もしも付き合っている彼氏から、「好きだけど別れたい」と告げられたら…。 多くの女性は戸惑い、すぐには受け入れられずに悩むことでしょう。
いったいなぜ、彼女のことが嫌いになったわけではないのに、別れるという決断をする男性がいるのでしょうか。
今回は、好きだけど別れる男性の心理を解説します。 別れを切り出されたけれどあきらめきれないときの対処法や、復縁を望む場合にすべきことなども紹介します。
好きだけど別れるときの男性の理由とは
ある調査結果によると、実に3割の男性が「好きだけど自ら別れる」という行動をとったことがあるそうです。女性からするとどうしてそんな発想になってしまうのか不思議に思うことでしょう。
ここでは、好きだけど別れる男性の心理として、具体的にどんなものがあるのかをまとめました。
幸せにできる自信がなくなった
男性は誰しも、その大きさやポイントは違えど、自分なりのプライドを大切にしています。 特に女性との付き合いのなかでは、自信を保てるかどうかを非常に重視します。
そもそも、男性が女性を好きになるには「自分に自信を感じさせてくれる相手かどうか」という点が大きく影響しています。彼女と一緒にいても、自信を喪失させられるような態度や言動が多いと、気持ちが冷めてしまうのです。
そのため、「彼女を幸せにすることができない」と感じる出来事があった場合、男性は自信をなくして別れを選ぶことがあります。たとえば、失業や病気、あるいは経済的理由や家庭の問題などが挙げられます。
将来が想像できなくなった
彼女として付き合って楽しい女性と、いざ一生を共にするほど長くいられる女性では、選ぶ基準は違ってきます。
これは単純に、性格が合うかどうかや家庭的かどうかという問題だけではなく、目指すべき方向に違いを感じたときにも考えがちなことです。
理想の結婚プランなどが大きく食い違っていると、「一緒にいてもどちらかが妥協しなければいけないな」と考えたときに、将来が想像できなくなり、別れという選択をするのです。
あるいは、彼女としては刺激的であっても、お互いの本心をさらけ出すこともできないような関係性であれば、安らぎを感じられないため、長期的に一緒にはいれないと判断するでしょう。
他に優先すべきことができた
男性にとって、恋愛は重要な要素ではありますが、必ずしも最優先のものではありません。
仕事をはじめ、ほかにも優先順位の高いものを抱えている男性も多くいます。 価値観が一緒の女性でなければ、なかなか共にに居続けることは難しいでしょう。
ほかのことを優先にするあまり、なかなか彼女にかまえる時間が少ない男性と、恋愛を最優先にしてほしい女性の価値観の違いは、なかなかうめられるものではありません。
このタイプの男性と長くいるのであれば、ある程度ひとりの時間を大切にし、彼の事情に配慮できる女性であることが求められます。
物理的に会えなくなった
転勤などの理由により、物理的に会うことが難しくなってしまった場合、別れを選択する男性もいます。
男性のなかでも、彼女とべったり過ごしたいタイプの人もいれば、むしろたまに会う程度が心地よいというタイプの人もいます。前者である場合、物理的に会えないとさみしくなってしまうため、長続きさせることがむずかしいと判断することも少なくありません。
なかには転勤をきっかけに、結婚に踏み切るカップルもいます。 しかし、そこまでの関係性ではないと判断した場合、こういった男性は傷が浅いうちに別れたほうがマシと考えてしまうのです。
他に好きな人ができた
これは、決して今の彼女が嫌いなわけではないにせよ、それを上回るほど魅力的に感じる女性が現れてしまったときに起こることです。
この「魅力的」は、いわゆる刺激的な浮気心という意味合いのものもあれば、「本当に自分に足りないものを与えてくれるのは、この女性かもしれない」という本気の心変わりの場合もあります。後者の場合は、一度そう思ってしまったらなかなか引き留めることは難しいでしょう。
だからといって、決して今の彼女に魅力がないわけではないので、こういった理由で別れを切り出された場合には、自分を責めないようにすることが大切です。
彼女の将来に責任が持てない
人を好きになるということは、決して理屈でどうにかなるものではありません。
恋愛結婚が一般的になりつつある現代社会においても、人によっては跡取り問題を抱えていたり、家族の介護問題を抱えていたりと、結婚に何かしら条件があることも珍しくありません。また、不倫関係になりつつも、家庭を捨てる決断ができない男性もいます。
一度は惹かれ合ってしまったものの、これらのシチュエーションにおいて「このまま付き合っていても、いっしょになることは難しい。彼女の将来に責任が持てない」と思った時に、好きだからこそ、彼女の幸せを願って別れを切り出す男性もいるのです。
彼女の束縛が激しい
彼女には魅力がたくさんあるし、決して嫌いではないにもかかわらず、彼女の束縛が激しすぎていっしょにいることがつらくなってしまう男性もいます。
返信が遅いと追撃LINEを送ったり、毎日の連絡を義務化する程度ならまだかわいいもので、世の中にはスマホをチェックさせるよう迫ったり、異性がいる飲み会であればたとえ会社の集まりでも小言を言う女性までいます。
束縛が激しい女性は、男性に依存しがちな性質を持っています。 同じくらい依存的な男性であれば、ある意味共依存としていっしょにいることができますが、そうでない男性の場合は負担となってしまうことでしょう。
好きだけど別れる男性の心理とは
男性が彼女のことを好きなのにも関わらず別れを選ぶときには、いったいどんな心理状態なのでしょうか。
そこには女性にはわかりにくいものの、ある意味シンプルな男心が潜んでいます。
一言でいうならば、必ずしも女性に非があるというわけではないということです。傷ついてしまいがちな状況だからこそ、冷静に男性心理を分析していきましょう。
好きな気持ちよりもつらさが上回っている
相手の女性に対して好きな気持ちがあるにも関わらず、付き合っていく上でのつらさのほうが上回ってしまう場合、男性は別れを選択するでしょう。
特に、女性側の束縛が強いケースなどは、その最たる例といえるかもしれません。最初こそ「好きでいてくれる証拠だから」と思えたとしても、束縛しやすい女性は、行動を許す限りエスカレートする傾向にあります。
やがて「このつらさがずっと続くのか…」と想像すると気が重くなってしまい、好きなところにも目を向けられなくなってしまうのです。
後に引けなくなる前に別れたい
物理的に会えなくなったり、将来に責任が持てなかったりするケースで働く男性の心理としては「後に引けなくなる前に別れたい」ということが挙げられます。
ある意味、それだけ彼女が魅力的であるということでしょう。
それだけ魅力的でずっといっしょにいたいのであれば、なんとかいっしょにいられるよう障害を乗り越えようとしてもいいものですが、さまざまな事情からそれが難しいこともあります。
傷は浅いうちに終わらせたいという、男性の防衛本能が働いているのでしょう。
他に優先すべきものがある
よく別れの理由で使われる「価値観が違う」という言葉は、すなわり「優先順位が違う」ということです。
たとえば、お互いが仕事人間であったり、束縛を嫌う性質であったりするからこそ、あえて週末婚を選ぶ夫婦がいます。会いたいと思う頻度に関しても、毎日会いたいという人もいれば、1か月に1回で十分という人もいます。
これらの選択は、愛情の大きさには比例しません。あくまでも価値観がそうであるというだけなのです。どんなに相手のことが好きでも、仕事や自分の時間が削られてまでいっしょにいると、苦しくなってしまう人もいるのです。
他の女性といたほうが幸せ
他に好きな女性ができたことで別れを告げられる場合は、残念ながら、彼にとって「自分が幸せになれる相手」が彼女ではなかったということになります。
多くの場合は、彼女との関係にマンネリが訪れている段階で、違う女性が現れるというシチュエーションでしょう。
ここで注目すべきは、なぜマンネリ化したのかということです。表面的な刺激を求めあう関係であれば、当然ながらマンネリは早まります。また、お互いに相手を尊重することをせず、自分が幸せになりたいがために相手を必要としているだけの関係も、気持ちは冷めやすいでしょう。
執着や情だと感じている
特に長く付き合っているカップルに起こりがちですが、相手への好意が、執着や情になってしまっている場合があります。
「ときめき」は恋愛初期のものなので、時間の流れとともに落ち着く傾向にあります。 本来であれば、そこから「愛」をはぐくむことが、関係を長続きさせるポイントになります。
愛は、たとえ相手が何を選択したとしても「あなたが幸せならばそれでいい」と思える状態です。対して執着は「あなただけが幸せになるなんて許せない」という感情が湧いてくるものです。また、情は「あなたがかわいそうだからそばにいてあげないと」という感情といえるでしょう。
かっこ悪い自分でいたくない
経済的理由などをきっかけに、彼女を幸せにできる自信がなくなって別れを切り出す男性に対し、「そんなの気にしなくていいのに」と考える女性も多いのではないでしょうか。
しかし、男性にとって「かっこいい自分でい続けられるかどうか」は、女性が思っている以上に大切なことなのです。
そもそも、男性が女性を好きになるのは、その女性を通して自分に自信が湧き、自分がすばらしい存在だと思えるからです。 女性を見るたびに自分の自信がなくなるようなシチュエーションは、耐えられないのです。
嫌われるのが怖い
彼女との時間を幸せだと感じているからこそ、その幸せが長く続くかどうかに不安を覚えてしまう男性もいます。
「こんなに彼女のことを大好きなのに、付き合いが深くなるほど、いつか彼女は自分のことを嫌いになるかもしれない」「大好きになってから彼女にフラれたら、もう立ち直れない」という思いから、「フラれる前にフる」という行動に出る人もいるのです。
これは、愛着問題を抱えている人に多い傾向です。
中には突然別れを切り出すのではなく、相手に嫌われるような言動を繰り返す人もいます。 これは相手がちょっとやそっとのことで離れないかどうかを、試している行動です。
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