恋愛するすべての女性へ|嫉妬は自然な感情です
恋愛していれば避けて通れないのが嫉妬の心理です。
たとえば彼がデート中に他の女性に目を奪われていたり、他の女性と親しく話していたりすると、ついやきもちを妬くでしょう。
恋愛中の嫉妬は自然な心理で、それだけ相手を好きだという証しでもあります。
また、自分にとって特別な人を独り占めしたい、という占有の心理でもあります。
それは片思いの時よりも、両思いの恋愛になってからの方が深いものかもしれません。
自分はこれだけ愛しているけれど、彼は私と同じくらいの愛情を持ってくれているだろうか。
両思いになるとそんな不安がいつもつきまといます。
たとえ盛り上がっている恋愛中でも、彼には自分だけを見ていてほしいと思います。
たとえ一瞬でも他の女性のことなんて、考えてほしくないんですよね。
それが恋する乙女の心理というものです。
恋愛中にあまりにも嫉妬してしまう自分はどこかおかしいんじゃないか、または嫉妬する自分はなんて心が小さいんだ、と悩んでいませんか?
しかし恋愛での嫉妬はごく自然な心理なので、自分を責めたりしないでくださいね。
恋愛中の嫉妬は誰にでも起こりうる、自然な心理なのです。
恋愛中に嫉妬する心理の原因は「自分よりほかの人が好きなのではないか」「自分は相手に釣り合っていないのでは?」など様々です。
心理学では、嫉妬は「怖れ」や「不安」から来ているとされています。
では、恋愛中の嫉妬という心理について、もう少し掘り下げて解説していきますね。
心理学から見た恋愛の嫉妬のからくり
それでは心理学からみた「嫉妬」を考えてみましょう。
嫉妬は人間だけでなく、動物にも起こる感情です。
たとえば犬の話。
飼い主が自分以外の犬をかわいがると、やきもちを妬いて吠えたり、可愛がられている犬にいじわるしたりします。
このことからもわかるとおり、嫉妬は動物も持っている本能的な心理なのです。
ではここで質問です。
「愛情」の反対語は何だと思いますか?
愛情の反対語は「嫌悪」だと思いがち。
ですが、心理学では愛情の反対は「怖れ」や「不安」だとされています。
「怖れ」や「不安」は相手からの愛情が失われると思うと生まれてくる心理です。
心理学の世界では、よくこんな話を聞きます。
赤ちゃんは生まれてきたとき、自分では何もできない状態で生まれてきますね。
お母さんからミルクや母乳といった栄養を与えてもらったり、おむつを替えてもらったり、入浴させてもらったり。
すべて自分以外の「お母さん」という存在からやってもらいます。
また、少し成長してからも、まだまだ一人では生きていけません。
お母さんやお父さんにご飯を作ってもらい、洋服を買ってもらい、学校に通わせてもらいます。
ですから、保護者からの愛情がなくなるのは、生命の危機なのです。
それで、保護者からの愛情を失わないように、赤ちゃんはかわいく笑うし、幼い子は無自覚に親の期待に応えようとします。
そして、お母さんやお父さんが自分以外の存在をかわいがろうとすると、自分の愛情をとられてしまうと思って自分以外の対象に対して怒りの感情、つまり嫉妬が芽生えるのです。
嫉妬は必死の防衛本能が生み出す心理とも言えるのです。
心理学では自分に向けられた愛情が他に向いてしまうという不安や怖れを「見捨てられ不安」と言います。
見捨てられ不安とは字のごとく、「(親に)見捨てられる不安」という意味です。
先ほどお話した通り、子どもは保護者に見捨てられたら生きていけません。
見捨てられ不安は誰もが持っている根本的な心理ですが、大人になるにつれてだんだん小さくなっていきます。
大人になるにつれて親や親以外の周りの人たちとの愛情や信頼を築き上げ、「自分は愛されている」と安心できるようになるからです。
しかし、心理学からみると、大人になってからも見捨てられ不安を抱える人は大勢いるとされています。
見捨てられ不安の対象は、友達や先輩、そして恋愛対象である彼氏など様々ですが、いずれも自分が大好きだと思っている人達です。
好きな人の愛情が他の人に向けられると、その向けられた人への激しい怒りの感情が起こります。
その怒りの感情がねたみ=嫉妬の心理となるのです。
特に恋愛は1対1でのこと。
自分が恋愛相手の心を独占しているうちは安心していますが、自分以外の誰かに愛情が移ってしまうのではないかという心理が働くと、夜も眠れないくらい不安になるのです。
恋愛中の嫉妬と上手に付き合うには
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