好きだけど別れるという結論は、一見すると矛盾しているように感じる人も多いでしょう。 しかし、今の気持ちから少し先の未来や周囲に目を向けてみて、「別れた方がいいのかも…」と心が揺らぐケースは少なくありません。
今回は、好きだけど別れた方がいいケースと別れ方について、具体的な例や判断ポイントを交えてくわしく解説していきます。
好きだけど別れるのは辛い…そんな経験はある?
相手のことは好きだけどそれでも別れなければならない状況は、とても辛いですよね。 そんな気持ちをいつまで抱えればいいのか、もし別れを選択したら後悔するのではないか、などと大きな決断を前に不安を感じる人も多いことでしょう。
では、実際にそんな経験をした人は別れたあとどのように感じているのか、なぜ別れる選択をしたのかくわしくご紹介します。
別れて正解が多数
PRTIMESの行った、実際に辛い別れを経験した女性のアンケート結果では、「結果的に別れて正解だった」という意見が54%と半数以上を占め、ほとんどの方が別れた良かったと感じていることがわかりました。
「後悔している」という人もいますが、全体的には1割程度とごく少数です。 好きだけど別れるという選択は、決して苦しいだけの結論ではないことがうかがえます。
好きだけど別れた理由はいろいろ
好きだけど別れた理由にはいろいろあり、男性と女性でも違ってきます。 男性側の別れた理由で多いのは、次のような意見です。
【男性側の理由】
- 価値観の違い
- 遠距離恋愛で会える機会が少ない
- ほかに好きな人ができた
- 付き合っていても一緒に成長できると思えない
- 一緒にいても楽しいと感じない
女性側の別れた理由では、次のような意見がみられます。
【女性側の理由】
- 価値観の違い
- 相手に生活力が足りず先行きが不安
- 付き合っていても成長できない
- 遠距離恋愛で会える時間が短い
- 相手がいなくても大丈夫だと思えた
共通する意見もありますが、男女で比較すると男性は「現在の状況が理由」。 女性は「将来を考えたうえでの理由」と、それぞれに違った理由で別れています。
好きだけど別れる理由は?
好きだけど別れてしまう理由について、それぞれ詳しく見ていきましょう。 ここでは以下10のポイントに絞ってそれぞれ紹介します。
- 遠距離でなかなか会えない
- 結婚する気がない
- 価値観が合わない
- 年の差による性格の不一致など
- 相手が借金をしている
- どうしても許せないことがあった
- 相手が浮気をしていた
- 家族や家柄が合わない
- 彼に不信感を持っている
- 彼から愛が感じられない
遠距離でなかなか会えない
好きだけど別れる理由として、男女ともに多いのが「遠距離でなかなか会えない」という意見です。 物理的な距離のある恋愛には、次のような問題を抱えるケースが少なくありません。
・会えない時間が長く浮気が心配 ・交通費が高く経済的負担が大きい ・もし結婚したらどちらかが仕事を辞めなければならない
もちろん、これらの問題を乗り越えて結ばれるカップルもたくさんいます。 その一方で、お互いの気持ちや意見に折り合いがつかず、好きだけど別れを選択するしかないこともあるのです。 遠距離で話し合える時間が少ないことが、心の距離まで広げているのかもしれません。
結婚する気がない
「好きだけど相手に結婚する気がない」という意見も、別れる理由でよく耳にします。 お付き合いが長くなると結婚を意識するのは自然な流れですが、自分は結婚したいのに相手に結婚する気がないのであれば、付き合い続けるのは難しいもの。
とくに女性の場合は、年齢を重ねるほど出産のタイムリミットが近づきます。 子どもを持つ幸せを考えたとき、好きだけど別れる決断をするのは、将来をみすえた大切な選択といえるでしょう。
価値観が合わない
好きという気持ちはあっても、相手との価値観が合わなくて別れを選択する人もいます。 価値観は人それぞれが持つ考え方や生き方ですから、いくら相手のことが好きでもなかなか譲れないことも多いのです。
もし、お互いの譲れない価値観を理解したうえで、折り合いをつけることができるのであれば、お付き合いを続けられるかもしれません。
しかし、どうしても相手の価値観を受け入れられなかったり、自分の価値観を理解してもらえなかったりするのであれば、好きだけど別れる方がおだやかに過ごせることもあります。
価値観が合わないことで別れるのは、ある意味お互いの人間性を尊重しているといえるかもしれません。
年の差による性格の不一致など
お付き合いしている人との年の差が大きいとき、性格の不一致から好きだけど別れを選択するケースがあります。 生まれた年が数年違うだけでもジェネレーションギャップがあるため、育った環境や考え方にはどうしても違いが生まれてしまい、その結果が性格の不一致へと繋がるのです。
年の差がある相手とお付き合いを続けていると、話題・話し方・生活習慣など、さまざまな面でぶつかることがあります。 年齢差という埋められない溝は、好きという感情だけでは埋めにくいものなのでしょう。
相手が借金をしている
お付き合いしている人に借金があるのも、好きだから別れる理由の1つです。 ただし、借金の理由や借りている額によっては、話し合いで解決することもあります。 たとえば、次のようなケースでは借金があってもあまり問題視されることはありません。
・奨学金を返済している ・中古車をローンで購入している ・持ち家をローンで返済している
逆に、次のようなケースでは好きだけど別れる傾向にあります。
・賭け事が趣味で借金をしている ・連帯保証人になっている ・収入に見合わない生活をしていてカードローン額が大きい
「借金をした理由」と「借金の額」が、好きだけど別れるかどうかの境目といえるでしょう。
どうしても許せないことがあった
相手のことがいくら好きでも、許せないことをされると別れたいと思う人もいます。 たとえば、次のようなことが起こってしまったとき、感情が追いつかず許せないと思う人も多いのではないでしょうか。
・相手が浮気をしていた ・家族や家柄が合わない ・彼に不信感を持っている ・彼から愛が感じられない
一つずつ紹介していきます。
相手が浮気をしていた
相手が浮気をしたとき、好きという感情よりも信用できないという思いが強くなり、別れを選択する人は少なくありません。 最初は許そうとしても、何かの折にふと不安がよぎったり、信用できない自分が嫌になったりしてしまうのです。
そもそも、浮気自体が裏切られたと強く感じる行為ですから、いくら相手が好きでも簡単に許すことはできないでしょう。 好きという気持ちがあるからこそ、心はなかなか落ち着かないのです。
もし相手が反省したとしても、時間をかけて本当に信用できると確信が持てなければ、好きだけど別れる決断をするのは、仕方のないことなのかもしれません。
家族や家柄が合わない
お付き合いを続けていざ結婚となったとき、お互いの家族や家柄が合わずに反対され、お別れしなければならないケースがあります。 具体的には、次のような例です。
・相手の家族から職業について苦言を呈され、結婚するなら仕事をやめるように言われた ・自分に離婚歴があり、相手の家族に受け入れてもらえなかった ・相手の家との収入格差が激しく、家族や親族から反対された ・相手の家から学歴格差を指摘され、家族が怒って結婚に反対した ・15歳以上の年齢差があったため、相手家族に受け入れてもらえなかった
結婚で一番大切なのは本人同士の気持ちですが、婚姻関係になるとお互いの家族との繋がりも生まれます。 家族や家柄による別れは、本人たちだけではなかなか解決できない問題なのかもしれません。
彼に不信感を持っている
いくら好きな人が相手でも、不信感を持ったままでお付き合いを続けるのは難しいでしょう。 実際に、次のようなケースが続くと不信感が拭えず、別れてしまうことも少なくありません。
・お金にルーズ ・ごまかしたり嘘をついたりすることが多い ・話を聞いていない ・浮気される ・物事を勝手に決めてしまう
相手を信用できるからこそ、愛情を持ち続けることができます。 不信感が拭えず苦しいのなら、たとえ好きでも別れるのが正解なのかもしれません。
彼から愛が感じられない
相手からの愛情が感じられず、自分が愛されている自信がなくなって別れるケースです。 たとえば次のような状態の場合、相手からの愛が感じられなくなる人も多いことでしょう。
・メールや電話のやりとりが少なくなった ・話をしている最中にスマートフォンをいじっていることが多い ・体調が悪くても心配されない ・自分との約束より友人との予定を優先する ・連絡はいつも自分から
話し合いで解決することもありますが、相手からの愛がないのなら、お付き合いを続けるのは難しいかもしれません。
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