未婚率上昇の理由1:女性の社会進出
未婚率の上昇の背景には、女性の社会進出があります。
ひと昔前は、仕事上でも男女の格差があり、働くのは男性。
女性は家庭に入り子育てをする。
そんな風習が当たり前のようにありました。
しかし現代の日本では、いまだ多少の男女格差は見受けられるものの、女性の社会進出はとても増えています。
これまで男性の仕事として見られていた現場作業などのお仕事でも、女性社員の増加、そしてそんな女性社員への待遇の良好化が進んでいます。
建築現場などでは、女性の現場監督が活躍し、女性専用のウォシュレット付きの簡易トイレ・更衣室なども設けられるようになりました。
これは働く女性たちにとってはすごくありがたいことです。
大手企業でも女性役員が増え、美容業界やファッション業界でも、女性社長が多く存在しています。
女性が働きやすい環境が整ってきたことが、未婚率の上昇にもつながっています。
仕事にやりがいを感じ、仕事を続けていきたいと考える女性も多く、結婚するタイミングがない、結婚する暇がない!なんて考える女性も増え、年々未婚率が上がってきているという状況です。
男性の収入・経済力が不安だから働くという考えよりも、「自分が働きたいから働く」というように、女性も自分の力で社会と戦っていきたい。
そう思っているからこそ、未婚率があがっているのです。
未婚率上昇の理由2:独身主義者の増加
未婚率上昇の理由、2つめは"独身主義者"が増えたことです。
男性たちは「結婚すると自由がなくなる」「給料全部奥さんにとられる」「奥さんに雑に扱われても稼いで来なくちゃいけない」そんな風に、結婚に対してマイナスな印象を持ち始めています。
それゆえに「結婚がすべてではない」「結婚しなくても困らないんじゃないか」「独身の方が幸せなんじゃないか」などと、結婚に対して足踏みをし、それが未婚率の上昇につながっているのです。
対して女性も同じです。
「結婚したら家事と仕事の両立」「子供や旦那のために生きる毎日」「家のために自分の全てを費やさなくては」などとマイナスのイメージを持っている人も多いです。
しかし、女性には「子供を産む」という大役が待っています。
それが無ければ、焦って結婚する必要はないと考えている女性がほとんど。
34歳までに未婚率が低下しているのには、出産という大役が関係しているのです。
出産には女性的なタイムリミットがあります。
健康で元気な赤ちゃんを産み、育てあげるためには、ある程度の若さが必要です。
高齢出産とされる、36歳までに子供を産みたい。
出産後は自由はなくなる。
だからぎりぎりまで独身でいたい。
そんな思いが20代での未婚率を上昇させているのです。
未婚率上昇の理由3:自由恋愛の浸透
皆さん「事実婚」という言葉を耳にしたことありますよね?
これは実際に戸籍上は婚姻関係を持たずとも夫婦として、ひとつの家族として生活をする新しい男女の成り方です。
未婚率の調査では、実際に婚姻届けを出したかという点で判断されます。
したがって、この事実婚をしている二人は未婚扱いになるのです。
そして、都内の一部で許可された同性同士の婚姻関係。
日本にも、性別の悩みを抱える人は多く、年々増えているのが現状です。
タレントさんではオネエというジャンルが成立しているため、これまで隠してきた、見ないふりをしてきた性別の悩みを受け入れて生きていける環境になってきました。
そのため、性別の枠を超えた恋愛のカタチもふえているということです。
交際→結婚
この当たり前のようにあった流れが今はもう当たり前ではなくなっているということです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています。