(恋したいのに……) もう恋、出来ない……?
この頃、結婚するつもりもない、恋人もいないという若者が増えているという話をよく耳にします。
ニュースアプリの記事を読んでいても、一ヶ月に一度くらいはそんな話題が巡ってくるような気もします。
実際に、私の周りでも同じようなことを言っている子は何人かいて、恋人がいないだけでなく、恋をするつもりがない、もしくは恋するのが怖い、という人もちらほら。
中には「恋愛ってファンタジーだよね」という人も。
おそらく恋愛をしない、恋ができないと思う理由には、それぞれの思いがあります。
その思いも家庭環境や、今まで育ってくる中で身につけた予防線、処世術などによって構築されたものですから、これは人生において重要な問題でもあると思うのです。
あなたには恋人がいますか?
結婚したいという思いがありますか?
この記事を読んでくれているのだから、きっと「恋したいけど恋できない」と感じているのだと思っておきます。
今回はそういう方に、自分の経験談も含めてお伝えしておきたい5つのことをご紹介します。
#1 たくさんの人に興味を持つ
たぶん、女性の方があると思うのですが、第一印象で「この人はいいかも」「この人はダメだ」っていうラインがありませんか?
ダメというとあけすけですが、「この人とは恋したいと思えない」「恋愛に発展する可能性を感じない」というラインのことです。
これが意外と厄介で、最初に「この人はナシ」と判断してしまうと、本当にその判断が覆ることって難しいんですよね。
かといって、その判断を下さないように意識してみると言っても、もうそういうのって心が無意識のうちに勝手に決め込んでいるんです。
それも無理だとしたら、あとは母数を増やすしかない。
だから、たくさんの人に興味を持つことが大切なのです。
もっと噛み砕いて言えば、出会いに貪欲になるということ。
期間を決めても構いません。
まずは「この一週間はできるだけ人に会いに行く!」と決めてみてください。
そこに自分の出会いに対するモチベーションを合わせていく。
恋したいという気持ちをもう一度高ぶらせてくれるカンフル剤のようなものがあれば、それを多分に摂取することです。
たとえば恋愛映画でもいい、恋愛小説でも、少女漫画でも構いません。
ただし、そういうものばかりを追い求めてしまう人には、少し注意していただきたいのです。
私の友人でも、「乙女ゲームのキャラクターが好きだから、三次元の男の人には興味ない」という女の子がいます。
「あんなにかっこいい人は三次元にいないから」というのです。
当たり前というか、それこそ次元の違う話ですよね。
彼女たちは夢を見すぎて、生身の男性のちょっとした失敗や、下手したら毛穴が許せないという状況に陥っているわけです。
そりゃ自分の手で自由に生み出せるキャラクターに、しかも女性の心を射止めようと思って書かれているキャラクターに、女性に好かれないキャラクターデザインを施すはずがないわけです。
彼らは「愛されるべくして生まれた」キャラクターといっても過言ではありません。
そのかわり、ある意味で性別も体温も持ってない。
もちろん愛も、持っていません。
また、ここで愛の定義を求めるとなると、この記事の主題から逸れてしまいますからこの程度にとどめておきますが、私としてもこれは由々しき事態だと思っているのです。
しかし、全面否定しているわけではありません。
私も仕事で恋愛シミュレーションゲームのシナリオを書かせて頂く機会もありますし、そのときは全力で女性をときめかせるためのプロットを練るわけですし、それを読んで少しでも幸せな気持ちになってくれる女性が増えたら良いなと願いながら書いています。
むしろ作り手としては、そこが仕事をする意義なのですから当然なわけですが、それを現実と混同して現実の恋愛をしない言い訳にされてしまうというのも、私個人としては悲しいなと思うわけです。
恋に破れた、彼氏と喧嘩した、というつらい気持ちを抱えているときに寄り添って、いち早くその心を傷を癒やしてあげられるのであれば、それはそれで頑張って書いた意味があったなと思います。
でも、どれだけ愛してくれても画面の向こうの相手には手が届かないし、体温も感じられない、キスもできなければ抱きしめてもらうことも出来ないのです。
私はシナリオを書いている途中、一生懸命頭の中でそのキャラクターを思い浮かべながらワンシーンごとに最適な言葉を選んで書いていくのですが、1つのエピソードを書き終えるたびに心が燃え尽きたような気分になります。
頭の中で描いた恋愛ストーリーが現実になることはない。
もっと過激な言い方をすると、書いている間そのキャラクターに短い恋をしているから、私はシナリオを書くたびに一つの恋に破れた気分になるのです。
もし読者さんが一つのシナリオを読み終えるたびに、同じような気持ちになってしまうくらいならやめたほうがいいのかもしれないと思うことすらあります。
それでも私が書いたものを良いと言ってくれる方がいるから書き続ける、というのの繰り返しで。
特にシナリオライターとしての仕事をし始めた頃は、その傾向が強かったと思います。
最近は少しずつ心にも耐力がついてきたのでしょうか。
盛大に主題を逸れましたが、とにかくゲームや映画、ドラマ、マンガというフィクションの世界を鵜呑みにしてしまう人は、恋したいスイッチをオンにするためとはいえ、あまりのめり込まないようにしてくださいね。
#2 恋愛に前向きになれない理由を書き出してみる
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