結婚したくない男性は珍しくない。
好きになった人とのお付き合いが始まったら、ゆくゆくはその人と結婚するのかなぁと将来を思い描いたりするものです。
別れが来ない限り、そういう流れになる事が当然だと思っています。
しかし、今の時代はそう決めつけられないケースもあります。
パートナーは、欲しいけれど結婚したくないという方もいます。
婚活はしていないとしても、それなりの結婚願望がある女性にとっては理解不能だと思います。
「結婚したくないのにどうして誰かと付き合おうとするの?」「結婚したくない事を公言して付き合うって、相手に失礼じゃない?」と聞きたくなるでしょう。
でもきっと、「結婚したくない人は、異性と交際してはいけないの?」と冷静に聞き返されてしまうでしょう。
そもそもの考え方が違うのですから、意見が交わる事はないのです。
結婚したくないけど、恋愛はするという人がいるのだという事を受け入れるしかありません。
そんな人とは出会うはずがないと他人事だと思っていたら、今付き合っている彼がそういうタイプの人だったという事もあります。
結婚したくない人だと分かったら、未来を求められないから別れるという選択肢しかないのでしょうか。
可能性としてはそんなに高くはないかもしれませんが、時に、結婚したくない人の心境が突然変わる事があります。
そこに期待してみるのも悪くはないと思います。
では、どんな事が起これば、結婚したくない人が結婚を考えるようになるのでしょうか。
“結婚は人生の墓場”なんて古いことわざもあるように、昔から結婚にマイナスのイメージというのはついて回ります。
一方、女性は結婚が女の幸せであるとして、よい男性に見染められるようにと育てられてきた歴史があります。
何世代も前の習慣であっても、そういうことは容易には変わっていかないものなんです。
DNAに組み込まれているわけでもないのでしょうが、因縁じみたものを考えてしまいますね。
そんな経緯を踏まえれば、男性諸氏の結婚したくないという気持ちもわからなくはないのでは?
そもそも結婚が人生の墓場と言われたのは、なぜなのでしょう?
手土産を持参したときの決まり文句“つまらないものですが……”とか“お口汚しですが……”のようなものかもしれませんね。
その心は、ずばり謙遜です。
だとすれば本音は、結婚はよいものであると捉えているのかも。
また、別の考え方もできますよ。
墓場と言えば人生の終焉。
そんな発想から、終わりのときを迎えるそのときまで続いていくのが結婚。
ひとたび結婚したなら、伴侶とは一生添い遂げるものと解釈したのかもしれませんよ。
言い換えるなら“最期を迎えるそのときまで共に……”。
だとすれば、なんてステキな言葉でしょう。
男の決意がにじみ出るようです。
そんな覚悟ができないから、結婚したくないという主張が出てくるようになったということもあるのかもしれません。
昔も今も結婚というのは、人生におけるビッグ・イベントです。
相手の人生に関わっていく、ある意味責任を持つことなのですから。
共働きであるなしに関係なく、パートナーの運命を大きく変える選択なのです。
もちろん自身の運命にも、影響することは間違いありません。
子どもが生まれれば、子どもの人生もかかってくるのです。
真面目な男性であればあるほど、二の足を踏んで当然なのです。
そんなプレッシャーから、結婚したくないと公言する男性が現れても何ら不思議はありません。
でもそんな責任あるものだからこそ、決意できればかっこいいと思いませんか?
「子育ての経験をしないと一人前になれないよ」
夫の叔父に言われたことがあります。
自身の息子2人を比べての発言でしたが、妙に心に刺さりました。
子宝に恵まれないとはいえ、長男夫婦はだれからも慕われる人格者。
結婚前に聞いた言葉は、合点がいかなかったのですが、自分が親の立場になった今は非常によくわかるのです。
育児は育自。
よく言われることですがほんとうにほんとうなんです!
子どもを育てるのは大変。
自分がそれまでどれほど気ままにやってきたのかを嫌というほど思い知らされます。
このことを知るだけでも育児に意味があると思うのです。
もちろん、実際にはもっと、もっとたくさんの発見や驚きがあります。
結婚したくないと公言する彼氏に育児の話は乱暴でしょうか?
でも今は想像もできない話だからこそ、他人事のように聞いてくれるかもしれませんよ。
あなたでさえ、そこまでは考えてもいなかったでしょうから。
でも結婚したくないと公言する彼氏と話し合うためには、結婚のことをあなた自身がきちんと考えないと説得力がありません。
あなたはなぜ、結婚したいのでしょうか?
それが自然なことだからなんて答えでは、お粗末すぎます。
結婚する意味はなんなのか、あなたの結婚観をきちんと説明できますか?
それには先ず、結婚そのものをあなたが理解する必要があります。
その上で結婚したくないという彼氏の言い分を聞いてみるのです。
何かしらのネガティブなイメージを持っているのかもしれませんし、確固たる信念があるのかもしれません。
いずれにしても彼氏と話さなくては始まりません。
その結果、あなたが逆に説得されるような事態になるかもしれませんね。
もしかしたらあなたまで結婚したくない派になってしまうかも。
あなたが納得できる結論ならそれもいいでしょう。
それぞれの考え方です。
でも納得していないのに彼氏に迎合することはやめてください。
お互いが不幸です。
真剣に交際しているなら遠慮なんかせずに話し合うべきです。
すごく、すごく大事な問題なのですから。
お互いの考えを知れば、交際の方向性が見えようというものです。
もしも彼氏が結婚について話し合うことさえ否定的なら、交際にも陰りが出るでしょうし、逆にあなたの真剣な思いに心が動くことも。
すべては話し合いで見えてくるでしょう。
そう思うと少し怖い気がしますね?
参考意見として言わせていただくと、せっかく生まれてきたのですから、一通りのことを経験しておきたいという気持ちはありませんか?
自分にとって、全く足を踏み入れる必要のないジャンルというものも存在しますが、世間一般で普通に行われていることは知っておきたくないですか?
経験してみないとわからないものですし、知りもしないのに結婚したくないとか言うのも何か違う気がします。
彼氏との将来を真剣に考えるなら、やはりきちんと話し合うべきです。
夫の叔父に言われた、子育てをしないと一人前になれないという言葉の真の意味が知りたいと思ったのは、恐らく私だけではなく、夫も同じだったはず。
もちろん、それが知りたくて育児をしているわけではありませんが、頭の片隅にはいつもあの言葉があるのです。
そして育児をかじった今、あの言葉の意味を理解しつつあります。
だからその前段階である、結婚も経験すべきだと思うのです。
新たなステージに進むとき、必ず人間的成長を伴うはずですから。
もちろんそれが目当てというのでは、本末転倒です。
大好きな彼氏との幸せな結婚の末に訪れるといいですね。
そのためにも結婚したくないなんて、彼氏に言わせておいてはいけません。
結婚したくないなら、結婚したいと言わせましょう。
“鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”徳川家康の精神ですね。
「結婚したくない」を変えるキッカケ① 家族ではないと一線を感じる
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