ある日突然、大好きな彼に振られてしまったら…生きていく気力も持てなくなるくらい落ち込むこともあるでしょう。 失恋した時には深い心の傷を負って、自分のことを責めたり、相手のことを恨んだりすることも珍しいことではありません。
今回は、ごく一般的に女性が男性に振られた場合の理由を解説。 そのうえで、失恋から立ち直るための考え方や具体的な方法、さらにあきらめず復縁を目指すための方法も解説します。
彼氏に振られた理由とは
恋愛のシチュエーションはさまざま。 振られるにもいろいろな理由があります。
しかし、実はその理由はある程度大きく分けることが可能。 ここでは、男性が女性に別れを切り出すときの理由を、大まかに説明します。 複合的な要素が絡んでいることもありますが、まずは自分がどのケースだったのかを確認していきましょう。
新鮮さがなくなりマンネリ化した
男性は本能的に、次々と獲物を追いかける生き物。 女性に対しても新鮮さを求め、刺激が足りなくなるとマンネリ化を感じてしまいます。
これはいわば、「飽きた」という状態。
ひとりの女性に新鮮さを感じ続けることは、なかなか難しいこと。 不可能ではありませんが、女性側の努力が必要不可欠となります。
常に進化し成長し続けることで、いつも男性に新しい側面を見せられる女性であれば、新鮮さを維持することができます。
そうでなければ、やがて男性は他の女性を追いかけようとしてしまうでしょう。
理想の女性像とかけ離れていた
男性には誰しも「好みのタイプ」すなわち「理想の女性像」があります。
恋をするかどうかは、この「理想の女性像」と相手がどれだけ一致しているかによります。
つまり、付き合う段階では「もしかしたらこの女性は自分の理想にぴったりハマるかも?」と思っているということ。 それがいざ付き合ってみて「思っていた女性じゃなかった」と感じるとがっかりしてしまうのです。
この場合の理想の女性像とは、特に内面的な部分を指します。 癒されたい、認められたい、自分がカッコ良いと感じたい…そんな男心を満たしてくれる女性であることを期待しているのです。
他の女性を好きになった
このように、新鮮さを感じられなくなってマンネリ化し、さらに理想の女性像ともかけ離れているとなると、当然彼女への関心は薄れます。
その状態で、新鮮な魅力に溢れた出逢ったばかりの女性が、理想の女性像に近ければ、恋をしてしまうのは仕方がないこと。
新しく登場した女性のほうが優れているということではなく、もともとの男女間がうまくいっていないからこそ起こることです。
浮気で留まらず別れまで切り出すということは、残念ながら彼女に対して女性としての魅力を感じられなくなってしまったということです。
一緒にいることが都合悪くなった
好きな女性ができたときはもちろんですが、どんな理由であっても、突きつめると「彼女と一緒にいることが都合悪いと感じるようになった」のが、男性が別れを切り出す根本の理由です。
これは、たとえば過剰な束縛に耐えられなくなったとか、自分を尊重してくれないと感じるようになった、ひどい発言をされるようになったなども含みます。
「いっしょにいても心地良くいられなくなった」ことも、都合が悪くなったことのひとつだからです。
言い方を変えると、彼都合で別れを切り出すだけなので、女性には何の落ち度もないこともあります。
彼氏に振られて落ち込む女性心理
世の中には、彼氏に振られようとも、恋がうまくいかなくとも、あまり深く落ち込まない女性もいます。 あるいは、ものすごく落ち込んでも一瞬で立ち直る女性も。 逆に、いつまでたっても落ち込みから回復できずにいる女性には、いったいどんな心理が働いているのでしょうか。
執着が強くなっている
彼氏に振られたことで、彼氏に対して恨みがましい気持ちを持ったり、怒りを感じたりする人は、愛情ではなく執着が強くなっている状態といえます。
執着とは、いわば「彼ひとりで幸せになるなんて許せない」と思っている状態。 また、見返りを求めている状態でもあります。
本来の愛情とは、自分に見返りがなくても、また彼が何を選んでもそれを応援できる心の状態のこと。 相手の幸せを心から願い、そこにふたりがいっしょにいる選択肢がないのであれば、別れさえも受け入れられる状態です。
自己否定してしまっている
依存的な気持ちが強い女性に多いのが、自分で自分の価値を信じられていないということ。
自信のなさを埋めるため、他人からの評価を得ようとします。 恋人はその最たるもの。 彼から特別に好かれることで、自分に価値があると思いたいのです。
そのため、その彼から振られてしまうと、自分の価値を否定されたように感じてしまいます。
別れを切り出したのは、あくまで彼の都合。 なのに、ただ相手の都合が悪くなっただけとは思えず、自分は価値がない人間なのだと自己否定してしまうのです。
素直な気持ちを伝えられていない
破局したときに後悔する女性の多くは、その恋を全力でやりきれなかったと感じています。
特に、別れ際に表面的な感情しか伝えられず、根底の素直な気持ちを伝えられていない場合は、後を引きずる原因になります。
表面的な感情とは、たとえば「わたしはこんなに尽くしてきたのに」という怒りや、「こんなにわたしはあなたのことが好きなのに」という悲しみ。
そうではなく、「どれだけあなたのことが好きか」という根本の純粋な気持ちを伝えきっておくと、別れを切り出されたときも後悔は減ります。
もうときめきを味わえないと思っている
恋に落ちた瞬間は、言い表せないほどのときめきがあることでしょう。
それはさながら、この世の全てがバラ色に見えている状態。 素敵な彼から愛されている自分が、とてつもなく素晴らしい存在に感じられるからこそです。
彼に振られるということは、そのときめきを味わえなくなるということ。
冷静に考えると、また次に恋をすれば同じようなときめきは味わえるのですが、失恋直後にはなかなかそう考えられません。
ときめきは自分を素晴らしく感じさせるもの。 彼がいなくなったら、自分を素晴らしく感じさせてくれる存在がいなくなってしまうと思ってしまうのです。
振られたことから立ち直る方法
しばらくたっても落ち込みから抜けられず終わった恋を引きずるようでは、公私ともに影響が出てしまうことでしょう。 落ち込みやすい人や考え込みやすい人は、いち早く立ち直る方法を実践していく必要があります。 ここでは、振られたことから立ち直るための具体的な方法をいくつか紹介します。
素直な思いを伝える
もし、彼に素直な気持ちを伝えきれずに終わってしまい後悔が残っているのであれば、自分のために、彼に思っていることを素直に伝えましょう。
一方的なLINEなどでも構いません。
ポイントは「根本の純粋な気持ち」にフォーカスすることです。
どれだけあなたを好きだったか、どれだけ幸せだったか。 もしくは、何が悲しくて悔しいと感じているのか。
恨み言や責める言葉ではなく、最後は感謝で終われたらベストです。
もちろん、大好きだった彼とのお別れをより美しいものにすることも大切なことですが、まずは自分の気持ちを伝え切ることで、自分を大切にする感覚を持ちましょう。
次のステージに向かうための別れだと考える
カップルは、基本的に同じ波動で引き寄せ合うもの。 これはつまり、似たもの同士がいっしょになるということでもあります。
そのため、お互いの生き方や考え方にズレが出てしまうと、どうしてもいっしょにいて違和感が出るのは当たり前のこと。
別れは、これまでいっしょにいた彼とはステージが変わったのだととらえてみましょう。
このステージとは、どちらが良い悪いとか上か下かではありません。 別れることで、自分にふさわしいステージが拓けてくることでしょう。
次の恋愛は、そのときの自分にベストな相手と巡り会うはずです。
お互いにとってベストな選択だと考える
愛情に基づいて考えたとき、たとえふたりが別々の道を歩んでも、お互いが幸せであればそれがベストだといえます。
もし、自分が彼を他の誰よりもいちばん幸せにできると思えるのならば、あきらめる必要はありません。
しかし、自分といることで彼が幸せだと感じられないのならば、それはとても悲しいこと。 また、その状態で彼をつなぎとめるのは自分にとっても嬉しいことではないでしょう。
お互いの幸せを考えたとき、別れたほうがお互いにとってベストだったのだと考えてみましょう。
自分を癒す時間をつくる
別れた直後は、どうしても悲しみに打ちひしがれてしまうもの。 ときに深く傷つき、体の不調さえも起こるでしょう。
そんなときは、とことん自分を癒すことに徹しましょう。
次の恋へ進むにしても、自信がなく低いエネルギーのまま動いては、良い出会いを引き寄せません。 そればかりか何をやってもうまくいかず、余計に落ち込んでしまいます。
まずはゆっくり休むこと。 リフレッシュする時間をつくり、彼から振られたことと自分の価値は関係がないと認識すること。 そして、彼がいなくても自分には揺らがない価値があることをしっかり自覚しましょう。
自分のことに集中する
じっとしていると彼のことばかり考えてしまってつらいのならば、そんな暇もないほど忙しくするのが良いでしょう。
仕事でも趣味でも構わないので、とにかく何かに打ち込むこと。 また、十分に自分を癒した上で、次の出会いに備えて自分磨きを積極的に行いましょう。
このとき、自信がないままでこれらの行動を行うと、かえって「自分はダメな人間だから、もっと良くならなくては」という思い込みが強くなり、根強いコンプレックスを抱えてしまうことになりかねません。 それだと心の平穏は訪れません。
なので、先に自分を癒すことが優先です。
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