結婚後「子どもはいらない」が通用しない世間
ここでは、結婚後に「子どもはいらない」と言ったところで通用しない世間について、実情を解説します。 全部じゃありませんけど、世間は「結婚=子ども」である風潮が強く、子どもを欲しくないという考えをおかしいとすら思っている場合があるんです。
ショックとは思いますが、事前知識を備えれば冷静に対応できるでしょう。
「子どもはいらない」と言いにくい
実のところ、公に「子どもはいらない」とは言いにくいですよね。 世間では不妊治療が多い、「結婚=子ども」が常識、自分の両親世代は子どもを産むのがステータスなどで、なかなか声を大きくできないのが実情なんです。
もしそのようなことを公に言ってしまえば、たちまち批判にさらされてしまうのが目に見えています。 昨今は生き方の多様化で、少しは意図的な子なし夫婦に理解を示してくれるケースもありますが、まだまだと言ったところですね。
暗に伝えようとするための意思表示も難しく、かなりの熟考を強いられるのが今の日本だと言えます。
自然の摂理に反するという風潮
世間的には、子どもを自分の判断で必要としないのは、自然の摂理に反するというおかしな意見も少なくありません。
つまり、「女性なんだから子どもを産んで当然」、「子どもを産まなきゃ女性じゃない」など、極めて無礼な言い方をするなんてケースも。
ですが実際、一定数そのような輩がいるのも事実で、しかも相手が実の両親だったということもよくあることです。 だから大きな声では言えない、あくまで心の中だけで子どもがいらないと考える…なんとも窮屈な世の中です。
子どもがいない=責任を負いたくない
世間は子どもがいない夫婦を、安易に「責任を負いたくないタイプ」と考えることが少なくありません。
子どもを産み育てるのは、きちんと責任を果たそうとする、背負うものを自ら作っているなど、美学めいた考えをする者も多いんですよね。
さらに日本は、少数派は受け入れられず多数派に賛同する傾向があることから、「結婚=子ども」の風潮が強い国内では自然とそんな声が大きくなります。
よって、子どもがいらないと安易に口にすることができないのが実情で、特に定職に就く女性が委縮してしまう、またそんな声の被害に遭ってしまいがちです。
大多数をはねのける意志が必要
世間や現実は、二人に子なし夫婦であることを否定する何かをぶつけられることになりますが、そんなものをはねのける意志が求められます。
世間の多数派は、どうしてもこれまでの常識や通念に囚われがちですので、こちらが何を言っても自分が正義と信じて疑わない場合もあるんですよね。 だから文字通り「言っても無駄」な場合も多く、そうなるとこちらが自衛するしかなくなるんです。
そのための意志で、「自分たちはこういう夫婦」という気持ちを、堅固にしておくことが重要になるでしょう。 ちょっとこちらが譲る形になりますけど、子どもが「いらない」「欲しくない」じゃなくて、「できない」と嘘をつく、またはマイルドな表現をしてもいいかもしれません。
子どものいらない結婚に訪れるメリット
子どもがいらない二人の結婚には、いくつかのメリットが自然に訪れます。
ここではそのメリットをご紹介しますので、十全に得られるよう先立って理解しておきましょう。 先に知っておくことで、二人がメリットを目指して行動しやすくなります。
何をするにしても自由
子どもを設けなければ、何をするにしても自由です。 お金も時間も自分たちを優先…と言うより、自分たちだけしかいないんですからすべて自分のものです。
子どもに縛られることなく、何もかもを自由に使える、自由にできますので、解放感という面ではメリットとして抜きん出ています。
どこかに旅行に行きたい、大きな買い物をしたいなども、気がかりがないので二人の判断も容易にできるでしょう。
特にお金は、子どもを成人まで育てるにあたり必要とする金額を考慮すると、極めて大きなメリットとなります。
愛情を夫だけに注げる
家庭を持つなら愛情を注ぐ対象がいますが、そのすべてを夫だけに注ぐことができるでしょう。 子どもがいる場合は、「子どもの人数+夫÷愛情」となるので、分割となってしまいますよね。
下手をすると、夫を完全に放置してしまい子どもだけに必死…つまり、夫がATM化してしまうことだってあるんです。
それにより愛情不足を感じた夫が、不倫をしてしまうなんて…子どものいる家庭でもよくある話なんじゃないでしょうか。
しかし愛情を思い切り夫に注げるなら、夫が不倫をする可能性は当然減るでしょうし、いつまでも仲睦まじく二人で人生を歩むことができるでしょう。
手間の掛かる人間関係を作らなくていい
女性が特にメリットを感じやすいところで、子どもがいないことで「よけいな人間関係が一切ない」が挙げられます。
子どもがいる場合、ママ友や自治会(これは夫婦だけでもありえる)、PTAなど何かとめんどくさい付き合いがありますよね。
別に友達でもない、義理に近い付き合いなのに、いろいろとやりとりをして神経をすり減らすなんてあるあるなんです。
でも二人きりであればそれらの強要もなく、自由気ままに過ごせますのでストレスもありません。 長い人生なんですから、できるだけストレスなく生きるのは、人生を楽しむために非常に有用なんです。
責任のある仕事ができる
子どもがいない…つまり、「仕事に打ち込める」ということです。 急な子どもの病気、用件など、世間の働くママさんは何かと早退や、まるまる1日休むなんてザラです。
そのため責任のある仕事ができず、やることと言えば小間使いばかり…仕事をバリバリやりたい女性からすると、やっていられませんよね。
ですが子どもがいないのなら、仕事上で自分を縛るものは何もありませんので、しっかりと打ち込めますし責任のある仕事も可能です。
結果、それなり以上のポストに就くこともできますので、仕事面では本当に有意義な人生を送れると言えるでしょう。
子どものいらない結婚に訪れるデメリット
もちろん子どもがいることによるメリット…つまり、あなたにとってはデメリットになることも少なくありません。
ここでは、子どもがいらない結婚に訪れるデメリットをご紹介しますので、現実もしっかりと直視しておきましょう。 子なしのメリットとデメリットを総合的に捉え天秤にかけ、メリットが上回れば問題なしです。
周囲が妊娠または出産の際につらい
子どもが自分たちの下にいないと、実際周囲の妊娠や出産、子連れを目の当たりにしたとき、辛い気持ちになることもあります。 二人はよくよく考えた末に子なしを選んだのでしょうけど、目に映ると案外落ち込んでしまうことも。
完璧に割り切っている人なら問題はありませんが、比較しやすいタイプだと飲み込めない可能性があるんです。 ですので、もし二人の決心が揺らいでしまったのであれば、取り返しのつく年齢であれば子どもを設けることも視野に入れてもいいでしょう。
まったくそうは思わない、そもそも誰かの妊娠、出産を目にするのはデメリットじゃないと感じられるなら、二人はきっと今を貫き通せます。
介護問題
切実な問題なんですけど、子どもがいないことで老後が不安、老後は二人で何とかしなければならないという現実を直視しなければなりません。
もし子どもがいるなら、将来自分たちが年老いたときに面倒を見てくれる期待ができますが、子どもがいなければその権利もないわけです。
もっとも昨今は、必ずしも子どもが老後の面倒を見てくれるわけじゃありませんし、実際子どもがいても二人で何とかしている夫婦なんてザラです。
今から貯蓄はしっかり、自宅もバリアフリー化などの対策をして、「二人でも老後は万全!」な状態にしておくことが必要になります。
周囲から受けるハラスメント
これもまた切実な問題、そして世間のリアルを目の当たりにすることになりますが、周囲のハラスメントも大きなデメリットになります。
つまり「早く子どもを作れ」とか、「いつまでも遊んでいてはいけない」などの、非常に不快な「よけいなお世話」となります。 実のところ、子なし夫婦の最大のデメリットと言えるんじゃないでしょうか。
このような発言をしたのが職場の上司、義理の両親となると口答えもできませんし、大きなストレスになるのは目に見えています。 挙句の果てに、「結婚する意味あったの?」なんて…その口を縫ってあげたいくらいですね。
取り返しのつかない年齢で子どもをほしいと思う
今は子どもはいらないという選択肢をしたものの、将来子どもを産めない年齢になってから子どもが欲しいと思うこともあります。
人間、生来あった選択肢がなくなるとそれが欲しくなる…つまり「ないものねだり」をしてしまうことがあるんですよね。
これについては、普段から子どもがいらないという考えを確立し続ける、または二人で定期的に話し合うことで回避できるでしょう。
よくよく話し合うことで、もっと考え方や方針が定まりますので、子供のいない人生を後悔するような結果にはならないでしょう。 安易な選択をしてしまい、「やっぱり子供いらなかった」とだけはならないようにしてくださいね。
夫が不倫をする可能性が高まる
子どものいない家庭は、自然と夫が不倫をしやすくなる環境が作られてしまいます。 男性は自由な生き方、考え方をする傾向があるものの、本来は結婚して子どもができて少しずつ親としての自覚が生まれます。
ですがこの場合は子供がいない状態なので、夫の成長はあくまで年齢に依存することになり、なかなか「家庭を持っている」自覚を持ちにくいんですよね。
だから不倫のハードルが低く、ちょっとチャンスがあれば女性に手を出してしまうこともあるんです。 もっとも、子供がおらず夫に100%愛情を注げる状態ですので、存分に愛情を注いであげればきっと大丈夫でしょう。
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