人は1人では生きられないとは言いますが、生活が便利になった現代社会では、物理的には1人でも生きられるようになりました。
しかし、生活が便利になり、1人でも生きられる世の中になると、逆に自殺者や精神疾患が増加します。
人を最も弱くするのは孤独です。 逆に、人を強くするのは人との繋がりです。
お金や地位や名誉よりも、繋がりが人を勇気づけてくれるでしょう。 なかでも、支えあい、信じ合えるソウルメイトとは、かけがえのない存在です。
しかし、ソウルメイトに出会える人と出会えない人がいます。 ソウルメイトとはどういった特徴を持つのでしょうか。
どのように生きればソウルメイトに出会えるのでしょうか?
ソウルメイトとは?3つの異なる理解
ソウルメイトとは、その問いに対する答えは国や時代によって様々です。 もともとはイギリスで生まれた言葉で、soul(魂)とmate(伴侶、仲間)を組み合わせた造語で、魂が繋がった伴侶或いは仲間という意味です。
やがて時を経て、広い地域に拡散しながら、より深く大きな意味を持つようになります。
現在では、ソウルメイトとは共通の価値観や好みを持つ、気のあった仲間、初対面でも直感的に懐かしさを感じる人、運命の伴侶、特別な恋人、互に精神的な繋がりを感じる大切な人、深い縁を持つ人など、深大な意味を持つようになっています。
ソウルメイトとは前世でもご縁のあった人
ソウルメイトとは、宗教や神智学と結びつけて、神秘的な存在として捉える人が多くいます。
例えば、仏教の概念である輪廻転生を信じる人は、ソウルメイトとは過去世(かこぜ)、今世(こんぜ)、未来世(みらいせ)と、何度生まれ変わっても必ず出会うさだめにある人と考えます。
2人が出会うときの立場や関係性、性別や年齢はそのつど異なりますが、強い縁で結ばれているため、生まれ変わるたびに偶然の出会いや奇跡的な出会いを繰り返すようです。
インドやヨーロッパの神智学では、人類はもともと両性具有の霊的な存在であったという説があります。
そして、ソウルメイトとは、人類が霊的に退化したために、失った片割れと捉えます。 彼らの中では、ソウルメイトとは人が繰り返す転生の中で探し続ける片割れです。
もし、その人が霊的に成長してカルマ(業)をすべて解消すれば、ソウルメイトと融合して根幹に戻れるという考え方です。
このようにソウルメイトとは霊的に進化したときに、その存在に気づきやすくなります。 ソウルメイトに出会うためには魂のレベルを上げる必要があると言われ、そのために必要なのが善行や修行と考えられています。
ソウルメイトとは運命の人
イギリスやアメリカなど西洋文化圏では、ソウルメイトとは最愛にして最良の伴侶として捉えているようです。
ロマンティックで理想主義的な考え方で、多くの若者が幸せをつかむために、ソウルメイトと呼ばれる運命の相手と恋愛して結ばれたいと切望しています。
ソウルメイトとはどこかで自分を待っていて、考え方や望みがぴったりと合っている上に、必要なものとそうでない物に対しても意見が一致している、そんな存在として考えられています。
争う必要もなければ、無駄な衝突も起こらない、まさに唯一無二の相手です。
ソウルメイトとは非現実的な存在
心理学者や教育者は、ソウルメイトとは物語の中だけに存在するフィクションであって、現実的にはありえない存在と考える人が多いようです。
専門家の中には、ソウルメイトという観念が、実際の友人や恋人に対する過度な期待や失望に繋がり、現実的な人間関係に支障をきたすと警鐘を鳴らす人もいます。
現実世界の恋人や友人とは、利害の対立や衝突は避けられないものです。 傷ついたり傷つけられたりしながら、妥協や、折り合いの付け方を学ぶことが、結婚生活や人間関係の構築には不可欠です。
映画や小説のラブストーリーや友情物語の影響を強く受けて、ソウルメイトとの出会いを夢見るあまり、現実世界を受け入れられなくなる。 その結果、2次元など幻想の世界にハマる若者も少なくありません。
ソウルメイトとは?特徴と見分け方
ソウルメイトとは前世からの縁で結ばれた特別な存在で、互いのことをまるで自分のことのように理解しあえると言います。
ソウルメイトと出会うことで、一緒に試練を乗り越えて、互いに魂を高めあうことが可能になります。
そんなソウルメイトとの邂逅、絶対に逃したくないですよね。 それならば、多くの人がソウルメイトと巡りあったときに受けた感覚について、知っておいたほうがいいかもしれません。
初対面なのに懐かしい
多くの人が、ソウルメイトとは初めて会ったはずなのに、なぜかとても懐かしい気持ちになったと語っています。
懐かしく感じるのも不思議はありません。 ソウルメイトとは、過去世で何度も繰り返し出会っているからです。
デジャブとは、実際は1度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象です。
70%の人がデジャブを体験したことがあるといいますが、これも、過去世の記憶の一部が何かのきっかけで蘇っているのかもしれません。
自分をさらけ出せる
ソウルメイトとは、本当の自分をそのままさらけ出せる相手です。 何度も生まれ変わりながら巡り合い、共に困難に立ち向かう過程で、自分の弱さも欠点もさらけだしてつきあってきた相手です。
ソウルメイトの前で自分を偽ったり、警戒して身構えたりする必要はありません。 ソウルメイトとは、素のままの自分を安心してさらけ出せる相手です。
共通点が多い
ソウルメイトとは、ほくろやあざの位置が一緒だったり、誕生日が近かったり、不思議な縁を感じさせる共通点が多いと言います。
まるで、2人が出会ったときに、相手を見逃すことが無いように、わざわざ印をつけたようです。
ソウルメイトとは、魂が同じグループに属した者同士とも言われています。 だからでしょうか、誕生日や星座が同じだったり、生まれた曜日が一緒だったり、ということがよくあるようです。
価値観が似ている
ソウルメイトとは、価値観が非常に近しい存在だといいます。 必要な物、不必要な物が一致しているので、妥協や我慢は要りません。
事細かな説明や言い訳をしなくても、誤解や衝突が少ないと言います。 ソウルメイトとは楽しいと感じること、有意義と思えることも一致しているので、会ってすぐに意気投合できるようです。
一緒にいると、楽しいことが2倍楽しく感じられるのがソウルメイトです。
夢・希望・考えていることが理解できる
ソウルメイトとは夢を語れる相手です。 他の誰かであればバカにするかもしれないような夢でも、その価値や意義を理解して励ましてくれる、ソウルメイトとはそんな存在です。
あなたの力を信じ、くじけそうになった心を励まして、もう1度チャンレンジしようと気持ちを奮い立たせてくれる。ソウルメイトとは、勇気の源のような存在です。
お互いを良い方向に導きあえる
ソウルメイトとは、励ましあい支え合いながら一緒に試練を乗り越えられるような存在です。 共に困難を乗り越えながら高みを目指して成長していける、ソウルメイトとはそのような存在です。
大学受験でお盆も正月も返上して一緒に予備校に通った友人、海外ボランティア研修に参加して挫けそうになったときに建設的なアドバイスをしてくれた先輩。
今はそれぞれの道を歩んでいるけれど、今の自分があるのは彼(彼女)のおかげだと感じられる、ソウルメイトとはそういった存在です。
最後まで味方でいてくれる
ソウルメイトとは、自分がどん底にいるときでも寄り添って味方でいてくれる人です。 不利な出来事が続いて、立場が弱くなると、周りにいるほとんどの人は去っていきます。
人は誰でも幸運に恵まれた人に近寄って、自分も一緒に輝きたいと思うもの。 味方しても得にならないばかりか、損をするかも知れない、そんなときでも以前と変わらずに接してくれる人、ソウルメイトとはそんな存在です。
ピンチの時に現れる
ソウルメイトとは、絶体絶命のときに現れて、ピンチを救ってくれるような人のことです。 なぜ、助けが必要だと分かったのか不思議に感じます。
偶然かもしれません、あるいは運命の人だから目に見えない力に導かれたのかもしれません。
でも、もしかしたら、あなたのことが大切でいつも気にかけているから、共通の友人知人から状況を聞き出して、矢も盾もたまらずに駆けつけてくれたのかもしれませんね。
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