一度は終わった恋だけど…
別れのきっかけは様々です。
長い月日の間に抱え込んだ様々な不満が爆発して別れることもあれば、一時的なケンカが原因で別れてしまうこともあります。
そうして、1度は別れという選択肢を選んだはずなのに、しばらくすると彼から「復縁したい」なんて話を持ちかけられるのはよくある話です。
そんな復縁の申込み、断るべきなのか受け入れるべきなのか、女性としては大変悩んでしまいますよね。
そこで、お互いのためになる判断をするためにも、復縁について色々な視点からメリット・デメリットを検討してみましょう。
復縁のメリット
まず、復縁することによるメリットについてですが、これは「気の知れた相手と戻るから楽」ということが挙げられますね。
最初から恋人を探し、ドキドキの時期を過ぎ、安定して付き合える時期に入るまで関係を継続するのは、なかなか大変です。
中には、最初の「恋人探し」の段階で躓いてしまう人もいます。
その点、復縁なら1度はお互いに好きになり、付き合っていた相手です。
お互いの気持ちにも安定感がありますし、恋愛対象になる相手を探すところから始めるよりも、ずっと手っ取り早いですよね。
しかも最初からお互いのことをよく知っているから、居心地が良く、楽な付き合いができてしまいます。
「恋愛はしたいけれど、恋人探しから始めるのは面倒」「今さら新しい恋人なんて効率が悪い」なんて感じてしまう方にとっては、復縁は最も簡単に、恋人がいない寂しさから逃れられる方法と言えるでしょう。
また、復縁によるメリットと言えば、お互いのニーズを満たせるという点も挙げられますね。
恋人同士が別れたということは、どちらもそれぞれ「フリーになった」ということです。
つまり、どちらもそれぞれに恋人がいない寂しさを抱えています。
例えばカップルで参加すべきイベントなんかにも、「相手がいない」ということに苦しまなければなりません。
ですが、お互いに復縁してしまえば、「フリーになるのはイヤ」というニーズを満たすことができてしまいます。
カップル向けのイベントも、1人ぼっちになることなく参加できますよね。
このように、復縁には「簡単」「面倒がない」「ニーズが満たせる」といった、とても現実的なメリットが、男女双方にあることが分かります。
復縁のデメリット
現実的なメリットの多い復縁ではありますが、もちろんデメリットもあります。
まず、復縁ということは、1度は別れを選んだわけですから、そこには「別れる原因」があったはずです。
ですが、お互いに都合が良いからという理由で復縁してしまうと、結局「別れる原因」には何の対処もできていないことになります。
これでは、遅かれ早かれ、再び別れの道を選ぶことになる可能性が高いですね。
何度も付き合ってみたり別れてみたり、まるで同じ場所から動けなくなっているような感覚です。
つまり、復縁に甘えてしまうと、恋愛において、お互いに前に進むことができなくなることがあるのです。
復縁は最も手っ取り早い恋愛です。
そこには大きな努力も無ければ、熱い気持ちも無いことだってあります。
そんな状況で、冷めたまま復縁してしまえば、恋人というよりはお互いに、「都合のいい男」「都合のいい女」というだけの関係になってしまいます。
果たして、そんな男女の関係に価値はあるのでしょうか?
人生の時間は巻き戻すことができません。
そんな貴重な時間を、「楽だから」「都合が良いから」という理由で、復縁した相手と時間を浪費してしまうのは、もったいないですね。
お互いのためになる復縁
では、復縁は全てが都合の良いもの、利害関係だけを考えたものになってしまうのかと言えば、そういうわけではありません。
中には、お互いのためになる復縁というものもあります。
例えば別れてしまったことで、お互いに会う機会もほとんど無くなり、大きな距離ができた時、相手の大切さを再認識する例は少なくありません。
一時の感情でケンカして別れたものの、「やっぱり彼のいない生活は物足りない」「いつも一緒にいるのが当たり前だったから寂しい」など、相手が自分にとってどれほど大きな存在であったかに気付くことができます。
そうして、大切さを再認識したうえで復縁するのであれば、これまで以上に恋人との関係を大切にしていくことができるようになるでしょう。
また、別れてしまった後に、別れの原因となった自分の悪い部分を、改めて見つめなおせることもありますよね。
「お前のそういうところがきらいなんだよ!」なんてケンカしたのなら、その指摘された悪いところを直してでも、復縁したいという気持ちになることもあるでしょう。
復縁を持ちかけてきた彼も、もしかすると改心して、悪いところを直してやり直そうと考えているのかもしれません。
このように、別れをきっかけにお互いの関係や自分の悪いところを見直し、新しい形でやり直せるのであれば、これはお互いのためになる復縁であると言えるでしょう。
お互いのためになる別れ
お互いのためになる復縁があるなら、お互いのためになる別れもあります。
例えば彼氏が「もう1度やり直してほしい」と泣きついてきた時、1度は好きになった相手ですから、イヤな気はしないでしょう。
ですが、ここで同情などの甘い気持ちで、やり直すのはやめた方が賢明です。
ただ寂しいから、フリーになりたくないから、楽に恋愛したいからというような、都合の良い理由だけで復縁を考えているのなら、これはお互いのためになりません。
どちらか一方でも、「相手への気持ちは冷めているけれど、都合が良いから」なんて気持ちがあるなら、別れの道を選んだ方が幸せになれるでしょう。
人のことを「都合の良い相手」と感じてしまうのであれば、それはもはや恋人でも何でもありません。
まるで「恋人」というブランドのバッグを持ち歩いているような、そんな気分になってしまっているのではないでしょうか?
それでは相手に対しても失礼ですし、自分のためにもならないのです。
同情や自分の都合で復縁を考えているうちは、新しい恋愛も遠ざかってしまいます。
恋愛を通して自分を成長させるためにも、相手にもより良い恋人を見つけてもらい、幸せになってもらうためにも、ここは別れを選ぶべきですね。
お互いに寂しいし、どうせフリーだから・・・なんて理由で、復縁しているのかどうかさえ曖昧なまま、会い続けるカップルもいます。
これはまさに都合の良い相手でしかありませんので、今すぐ、そんな関係は解消してしまいましょう。
別れた後にも元カレと曖昧な関係を続けていると、周囲の異性も「良さそうな相手がいるし・・・」と警戒して、近づいてこなくなってしまいます。
曖昧な関係を続けて、ぬるま湯に浸っている間に、どんどん新しい恋のチャンスを逃している恐れもあるということなのです。
これもお互い様で、男性も都合の良い元カノをキープしておくことで、新しい恋のチャンスを逃している恐れがあります。
次の恋愛に前向きになるためにも、そんな曖昧な関係や慣れ合いの関係は、今すぐやめてしまいましょう!
もう一度やり直せるのか、自分の胸に聞いてみて
「復縁」という言葉に、気持ちが揺らいでしまう方は少なくありません。
ですが、恋愛にはやっぱり、思いやりや尊敬できる心など、お互いの気持ちが最も大切ですよね。
そんな気持ちを無視して、都合だけを考えたり、同情で復縁してしまうのはダメです。
心を鬼にして、また冷静になって、お互いのためになる結論を導き出しましょう。
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