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血液型頼りでは恋愛もうまくいかない!心理学からみる血液型の謎

血液型頼りでは恋愛もうまくいかない!心理学からみる血液型の謎

占い・診断

「○○さんって几帳面だからA型でしょ!?」この日常にありふれた会話。しかし、なぜ人は血液型だけを頼りに、人の性格を見抜いた気になるのでしょうか? そこには無意識に潜む心理学的傾向があるのです。それを知れば、人付き合いがちょっと楽しくなるかもしれません。

高萩陽平
高萩陽平
2017.04.10

血液型と性格には何の関係性もありません!

人格

あなたは血液型診断を信じますか?

A型は、真面目で几帳面、責任感が強い。

B型は、マイペース、好奇心旺盛だけど、熱しやすく冷めやすい。

O型は、穏やかで接しやすい、ムードメーカ―。

AB型は、天才肌で変わってる。

本当にそうですか?

血液型と性格には関係性のないことが科学的に証明されています。

しかし、この血液型で性格を判断する、いわゆる「血液型診断」をする人が減る様子はありません。

「確かに根拠がないことくらい知ってるけど、でもB型って自己中な人多いじゃん」

「うちの会社の経理さんは、ほとんどA型の人だから、やっぱりA型はまじめな人が多いと思うなー」

このような血液型診断の「確信」が、科学を超えて「なんだかんだで、血液型と性格には関係がある」という考えを、信じ込ませているのでしょう。

その結果、この血液型診断という非科学的な発想を、信じる人が減らないのではないでしょうか。

しかし、繰り返しで申し訳ないのですが、「血液型診断に科学的根拠はありません」。

では、なぜ「血液型診断は正しい」と思いこんでしまうのでしょうか?

実は、血液型診断を「正しい考え」だと、思いこませている犯人は、心理学的に発見されています。

そこで、今回は、その血液型診断の犯人である「確証バイアス」「バーナム効果」「ラベリング」の3つを紹介していきたいと思います。

血液型診断の犯人1:確証バイアス

机

確証バイアスとは、「自分の考えを支持する都合の良い情報ばかりに、目がいきやすい」という心理的な偏りのことです。

確証バイアスは、血液型診断に大きく影響を与えています。

血液型診断の1人目の犯人です。

この確証バイアスは、私たちの日常生活にも大きな影響を与えています。

例えば、あなたに好きなサッカー選手がいたとします。

ネットでサッカーの情報を見ていると、その選手の活躍を称える情報は多く目に入ります。

しかし、その選手に対する批判やネガティブな情報は目に入りません。

また、目に入っても、「別に批判ばかりじゃなくて評価する情報も多くあるし」と思います。

そのネガティブな情報が、9割以上だったとしても。

このように人間は無意識的に、自分にとって都合の良い情報を、解釈する心理が働いているのです。

血液型診断で確証バイアスを考えてみましょう。

ある学校に、A型のAくんとO型のOくん、それと、血液型診断を信じるZくんがいたとします。

Zくんは、AくんとOくんと一緒に教室の掃除をしていました。

机を並べている時、AくんもOくんも同じくらい丁寧に並べています。

それを見たZくんは、「Aくんは几帳面だね!さすがA型だ!」、と思いました。

しかし、ZくんはOくんのことは几帳面だとは思いません。

その後、机を並べるのに疲れてきたAくんとOくんは、同じくらい雑に並べてました。

それを見たZくんは、「Oくんは大ざっぱだね!さすがO型だ!」、と思いました。

しかし、ZくんはAくんのことは大ざっぱだとは思いません。

このように、血液型診断に関する情報を都合よく当てはめていく心理的現象が、確証バイアスなのです。

血液型診断の犯人2:バーナム効果

Woman with long hair thinking with finger on

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