本書では、上座に目上の人を通すのは常識だが、もし上司が足腰の調子が悪く、手前の席のほうがいいという状況なら、上座に案内するよりも下座であった方が出入りがラクなので良いだろう、ということが書かれていました。
確かにそのとおりですね。
それに付け加え、私がいつも思うことですが、目上の方を上座に案内するという意識より、自分が下座に行くという意識のほうが行動が優雅でマナーが身についている印象を受けます。
わざわざ「あちらへどうぞ」というのではなく、それとなく誘導する姿勢が重要なのではないでしょうか。
3♡気の利く一言を添えられるようにする
"相手の心を和ませたいという積極性がある人は、信頼に値する女性だと思われる可能性が高いのです。"
なるほど、確かに私が学生時代にアルバイトをしていた居酒屋は下町の商店街にありましたが、とても人気で地域に注目される有名なお店でした。
その本店の女将さんは、常連さんに自然とビールをつぎながら
「今日はお暑かったでしょう。この間の出張はどうでした?一昨日もそろそろいらっしゃる頃だと思ってキリンの瓶ビールを用意していて、あなたがいらっしゃらないのをすっかり忘れてたのよ」
なんて話しかけていたのを覚えています。
だからこそ、まわりのお客さんも常連になるし従業員にも慕われる。
一言でおさまりきってはいませんが、確かにそういう言葉が言えるのってすごいなあと思ったものです。
そういう小さな積み重ねで信頼を得ていくのが、選ばれる女性なんだなというのを本書を読んで改めて実感しました。
さて、続いて後編に参りましょう♪
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