「潮吹き」をご存知ですか? 女性がオーガズムに達する際に現れる現象のひとつですが、初めての場合はおしっこと勘違いしてしまうかも。 しかし、潮吹きとおしっこでは明確に異なるんです。
ここで潮吹きとおしっこの違いや潮吹きのメカニズム、また潮を吹くにはどうすればいいのかについて解説します。 正しい知識とより快感を得るために必要ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「潮吹き」ってどういうもの?
まず、潮吹きが一体何なのか、またその仕組み、おしっことの違いなどについて解説します。 ここで潮吹きの概要はつかめるはずですので、知識を得た上で以降を読み進められることから、身になりやすいでしょう。
そもそも「潮吹き」とは
潮吹きとは、尿道からの体液排出現象を言いますが、尿の成分とは異なります。 オーガズムに達しようとする場合やGスポットを刺激することにより尿道から排出されることで潮吹きの状態に。
多くは快感を伴って潮を吹くと考えられますが、人によっては特に快感もなく体液排出がされるため、潮を吹かない状態でも快感が乏しい訳ではありません。潮吹きをする条件がたまたま揃っていたため気が付いたら潮を吹いたということもあるのです。
また、潮の特徴として、個人差はあるもののん、粘性がある、乳白色、透明といったものがあります。
女性が潮吹きをする仕組み
ではどうして女性は潮吹きをしてしまうかについてですが、簡潔に述べるなら「尿道に収まりきれない体液の排出」となります。
性感帯への刺激などにより分泌された愛液(または血液)が、尿道に染み出し続けることで収まりきらなくなり、最終的に排出されるのです。
上記のことから、体液が尿道に染み出して収まりきらなくなれば排出されますので、快感を伴っていなくても潮吹きが起こる可能性があるでしょう。
その他、体液であることから体内の水分量、体調、生活習慣、精神、環境に左右される性質をもっています。
おしっこと何が違うの?
潮とおしっこの違いはまずアンモニア臭の有無で、潮にはなくおしっこには刺激臭が伴います。
実は、潮とおしっこは限りなく近い成分を示していて、潮吹きを尿失禁と扱うケースもあるんです。 しかし実際は上記のとおり、限りなく近いと言ってもアンモニア臭やその他成分で異なっているため、潮も尿とひとくくりにすることはできないでしょう。
ただ水分を多量に摂ると出やすい、尿道から出るなど、尿との共通点が多いのも事実で、さらに今後の研究成果が待ち望まれます。
どのくらい出るの?
潮吹きをしたとき、一体どのくらいの量が出るのか気になるところですが、結論は「その女性による」としか言いようがありません。 潮吹きと一口に言っても、3mlのごく僅かな量しか出ない女性もいれば、900mlという記録も残っています。
つまり、極めて個人差の激しい現象となるので、未経験の人は潮吹きしてからのお楽しみになりますね。 ただし、事前にたくさん水分を摂った、その日1日まったく水分を摂っていないなど、体内の水分量で潮吹きの量にも変化があるようです。
よって個人差+水分摂取量が、その人の潮吹きの量となります。
どんな感覚なの?
潮吹きと尿が異なるものなら、一体潮吹きをする際はどんな感覚になるのかは気になるところですが、実際はおしっこが出る感覚とそう変わらないようです。
それもそのはず、潮吹きもおしっこも「尿道」を経由するのですから、感覚が似てなければ逆におかしいんです。 ますます尿との境界が分からなくなりますが、それも「出る場所が同じ」弊害かもしれません。
しかし、おしっこが膀胱に溜められた水分を排出するのに対して、潮は染み出した体液の排出になりますので、意識すれば違いが分かると思われます。また、感覚がない場合もあるので人によって感覚は違うとも言われています。
オーガズムとの関係は?
潮吹きはオーガズムと密接な関係にありそうに思えますが、別にオーガズムが潮吹きと連動しているわけではありません。
現に潮吹きはオーガズムに達する前や寸前に起こることが多い、また快感を伴わなくても潮吹きは起こります。 つまり、決して無関係ではないものの「潮吹き=オーガズム」ではないんです。
オーガズムは根底に快感がありますが、潮吹きはあくまで「排出」でしかありません。 快感に伴って潮吹きをする印象がありますが、それはオーガズムにより連動とまでは行かないものの、「促された」と考えるべきでしょう。
潮吹きをする意味は?
どうして潮吹きをするのか、その意味は実のところ不明…なのですが、諸説さまざまなようです。 潮は弱アルカリ性を示すので、同じく弱アルカリ性の精子と相性が良く、妊娠の可能性を引き上げるとされているのがまず一点。
二点目は、潮吹きには入念な愛撫や性感帯への刺激が必要なことから、結果的に男性器を受け入れやすくなるのでそれを目的としている。
最後は、潮吹きにより尿道を洗い流して、感染症のリスクを低減しようとしている…などが挙げられます。 もっとも上記は仮説の域を出ていないため、鵜呑みにするのは厳禁と言えるでしょう。 潮吹きは、未だ「体の神秘」的な扱いであるのが現状なのです。
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