結婚に関係なく、貯金の平均額を見ていきましょう。
2013年実施の国民生活基礎調査により、1世帯当たりの平均貯金額は、29歳以下の世帯で約160万円、30代の世帯では約423万円となっています。
年齢を重ねるごとに貯金額が増えるのは、当たり前のことでしょう。
しかしこの平均額というのは、意外にもあてにならないものです。
平均というのは極端に多い人がいれば、その分値が上がるもの。
反対に極端に少ない人がいれば、その分平均が下がります。
目安として見るには、平均値よりも中央値を重視するべきなのです。
中央値とは数字の小さい順に並べて、真ん中に来る値のことを言います。
例えば0・100・500という3つの数字。
これらの平均は200となりますが、中央値は100となります。
このように貯金額を中央値で見てみると、20代では30万円、30代では130万円となるのです。
平均貯金額と比べると、大きな差がありますよね!
平均貯金額よりも低かった・・・と落ち込む必要はありません。
中央値に近い数字であれば、十分貯金できていると思って良いでしょう♪
貯金がないとどうなるの?
では結婚時に貯金がないと、一体どうなるのでしょうか?
結婚に際してお金が必要な場面は、結婚式・披露宴・新婚旅行・新居となります。
先にもお伝えしたように、籍を入れるだけなら高額な費用はかかりません。
貯金が無くても、きちんと夫婦にはなれます。
結婚式・披露宴を挙げない。
新婚旅行にもいかない。
新居に引っ越しもしない。
このような場合は、貯金が無くても困ることがないでしょう。
しかしながら、やはり一世一代の結婚です。
親や周りの人たち、自分たちのためにも、結婚式をあげたいという人は多いでしょう。
結婚式の費用を自分たちで出す場合には、それなりの貯金が必要となります。
しかしそれも親の援助で賄える場合もありますし、ご祝儀で賄えることもあります。
それらを踏まえると、貯金が無かったとしても、結婚式を挙げることは一応できるはずです。
しかし、自分たちの身の丈以上の結婚式をすることは、あまりお勧めしません。
貯金があるなら豪華にしても良いでしょうし、貯金があまりない場合には、無理して豪華な挙式をする必要もありません。
また新居については、結婚前からお互いに一人暮らしをしていれば、新しく家具を買い揃える必要もないかもしれませんので、絶対に貯金が必要とは言い切れません。
ただ、結婚後もこれまでと変わらない生活になるため、気持ちの切り替えが難しいかもしれません。
結婚式をして親や親族、友達たちに認められることで、夫婦になったことを実感できる場合もあります。
独り暮らしをしていたお部屋に二人で住むとなると、やはり窮屈さを感じるでしょう。
二人での生活がしやすい部屋に引っ越した方が、お互いにストレスを感じずにいられる場合もあります。
これからは二人で新たな人生を歩む、という区切りをつけるには、やはり貯金が必要になってくると思います。
絶対にお金が必要な場面とは?
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