を見下すような目線は、相手よりも優位に立ちたい気持ちをあらわしています。
これは、DV気質やモラハラ気質のある男性が行いやすい目線の送り方でもあります。 相手をおさえつけたいという本能が、目線にあらわれているのです。
こういった男性が、目線とセットで高圧的な発言をしてくるようであれば、少し注意しておくのが良いかもしれません。 場合によっては距離をおいたほうがいいこともあります。
目が泳ぐ
いわゆる「目が泳ぐ」と表現されますが、会話中に相手の目線があちこち動くようであれば、それは相手が極度の緊張状態にあるといえるでしょう。
同じく、緊張をあらわす目の動きとしては、まばたきの回数が増えるというものもあります。 会話中に目線がきょろきょろし、まばたきが増えているようであれば、相手と会話することにとても緊張している証拠といえます。
おとなしく、コミュニケ―ションが苦手な男性に多い特徴なので、誰に対してでも緊張しがちな可能性もあります。
相手をじっと見て会話する
相手との会話中に目線をそらさず、じっと見つめてくる男性は、往々にして好意的なケースが多くなります。
好きだからこそ、相手の様子を伺いながら会話をしたいという気持ちのあらわれ。
ほかにも、相手を説得したい場合や、怒りが頂点に達している場合なども、目線を外さず見つめてくることがあります。 どの心理にあてはまるかは、会話の内容や全体的な雰囲気で判断するのが良いでしょう。
会話中適度に視線を外す
会話中に適度に視線を外すのは、良好な人間関係においてはごくごく自然なことといえます。 何十分もじっと相手を見つめていられるということは、まずありません。
ただし、好意がある場合には見つめる時間は長くなりがち。 基準としては、8秒前後見つめる場合は、長く見つめている部類に入るでしょう。 これは、「8.2秒の法則」に基づくもので、男性が興味のある女性を見つめるときは、平均して8.2秒見つめているという研究結果によるものです。
身体の一部分を見ている
話しながら相手の体の一部を見つめているときにも、さまざまな心理状態がうかがえます。
たとえば、唇を見つめているときは、緊張状態にあるといえます。 また、あえて目線を相手の目に合わせるのが苦手な人が、眉間や首元を見つめているということもあります。
女性の胸やおしりなどを見ているときには、男性の本能があらわれているといえるでしょう。 悪気はなくとも、ついつい女性らしさがあらわれる部分を見てしまうというだけです。
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