最低な彼氏なのに別れられない女性の心理
周りからも最低な彼氏だと言われ、自分でもそう思っているにもかかわらず、なぜかどうしても別れられずに悩んでしまう女性もいます。
理屈では別れたほうがいいと思っているけれど、気持ちではどうしても惹かれてしまう…そんな複雑な女心は、なぜ生じるのでしょうか。
自分の存在意義を感じる
最低な彼氏とわかっているのに別れられない女性は、そもそも自信がなく、普段から自分の存在意義を感じられていない傾向にあります。
彼氏が途切れない女性や、自分が好きではなくても好きだと言い寄られると付き合ってしまう女性がこのタイプといえます。
そのため、最低だと思っていても、頼られることやかまってもらえることに「自分を必要としてくれている」という価値を感じてしまいます。
たとえモラハラされて理不尽に別れると言い出されても、「この人を失ったら自分の居場所がなくなる」と必死に止めてしまいます。
母性本能がくすぐられる
いわゆる母性的な女性も、ついつい最低な彼氏にハマってしまいがち。
こういう女性は、男性がダメ男であればあるほど「わたしがいないとダメね」と感じて、燃えてしまいます。 気がつけばあれやこれやと世話を焼き、面倒を見ていることも。
実はこれは、本人が甘えたい女性であることも一因。 誰かに必要とされたい気持ちが、男性を甘やかすという形で表現されているのです。
不幸な気持ちを一切持たずに、尽くすことを喜びに感じていられるのならばそれでも良いでしょう。 しかしそうでない場合は、本当に相手のことを思うということがどういう行動なのかをよく考えてみる必要があります。
魅力的な人が多い
なぜか最低と言われる男性ほど、一見魅力的な男性が多い傾向にあります。
口が達者なことや、モテ慣れていて口説き上手なこともその理由。
また、特にモラハラ系のこういった男性は支配欲が強い傾向もあります。 支配欲が強い男性は、なにかとほかの欲も強いので、事実として野心があり仕事ができる傾向も。
本当に口だけの男性もいますが、中にはビジネスパーソンとしては優秀でありながら、彼女などの身内にだけは違った一面を見せる男性もいるのです。
なお、外からは評価されている人間だけに、なかなか周りに彼との関係を相談できずに悩む女性も多いので、ひとりでふさぎこまないような注意が必要です。
振り回される方が落ち着く
いわゆる「不幸体質」が染み付いてしまっている女性は、「最低」と言われる彼氏からなかなか抜け出せません。
これはつまり、振り回されるのが嫌だと言いつつも、振り回される方が落ち着く傾向にあるということ。
逆に、精神的に安定したパートナーや、自分に奉仕の精神があるパートナーとの恋愛では刺激を感じられず、それどころか「わたしが幸せでいるなんておかしい」と不安になってしまうのです。
これは幼いころから、親との関係で苦労してきた女性にありがちな性質なので、本人も自覚がないまま抱えている問題。 やたらと不安症で、なにかしらの不安が尽きない女性は、この傾向があります。
最低な彼氏を忘れられないのはなぜ?
最低な彼氏に振り回されて、やっとの思いで別れたにも関わらず、どうしても彼のことが忘れられない…という女性もいるのではないでしょうか。
あるいは、「あんな最低な彼氏、別れて正解だよ」だと周りから言われているのに、彼からフラれて以来ずっと未練が残って傷心状態の女性もいるかもしれません。
なぜ最低な彼氏だと自覚があるのに、ひきずってしまうのでしょうか。
同じくらいのときめきが訪れないと思っている
最低な彼氏には魅力的な男性も多くいますし、振り回されるからこそ刺激的な恋愛に発展したという経験もあるでしょう。
恋にときめいている瞬間は、「こんな素敵な人に愛されている素晴らしい体験」に夢中になっています。
そのときの高揚感が忘れられず、同じくらいのときめきが訪れることを信じられていないからこそ、「このときめきはあの人でしか体験できない」と思い込んでいるのです。
自己表現できなかったから
最低な彼氏に振り回される女性は、大抵の場合、相手の顔色をうかがっています。
これはどうすれば彼に愛されるのか、どうしたら彼の機嫌を損ねずに済むのかをずっと考えている状態。
それでは当然ながら、自分の意思を伝えることもなく、言いたいことも言えません。 自分の言いたいことを言ったら嫌われると思いこんでいるからです。
別れた彼氏を忘れられない場合の多くは、自己表現ができなかった後悔があとをひいています。 伝えたいことを伝えきれなかった後悔が、執着に変わってしまうのです。
彼の存在で自分の価値を決めている
最低な彼氏にハマる女性は、頼られることで自分の存在意義を感じています。
「こんな男性に頼りにされる自分は、価値のある存在だ」と信じたいのです。
別れたあとも彼のことが忘れられないのは、彼と過ごした時間で自分の価値を強く感じられたから。 たとえ最低な彼氏だとしても、その彼が自分へ居場所を与えてくれたと思っています。
別れたあとにひとりになってしまうと、心の拠りどころがなくなってしまうため、自分がまるで価値のない人間になってしまったかのように錯覚してしまうのです。
最低な彼氏とばかり付き合ってしまう理由
一度最低な彼氏と別れても、またしても付き合う男性が似たような人…という女性は案外多いもの。 こういった女性は「ダメ男ホイホイ」のように、次から次へと最低な彼氏を惹きつけ、自分も惹かれてしまいます。
それなりに傷つき、「次こそは良い恋愛をしたい!」と思っているはずなのに、こうなってしまうのはなぜなのでしょうか。
安定した男性に惹かれない
最低な彼氏とばかり付き合ってしまう女性は、「こんな人と付き合えたら幸せなのに」という安定した男性にはときめきを感じず、惹かれません。
これは無意識のうちに、不足を感じている部分を補う相手を探しているから。
たとえば、男性に捨てられたトラウマを持つ女性のなかには、「自分を大切に扱ってくれなさそうな男性に愛される、やり直し体験をしたい」と無意識に思っていることがあるのです。
これは恋愛のみに限らず、育ってきた環境も影響していることなので、根深い問題といえるでしょう。
自己犠牲するクセがある
「自分は価値がない人間だ」という思い込みをもち、自信がない女性は、自分を大切に扱うことが極端に苦手です。
そのくせ、大切に扱ってくれない男性に惹かれてしまうので、その男性に好かれようと必死になります。 結果的に、愛されるために自分を犠牲にするようになります。
そのうえ自己犠牲する女性に対してつけこんでしまうのが、いわゆる最低な彼氏。 「自分を雑に扱っている女性なんだから、俺が雑に扱っていても構わないよね?」と無意識に考えてしまうのです。
これによって、自己犠牲をすればするほど雑に扱われるという悪いサイクルが出来上がってしまいます。
自分軸をもって生きていない
自分を大切に扱うことが苦手で、自己犠牲が当たり前の女性は、いつしか自分軸がなくなります。
人に好かれることで自分の価値を決めてしまうので、相手に好かれるためならなんでもするでしょう。
やがて、「わたしはこうしたい」という気持ちがなくなり、「彼がしたいことをする自分」が出来上がっていきます。 重症な女性になると、それにすら気づかず、いざまわりから本音を尋ねられても何も出てこないというひともいるのです。
最低な彼氏は女性に求めるものが多い傾向にあるため、この状態ではますます好相性になってしまうのです。
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