昨今は生き方の多様化により、結婚をしても子供はいらない、二人で生きていくと決断されるケースも少なくありません。
ですが、実際は世間や現実が「子供はいらない」という選択肢を許さず、二人で思い悩む日々であることが伺えます。
もっとも決めるのは二人、ここで子どもがいないメリットのご紹介や、決断の後押しをしますので、二人だけの幸せを勝ち取りましょう。
「結婚しても子どもはいらない」と決める前に
始めに、結婚しても子どもはいらないと決める前に、あなたが熟考すべきことを説明させていただきます。 子供を欲しくないと思うのは自由なんですけど、それは安易に決めるものじゃなくてしっかりと熟考していく必要があるんです。
そして熟考するにも、何を熟考すればいいのかを把握しなければなりません。
親になる選択の有無を考える
何を差し置いても、まず初めにしっかりと考えなければならないのは、親になるかどうかは二人に選択権があるという部分です。
子どもという存在は「必然」ではなく「選択」…つまり、親の判断で子を設けるかどうかを選べるということです。
ですが、結婚すれば子を設けなければならないという通念がある、そして通念により子を設けることが常識と思い込んでしまう節があるかもしれません。 そのため、意識が「結婚=子供」が前提となっているので、色眼鏡ごしで子供について考えてしまいがちです。
「選択」を掲げていれば、よけいな前提を取り払えますので、子供が必要かどうかの判断をより正確に、より公平に行えるでしょう。
環境や社会を見渡してみる
考えなければならないと言うより、どちらかと言えば「行動」になりますが、環境や社会を見渡してみることは非常に重要といえるでしょう。
子どもを育てられる環境なのか、また子どもを育てるにあたり障害のない社会なのかを、自分の目で見て判断するということです。
昨今はちょっと生きにくい世の中、実際自分たちが子どもを育てられるかを確認するのは、二人だけでなく子どものためにも必要となるでしょう。
その上で子どもはいらない、欲しくないという結論に至ったのなら、将来的な後悔などの可能性を引き下げられると言えます。
自分の生き方を考える
子どもが関わると、何より第一に子どもを考えがちですが、そうじゃなく「自分の生き方」から考えてみましょう。
まず最初に自分の生き方を考えることで、その過程において子どもが介入する余地があるかどうかの判断ができるようになるんです。
生き方を考えた末に子どもがいらないのであれば、きっとあなたの人生には子どもが必要ない、また今の判断が正しいということになります。
産んでから後悔するなんて、あなたも子どもも不幸になることから、生き方を熟考するのは必須と言えるでしょう。
子どもを持つ現実について考える
実際に子どもを持ったあなた…今からでも頭に思い浮かべてみましょう。 ひとつの命を授かり育てていくあなたを客観的に見て、実際に「大丈夫」とは思えなかったんじゃないでしょうか。
つまりシミュレーションなんですけど、イメトレという言葉あることから意外とバカにできませんよ。 子どもを設けるという事実は、あなたが思うよりももっと真剣に考えていかなければならないものなんです。
真剣に、考えに考え抜いて、それでも子どもが欲しくないと判断するなら、それはきっと「イメージ通り」なんだと考えていいでしょう。
結婚しても子どもはいらないその理由
ここでは結婚しても、子どもがいらない人のその理由として考えられるものをいくつかご紹介します。 マイノリティとして扱われる子供が欲しくない夫婦にとって、同じ意見や理由があるのは心強いですよね。
それに、どうしてその理由に至ったのかの心理も分かりますので、共感できるところは多いでしょう。
金銭的な余裕がない
結婚したところで子供はいらない…その理由として最たるものは、やはり「金銭的な余裕がないから」となるでしょう。
昨今の社会情勢は悪化の一途、さらに新型コロナウイルスの影響もあり、雇用はもちろん収入も減っていく一方です。
さらに日本は世界でも上位の重税国ですので、可処分所得で一人、または二人で暮らしていくのが精いっぱいというケースも少なくありません。
となると、とても子供を産み育てていくなんてできないと考えてしまうんじゃないでしょうか。 今の世の中、「まともな人は子供を作らない」という意見を持つ人が少なくありませんし、それだけ追い詰められているということです。
子どもを育てられる自信がない
子供がいらないと思う背景には、自分自身が子を産み育てていく自信がないという場合も少なくありません。 人一人の人生を背負うなんて、そんな大それたことはできない、一人で生きていくだけで必死という考えもあるんですよね。
何せ子供は、生まれたばかりは無防備な赤ちゃん、幼児は1秒先の行動も読めない、思春期で考えていることが分からないなど、大変極まりありません。
世間は親になることを考えられない人を指し、アダルトチルドレンと揶揄することがありますが、それは違います。
それどころか子供を産み、育てていくリアルを、しっかりと理解しているからこそできる判断なんじゃないでしょうか。
自分の両親を見てきた結果
子供がほしいと思えない心理に至ったのは、自分自身が育ってきた環境、両親を見てきた結果であることも多いでしょう。 両親同士や両親との関係が悪かった、また家庭に良いイメージがないなどがあるんじゃないでしょうか。
だから親になることに否定的、子供が不幸になると、自分自身に照らし合わせて考えたんでしょうね。 「自分が変わればいい」と周囲は無責任なことを言うことがありますけど、実際結婚して子供を設けて両親と同じようなことをしないという保証はありません。
それに子供不要の結論であるものの、その背景には子供を不幸にしたくないという背景があり、むしろきちんと客観視して導き出した「優しい」結論と言えるでしょう。
自分の人生を楽しみたい
単純に自分の人生は自分のもの、自分の人生を楽しみたいから子供がいらないと考えることもあるでしょう。 子供が生まれれば、自分の人生の大半は子供に費やすことになり、そこに自分の人生はないと考える人も多いんじゃないでしょうか。
成人になるまでは、子供主体で何もかもをしなければならないので、決して「自分の人生」とは言えませんよね。 子育てが生きがい、子供が自分の人生と言える人はいいんですけど、皆が皆そうではないんです。
自分の生き方を最初に考えて、子供よりも自分の人生を謳歌することを選択したということですね。 この考えを責め立てる人も少なくありませんが、その人の人生を他人がとやかく言う権利なんてありません。
子どもを好きになれない
中には、子供そのものを好きになれない、むしろ嫌いだから子供はいらないと考える人もいます。
でもこれ、周囲は「女性なんだから」とか「母性が生まれる」なんて言う場合もあるんじゃないでしょうか。 ですが子供の好き嫌いに女性も母性も関係なく、はっきり言って余計なお世話でしかありません。
それどころか、自分は子供が好きじゃないから、産んで後悔するよりも産まないという選択をしたことが聡明と言えます。
常識や通念に囚われてしまうと、「子供は好きじゃないけど、産まなきゃいけないから産もう」と、とんでもない過ちを犯してしまいます。
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