許せる束縛とは。
束縛する側・束縛される側、どちらにも言えるお話をこれからしていこうと思っているのですが、まずは束縛の必要性を考えてみましょう。
あなたにとって束縛って何ですか?
愛情表現?嫉妬?自信の無さ?異性から守るため?独占欲?人によって束縛の意義は違うと思います。
お付き合いをしている二人が思う束縛の意義が同じであれば、どんな束縛をし合っても問題は発生しません。
しかし、片方はソフトな束縛を望み、片方はハードな束縛を望んでいる場合、不具合が生じてしまいます。
どれほどの束縛欲を持っているのかは、残念ながらお付き合いをしていく過程の中でしか分かりません。
お付き合いが始まる前に、「過去にどんな束縛をしてきたのか」という題材で話をする機会は、あまりないと思いますからね。
束縛の意義が違う二人がお付き合いを続けると、どんな不具合が起こってしまうのでしょうか。
連絡の束縛。
お付き合いが始まれば、パートナーがいるのだからパートナー以外の異性とは、連絡を取らないでほしいという束縛です。
この束縛は、パートナーの為に異性の友達との関係性をゼロにしなければいけません。
異性間に友情は成立するのかという質問に対して、絶対にNOであるという見解の人が、この束縛をしたがるはずです。
もちろん、他の異性と友達以上になる可能性はあるでしょう。
しかし、絶対に友情以上の感情が芽生える訳がないと、言い切れる異性の友達もいますよね。
ここはもう、本人の感覚ですから、パートナーの自己申告を信じるしかありません。
それを信じる事が難しいから、束縛という方法で可能性を無くそうとするのです。
パートナーがいるからといっても、異性だって大切な友達です。
こんな束縛を受け入れるのは、簡単な事ではありません。
バレなければ問題ない訳ですから、頻度を少なくする努力はするものの、完全に繋がりを断つ事はせず、連絡を取る事はあると思います。
これが束縛から、嘘がうまれる瞬間です。
参加の束縛。
お付き合いが始まれば、異性と二人きりで会う必要性はありません。
パートナーに黙って、異性と二人で休みの日に会うなんて事をしてしまうと、パートナーの不安を煽るだけです。
しかし、大人数であればその中に異性がいたとしても、二人きりと比べれば問題ないと思いますよね?
新年会や送別会など、参加すべき場面もあります。
それなのに、異性がいる飲み会には参加しないでほしいという束縛をされたら、困りますよね。
立場上参加しなければ行けない飲み会を、無下に断る訳にはいきませんし、参加したい飲み会もあるでしょう。
そういう集まりで親睦を深める事が、大人として大切である事はパートナーも分かっているはずなのですが、飲み会よりもパートナーからの信用を得る方が大切だと思っているから、こういう束縛をするのです。
現実的にこういう束縛に絶対に応える事は難しいと思います。
断れる飲み会は断るように心がけていても、異性のいる飲み会の全てをパスするのは無理でしょう。
となれば、パートナーに黙って参加する事になります。
連絡が来てもすぐに対応できるように、携帯を気にしておかなければならない苦痛に、次第に心が離れてしまいます。
パートナー以外の人とワイワイ楽しい時間を過ごす事で、心が解放されている自分に気付きます。
束縛から、別れの二文字がうまれる瞬間です。
ルーティンの束縛。
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