さらに結納には、「両家を近づける」という意味もあります。
恋人同士として付き合っている間は、2人がうまくいっていれば、それでOKだったかもしれません。
ですが、結婚すれば自分たち2人だけの問題ではなくなります。
お互いの親類も巻き込んだ関係となっていくのです。
そのため、結婚をする前に、少しでも両家の距離を縮めておきたいところですよね。
そんな時、結納を行えば、両家が集まり、顔合わせができるという意味が込められています。
結納の儀式が済んだ後には、両家で食事をしながら歓談、という流れを楽しむところが多いですね。
こうして食事と歓談をすることにより、両家の距離はグンと縮まることでしょう。
お互いの両親が近付けば、2人の結婚に向けての準備もスムーズになっていきます。
このように、結納は婚約から結婚までの1つのステップとしての意味も持っているのです。
婚約から結婚まで何もなしで、さっさと2人で済ませてしまうというのも、決して悪くはありません。
ですが、これまで全く違う家庭で育ってきた2人が家族になろうとしているわけですから、こうして結納という1つのステップを踏む意味は確かにあるのだということを忘れてはいけません。
結納をすることで両親との繋がりを実感!
結納では両家の間で金品の取り交わしがありますね。
きちんとした儀式にしようとすれば、それなりのお金もかかります。
ですが、親としては「きちんと結納したい」と希望するところは少なくありません。
これは、結納には娘や息子の結婚にけじめをつけようという、親の想いが込められているという部分もあるためです。
結納は、それぞれの両親にとっても大きな意味があるものなのですね。
実際に、「お金がかかる」「手間がかかる」といった理由で親が結納を渋り、結納なしで結婚した夫婦もいます。
ですが、そういった夫婦の中には、「私が結婚するのに、親は何もしてくれなかった・・・」なんて感想が漏れることもあります。
もちろん結納だけが親との繋がりを感じるものではないのですが、結婚前のけじめという意味を込めて、両親にもきちんとしてもらうことで、そういったわだかまりが生まれるのを防げますよね。
また、結納は両家で行うものですから、お互いに「娘・息子に恥ずかしい思いをさせないように」という気持ちを込めて、結納の準備をしたりします。
そうして娘や息子のことを想いながら、一生懸命結納の準備を整えてくれる両親の姿を見ることにも、深い意味があると言えるでしょう。
結納は大切な記念に!
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