誰かにプレゼントをあげたとき、相手が心から喜びを表現してくれると嬉しくなりますよね。
逆に小声で「ありがとう…」という程度だと、なんだかやりがいがなく感じる。
だから特にプラスの感情はきちんと開放して、表現してあげましょう。
それが自分の表現欲求を満たすから、結果的にみんなが幸せになれるというのがこの章の趣旨です。
このマズローの欲求の段階説は、私個人的にも非常に興味を持つに値する説の一つであると思っています。
自分自身の心の闇や迷いに向き合うとき、これを隣において照らしあわせてあげると、実にわかりやすいからです。
直接当てはめられるものではないとしても、自分自身を理解するための一助になる。
暗い夜道であるとしたら、道を照らす月明かりの代わりとなってくれます。
生理的欲求、安全の欲求、社会欲求と愛の欲求、承認欲求、自己実現の欲求。
生理的欲求・安全の欲求というのは文字通りです。
多くの場合、このふたつのことは満たされている場合が多いのでここでは割愛しますが、社会欲求と愛の欲求、これは社会的に自分が必要とされていないのではないかという不安や、どこかの集団に所属していないと孤独感を感じるというような感情を指します。
承認欲求はよく耳にするかと思いますが、他人から認められたい、または自分自身を成長させ自分自身を自分が認めてあげられるようになりたいと願う気持ちのことです。
そして最後、自己実現の欲求というのが、自分を最大限に生かして自分が最も満足して生きられるようになりたいという欲求です。
(もちろん中には私が自分自身と照らしあわせてみたものもあるので、もし興味が湧いたら検索するなり本を読むなりしてみてくださいね)
才能のある人格者というのは、私が思うにこの5つの欲求をすべて満たしているのだと思うのです。
このすべての欲求を満たしてこそ、心に一点の濁りもない人格者になりえるのではないかなと思うことがあります。
もちろんこれは単なる私の考えですので、マズローとは切り離していただいて良いのですが、何かの欲求が満たされていない状態は、人に枯渇感を与え、それを求めようとする限り多少周りが見えなくなったり、周りとの調和を後回しにしてでも自分自身の欲求を満たそうと無意識のうちに行動してしまうのではないでしょうか。
そのために、周りから眉をひそめられたり、少し協調性を欠くことがある。
自分自身を心から変えたければ、一度自分にこの欲求の中で何が足りないか考えてみて、そこをどのように補填すればよいのか、理性的に考えてみるのがいいかもしれません。
人間嫌いの思わぬデメリット
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