好きな人が既婚者でもあきらめられないときは？
相手が既婚男性だと知りながら、それでもどうしてもあきらめられない場合、より深く自分の心を見つめる必要があります。
なぜ困難な恋愛だとわかっているにもかかわらず、メリットが少ないのに感情が動いてしまうのかという点に着目すると、自分の隠された本心が見えてきます。
彼のどこが好きか
相手が既婚者であるということは、非常に苦しく困難な恋愛になりかねないということ。 それでもあきらめられないのであれば、「なぜ彼のことが好きなのか」をよく考えてみましょう。
なぜ彼に惹かれたのか、ほかの男性ではだめなのか…。 あるいは、彼が既婚者だからこそ好きになったのかなど、自問自答する時間を作るのです。
その理由が分かった途端に、「彼じゃなくても良い」と気がついて次の恋に進めるかもしれません。 あるいは、「やはり彼でないといけない。ほかに代わりはいない」と気がつくかもしれません。
自分のなにを投影しているのか
叶いにくい恋、困難な恋なのにもかかわらずあきらめられないということは、その相手に自分の何かを投影してしまっているという可能性があります。
愛情不足な既婚男性に惹かれる女性は、自分自身がそもそも愛情不足である場合が多くあります。 足りない愛情を埋めようとして、同じく愛情を渇望する男性のことを好きになってしまうのです。
特にプレイボーイ気質の男性が相手の場合は、渇望感を満たしてくれただけかもしれません。
求めるものは手に入るのか
既婚者との恋を選ぶということは、苦しい恋愛になる可能性があるということです。 たとえ付き合うことができたとしても、相手は離婚しないかもしれません。
いつか結婚して家庭を持ちたい、子どもがほしいと思っている女性であれば、そういう男性と時間を過ごすことを冷静に判断したほうが賢明です。
また、結婚願望がない女性だとしても、好きな男性が自分以外の元に帰っていくのを許容できるかどうか…そういったこともしっかり考えてみましょう。
好きな人は既婚者！不倫の恋に向き合うなら
どうしても相手の男性をあきらめきれない場合、不倫という選択肢を選ぶ女性もいることでしょう。
しかし、不倫はリスクがあるうえに、気持ちの面でも非常につらい思いをする確率が高い恋愛です。 時と場合によっては、心がボロボロになって終わることも珍しくありません。
ここでは不倫を検討している女性が、一歩踏み出す前におさえておきたいポイントをまとめました。
気持ちだけが頼り
既婚者との不倫の恋は、自分を肩書きがない存在にするということです。 「彼女」とも名乗れない、「妻」でもない…どんなに愛して支えていても、日向で存在を明かすことができないということ。
そのうえ、周囲にバレたときのリスクは大きく、経済的にも社会的にもダメージを負う可能性があります。
つまり、ただ愛情だけが心の拠り所で、自分と相手の気持ちだけが頼りの関係ということ。 生半可な気持ちでは、かえって傷つくことが多いといえます。
自分が試される
不倫では、自分自身の在り方が大きく試されます。
好きだという気持ちだけで満足しているうちはうまくいく関係でも、不思議なもので、相手を独占したいという気持ちが湧いてしまうと、途端にうまくいかなくなるもの。
自分が幸せになろうとするあまり、相手を困らせるような行動をしてしまうことで、ギクシャクしてしまうのです。
また、苦しい恋になりがちだからこそ、自分がみじめになったり被害者意識を持ったりしないように常に自分を整えていく必要があります。
本当の幸せが何かを考えるきっかけになる
不倫には、世間一般でいう「普通の幸せ」が手に入りにくい側面があります。
表立ってデートに出歩けない、恋人であると名乗れない、結婚や同棲もできない、出産もできない…そんな関係性が長く続けば続くほど、「本当にこれでいいのか？」と自問自答する機会は増えるでしょう。
それでもその男性といっしょにいたいのであれば、そこには「世間一般の幸せ」を超える何かがあるということ。
自分の幸せに対する価値観を見つめなおすきっかけになります。
不幸になるかどうかは本人次第
実は、不倫をしていても幸福感に満たされている女性は存在します。
独身状態に近く、ただ籍が残っているだけ…という既婚男性もいますが、そうでない男性との不倫でも、毎日幸せだと感じて付き合えることはあるのです。
ただし、そこに至るには、自分の幸せの価値観を整理していることが大前提。 肩書きや世間の常識に惑わされず、また妻や家族と比べてみじめになることもなく、離婚してくれない男性を恨むこともない…ただ、愛情でつながっていればいいという状態。
そんな境地にいかなければ、幸福だと感じられることは難しいでしょう。
好きな人が既婚者のときは自分の幸せを考えるチャンス
既婚者との恋愛には、困難がつきもの。 既婚者の男性に対して好きだという気持ちを自覚してしまったら、なぜ好きになったのかを考えることです。
そのうえで、避けて通れないのが「自分の幸せとは何か」ということ。 自分も、相手も、また彼の家族を含めた周囲のひとたちの幸せを願える女性でなければ、既婚者との恋は幸せなものになりません。
既婚者への恋愛感情に気づいたら、それをきっかけに、自分がどうしていきたいのかを考えていきましょう。
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