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少子化の根本。子どもを産むのが怖い日本社会について考える

少子化の根本。子どもを産むのが怖い日本社会について考える

結婚
大塚ちえ
大塚ちえ
2017.03.31

では、政府は何をすべきなのでしょうか。

確かに、政府頼りではいけないと思います。

資本主義の世の中ですから、自分の力で生きていくのが望ましいのだと思いますが、政府が打ち立てるマニュフェストにはどうも穴があって、大事なことを見過ごしている気がしてなりません。

国民のために、というのであれば政府はいったい何をすべきなのでしょうか。

保育園を増やすことは簡単ではありません。

核家族化が進み、子どもを預かってくれる親族も周囲にいない。

子どもの声はうるさいと反対運動が起こり、保育園の新設は困難。

保育士の賃金を上げると、そのまま保育料に転嫁されるか、税金で賄うか。

税金で賄うと子どもがいない世帯からは反対の声が聞こえてくるし、保育料に転嫁しても子どもを預けるのは働くためなのに、保育料増加で負担が増えては意味がなくなってしまう、と嘆く声も。

八方塞がりで打つ手がない政府も、相当頭を悩ませていることだろうと思います。

わたしたちは自分の身を守るために、自分の将来のために今から何ができるでしょうか。

独身のうちからお金を貯めておくとか、すぐに仕事に復帰できるよう手に職をつけておくとか、専門職に転身するとか、親と同居するとか、政府に頼りすぎずに個々で知恵を出し合って自助努力をするしか、今のところ解決策はなさそうです。

もちろん、政府が子育てを支援すべきだという気持ちは本当にわかります。

でも、政府は頼りにならないし、機動力もない。

実現力もない。

子育てを支援すべきだと叫んでいる間にも時間はどんどん過ぎていくし、解決策の選択肢は狭まっていきます。

ですから、自分たちの手で用意していくしかありません。

そんな頼りない政府を選んだのも私たちです。

日本は民主主義の国で、決まったタイミングで選挙が行われ、民意を反映して国のトップを取り仕切る政党が決まっているのです。

私もそうですが、政治にそれほど真面目に向き合って来なかった人も多いと思います。

でも、自分の未来のために、次からはどの政党が自分の未来を支えてくれるか、真剣に考えてみてほしいのです。

公約を読んでも、自分の未来に光を与えてくれそうな政党が見つからないかもしれません。

けれど、その中でも自分にとって最善の選択をしてほしいのです。

あなたがどんなに政治に興味関心がなくとも、政治が私たちの生活に影響を及ぼしてくることは確かなのです。

その影響は、いいものもあれば悪いものもあります。

公約を読んで、もしこの政党になったら日本はこう変わるかもしれない、だからこう備えておかなきゃいけないかもしれない、と考えてほしいのです。

そのうえで、一番自分の負担が少ない政党を選べばいいのです。

もちろんこれまでの経験で、その政党が当選したからといって公約がすべて実現するわけではないことをご存知だと思います。

ですが、実現する可能性はあるわけですし、何よりそういう趣旨や考え方で政治を行っていくわけですから、のんびりしていられないと思います。

未来を選ぶこと

投票は自分の未来を選ぶことに繋がると言われても漠然としすぎていて、ピンと来ないとは思います。

政党を決めるには公約を読み、その政党の歩みを知り、考え方を知らなければなりません。

大変なことだとは思います。

ですが、もし将来と政治のことを併せて考えたことがない人は一度考えてみてください。

あなたの人生が、次の選挙で変わるかもしれません。

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