失恋、しました。
好きな人に告白する前に恋人がいたと知った時。
付き合っていた恋人に別れを告げられた時。
勇気を出して告白して振られた時。恋に破れた時、人はどうしようもなく立ちすくみます。
食事が喉を通らない、
生きている意味を自分に問い続ける、
笑っている人に苛立つ、
一人になると自然と涙が溢れてくる、
いつも頭がぼうっとしている、
外に出たくないと思う、
その瞬間を思い出すだけで動悸が激しくなる、
女性なら月経不順になることもあるでしょう。
しかも、愛した分だけ思いは強く、忘れたくても忘れられない。
人に相談しても、簡単に忘れたら?と言われたりしますが、簡単に忘れる事なんて出来ませんよね。
そこで、今回は、そんな苦しくて辛い、失恋を乗り越える方法をお教えします。
苦しんでいるあなたに、読んでもらいたい記事です。
景色のいい場所は心を澄ませてくれるから、お気に入りの場所を見つけましょう。
わたしが恋愛で苦しい思いをした時、人の温もりや友人の言葉よりも、自分の心を落ち着かせてくれたのは、小高い坂の上から見下ろした自分の街の夜景でした。
わたしのいま住んでいる街は、生まれ故郷ほど星空も望めないし、急行も停まらないただの住宅街です。
苦しいな、と感じた時、わたしは髪を束ねてフラットなスニーカーを履いて、時間を問わず夜の空気を吸いに出かけていました。
持ち物は、好きな音楽を聞くためのウォークマンと、時間を知るための腕時計だけをして出かけるのです。
スマートフォンは、気を抜くとその苦しい思いをした瞬間を思い出すきっかけを見せつけてくることがあるので、いつも家に置いていきました。
もしかしたらそのときは、何かに襲われたり事故にあっても、誰にも必要とされていないから、身元を示すものなど持っていなくてもいいと、捨鉢な気持ちもあったかもしれません。
連日遅い時間帯に色んな小道を縫って歩きながら、生きる意味を考えたり、声を上げて泣いたりしました。
そんな時、野良猫のまっすぐこちらを見つめる瞳や、坂の上から見下ろした自分の住む街の景色が、自分の心の悲しみで歪んだ部分を矯正してくれるようでした。
その場所が人通りの少なかったことをいいことに、盛大にひとりごとを言ったり歌ったりもしました。
そんな風に自分の心が開放される場所を見つけることが、彼の事で泣かないようになるための第一歩ではないでしょうか。
見ていると辛くなるのなら、彼との思い出の物を全て捨てましょう。
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