「好き」の意味は「LIKE」か「LOVE」しかない?
日常で「彼のことは好きだよ」「それってLOVE?それともLIKE?」という会話がなされることがありますよね。
確かに、恋愛として好きであるという意味の「好き」と、それ以外の「好き」を見分けるには、今のところ最も妥当な聞き方であると思います。
日本語では「好き」のいっしょくたになってしまうから、わかりやすい英語を利用して聞く。
ただ、私は最近、日本語に「LIKE」と「LOVE」を違う意味として捉えた「好き」に似た表現がないのって、意味があるんじゃないかなと思うんですよね。
『愛』とは大きな感情のベクトルのことを指す、と定義すれば、どんな他者との間にも愛という言葉を適用できるわけで、この『愛』が流れる瞬間をさすのが『好き』という言葉のような気がします。
少しややこしい表現になってしまうのですが、なんというかもし『愛』というものが目に見えるものだとしたら、『愛』はそこに静止している物体で、感情のエネルギー量と愛の色や形、流れる方向を示しながらAさんとBさんという二者の間に突っ立っています。
そしてその『愛』がAさんからBさんに向かって歩き始めた時にそれが『好き』という感情なのではないかと。
極端に言ってしまえば、人と人の間には必ず『愛』が存在していて、その量が大きいか小さいか、どんな色や形をしているのかは両者の関係によるわけです。
この色や形というのを日本語に直してみると、「家族愛」「友愛」「恋愛」とかになっていくのでしょう。
これらの愛情がある人に対して流れることを「好き」というとすれば、たしかに「好き」をわざわざ使い分ける必要が無いのですから。
これは本当に私個人の勝手な解釈ですが、結構妥当だと思うのです。
無論こんな議論をしたところで、友達に「LOVEなの?LIKEなの?」と聞かれた時に「愛というのは~」と言い始めるわけにはいかないので、そう聞かれたらできるだけ近い形で答えるつもりでいますが、私はこの考え方に気づいた時にわざわざ「恋愛」か「恋愛以外の愛か」の二つで決める必要ってないなと思いました。
どんな形の愛が自分にとって心地よいのかを考えてみる
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