付き合いが長くなり同棲しているカップルにも、別れを考えてしまう場面はたびたび訪れます。 そんなときひとつの手段として、同棲解消つまり別居が挙げられるでしょう。
距離を置くという意味では効果的に感じられるこの方法ですが、果たして一度別居してからの復縁というのは可能なのでしょうか。
今回は、別居からの復縁の可能性と、復縁を成功させるための方法について解説。 復縁にあたって大切な心構えもお伝えします。
別居してから復縁する確率は?
一度いっしょになった男女が別居してから復縁する確率は、約40%といわれています。
ただし、これはあくまでも夫婦における数字。 同棲中というだけで、籍の入っていないカップルであれば、社会的な責任や法律的な縛りがない分もっと確率は下がることでしょう。
基本的には、一度別居してしまうほど関係がこじれてしまった状態から、関係を修復するのは容易なことではありません。 しかし別れていない以上、ただしくプロセスを踏めば、再び関係が戻ることはあります。
別居に至る原因とは
男性から別居したいと伝えられた場合、多くの女性は動揺してしまうのではないでしょうか。 いくら表面的な理由を聞かされても、納得がいかないこともあるでしょう。
ここでは、同棲解消に至る場合の理由を紹介します。 男性心理をただしくおさえ、彼の心の声を聴いていきましょう。
新鮮さがなくなった
同棲するほどいっしょに過ごすカップルに、必ずと言っていいほど訪れるのが「マンネリ化」という危機です。 場合によっては、異性として見られなくなることでセックスレスに陥るなど、深刻な状況を招くことがあります。
なぜそれが起こるかというと、あまりにも距離が近くなりすぎて家族のようになってしまうということ。 そして、新鮮さが失われてしまうことが原因です。
男性は、すべてを知り尽くし、把握できる女性に興味を失います。 女性が新鮮さを維持するには、女性側が日々成長し、新しい一面を見せ続ける必要があるのです。
理想の女性として見られなくなった
男性が恋に落ちるときには、「この人はもしかしたら、自分の理想の女性かもしれない」と思っているかもしれません。 男性は生涯を通して、自分が理想とする女性に巡り合えることを夢見ています。
ところが、付き合いが深くなるほど、相手の本質が見えてくるほど、「実は理想の女性とは違った」と気づいてしまうことが起こります。
正確に言うと、理想の女性としての要素はあるものの、慣れてくるごとに女性もそういった部分が薄れてしまうという状態。
理想の女性でない人といっしょにいることに苦痛を感じてしまい、距離を置こうとするのです。
他の女性のほうが魅力的に感じる
このように、彼女に対して新鮮さを感じられなくなり、なおかつ理想の女性としても見られなくなってしまった男性は、外に関心をむけます。
ただでさえ知り合って間もない女性たちには新鮮さを感じるでしょうし、「どこかに理想の女性がいるかもしれない」という期待も湧いてくることでしょう。
浮気とまでいかずとも、ほかの女性ともっと親しくしたいと思ってしまうのは、本能的にやむを得ないこと。 別れるかどうか悩ましい状態のときに、一度距離を置いてフラットに世の中を見たいという意味で、男性は別居を切り出すことがあります。
ひとりのほうが都合が良い
ほかに気になる女性がいる場合は、当然同棲していると思ったように動くことができません。 また、女性関係のみならず、彼女の性格に何かしらの不満を抱えていたり窮屈さを感じていたりする場合には、同棲を解消したいと思うかもしれません。
これは、どんな理由にせよ要は「彼女といることで都合が悪くなった」からということに尽きます。
普段から別々に暮らしているカップルでも、お互いに不満が生じるのは当然のことですが、同棲しているとなるとなおさら逃げ場がなくなります。 自分にとって都合の良い状況をつくり、リセットしたいと考えるのです。
別居から復縁するきっかけとは
それでは、一度別居したにも関わらず復縁しようと思うのは、どんなきっかけがあったときなのでしょうか。
一か八かの要素が大きい別居ですが、距離をおくことでより円満な関係が構築できたとき、状況は変わります。
ここでは関係を円満にするための別居のメリットについて解説します。
冷静になれる
疑似的な別れを体験し、冷静になることができれば、本当の別れを選ぶ必要はなくなります。
特に、ケンカが続くなどし感情に支配された状態が長く続いていた場合には、ひとりになることで自分の心をクールダウンさせることができるでしょう。
もちろん、これだけでは根本的な解決という意味では足りない部分もあります。 冷静になるだけではなく、ひとりの時間にどれだけお互いが自分自身を見つめなおすかも復縁には重要な要素です。
相手の存在の大きさに気づく
それまでふたりでいる時間が長いと、相手への不満にばかり目が行きやすくなります。 ところがひとりになると、相手の存在がいかに大きく、どれだけ助けられていたかに気がつくことでしょう。
もちろん、家事や経済面などに関してもそうですが、そういった代わりが利く部分ではなく、どちらかというと精神的な面での支えをどれだけ感じられるかが復縁のカギとなります。
ポイントは、どれだけ自分の内側から感謝が湧いてくるかということ。 相手の存在に対し「いっしょにいたくていさせてもらってきた」と思えたら、この先もうまくいきます。
冷静に本音を話し合えるようになる
いつもいっしょにいると、どうしても感情的になってしまい、話し合いさえできなくなってしまうことも。
しかし別居することで一度冷静になることにより、何か話したいことがあるときにはしっかりと本音を語りあえるようになるカップルもいます。
付き合いの長さに限らず、本音で思ったことを語り合えないカップルは心のつながりが希薄。 むしろ、たとえ結婚しても埋まらない溝ができてしまいます。
本音で語り合い、受けとめ合えるカップルは長続きすること間違いなし。 お互いにとって唯一無二のかけがえのない存在となっていくことでしょう。
適切な頻度に会うようになる
結婚してから夫婦のあいだでよく常識とされているのが「夫婦は常にいっしょにいる」というもの。 最近では別居婚も受け入れられ始めていますが、いまだに、どんなにケンカが絶えなくても「いっしょにいなければいけない」と思い込んでいる夫婦も少なくありません。
同棲カップルにも同じようなことがいえます。
しかし、こういった思い込みは実は不要なもの。 お互いが仲睦まじく、オープンにしあえる関係であれば、いっしょに過ごす時間に決まりはありません。 会う時間が減ったからこそ、お互いに感謝を湧かせられることもあるのです。
復縁に効果的な別居の期間とは
別居といっても、やみくもにするのではなくある程度の期間を決めておくのが理想的。 もちろん、イレギュラーが発生する場合はあるでしょうが、自分たちの状態から最適な別居の期間を探り、関係を修復するため効果的に活用していきましょう。
頭を冷やすなら数か月
感情的になった頭を冷やすだけなら、別居は長くて3か月~半年程度見ていれば良いと言えるでしょう。
特に同棲している家を解約する必要もなく、どちらかが実家に戻るなどして、少し様子を見るような形です。
もしもときどき感情的になることで関係がうまくいかないと感じ、数か月別居したことで関係が回復することがわかったら、日常的にインターバルを設けるのが良いかもしれません。 月に一度は別々に過ごす、数か月に一度は実家に帰るなど、物理的に工夫してみましょう。
1~3年は覚悟する
もしもっと本格的に関係を見つめなおしたいなら、同棲解消後は1~3年ほどかけてじっくりお互いの課題に向き合うつもりでいましょう。
結婚している夫婦であればこのあと関係が戻ることもありますが、同棲カップルの場合はこの時点でそのまま終わってしまうことも少なくありません。
しかし、逆に別々に過ごすことで良い関係を築けるとわかれば、離れて暮らしながら仲良く過ごすという選択肢も生まれるはず。 ふたりにとってのベストな関係を探していきましょう。
4年以上は修復不可能な場合が多い
たとえ籍が入っている夫婦であっても、4年以上別居してしまうと関係の修復は難しいといわれています。
同棲カップルにおいても、別居してしばらくたっても関係自体が良好にならない場合は、過ごす時間以上に見つめなければいけない問題があるということ。
そこを解消できない限りは、関係の修復は難しいといえるでしょう。
ほかに好きな女性ができると難しい
別居期間中に、男性にとって好きな女性がほかにできてしまうと、その後の関係修復は難しいと言えます。
そもそも別居に至った原因として、男性側が女性に飽きを感じてしまっていた場合には、当然ながらほかの女性に目移りする可能性は高まるでしょう。
かといって、浮気を防止するために束縛が激しくなるような女性であればあるほど、男性は自由を求めてほかの女性に心を奪われてしまいます。 その状態で復縁をねらうのであれば、彼の気持ちが落ち着くころを見計らうしかありません。
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