共依存とは
共依存とは、「あなたがいなきゃ私はダメになってしまう」または「この人は私がついていないとダメなの」という恋愛に陥っている状態のことです。
共依存は恋愛以外の関係でも陥ることがあり、友人や親・兄弟などの関係でも起こります。
もともと自分自身に自信がなく、愛されたいと渇望していることが原因です。
共依存の人は、他の人の問題を解決しようと働きかけることで、自分の持っている問題から目を背けようとするのが原因で、いつも同じような恋愛パターンを繰りかえしてしまいます。
恋愛関係での場合、共依存になりやすいのは女性で、共依存の女性とカップルになりやすいのが回避依存と呼ばれる男性です。
共依存の女性は回避依存の男性に惹かれやすく、その逆もまた然りです。
また、原因はどちらか一方が持っているのではなく、お互いがなんらかの原因となる要素を持っています。
今回は、恋愛における共依存の特徴や共依存に陥ってしまう女性の原因などについて触れていきますので、少しでも自分に近いなと思う方は是非、参考にしていただけたら幸いです。
恋愛関係での共依存と回避依存
共依存の女性と相性の良い回避依存の男性は、多くの場合相手を自分より下に見る傾向があります。
ですから、恋愛関係の場合でも女性より優位に立とうとし、命令したり相手を非難したりします。
もっとひどい場合は、女性に手を挙げたりなど力で支配しようとすることもあります。
しかし、親しくなると自分の内面を知られるのが不安になり、急に冷たくなったり避けるようになるのも特徴です。
恋愛関係で回避依存になる男性は、幼い頃に親から過剰な愛情を受けて育った人が多く、愛情を「束縛」と感じています。
お母さんがなんでもやってあげてしまうような関係ですね。
本当は本人ができることでもお母さんがやってあげてしまうので、本人のやる気や生きる気力が失われたり、自立を妨害されていると感じるようになります。
そのため親しくなりすぎると、母親との関係が無意識的に思い出されてしまうかもしれません。
そして心の中で警報が鳴り、避けたくなってしまうのです。
回避依存の男性は自立できていないので自分に自信がなく、劣等感から恋愛関係でも相手の優位に立とうとしますが、相手からの束縛を感じると急に冷たくなったり離れたりするのが回避依存の人です。
また、回避依存の男性は劣等感が強いので、良い格好だけ見せようとしたり自信たっぷりに振舞います。
しかし、内心はとても臆病なため、内面には踏み入れさせません。
そのため深い恋愛関係ができず広く浅い関係になり、浮気ばかり繰り返す人もいます。
一方恋愛で共依存の女性は、自分の不安を打ち消すために相手に尽くします。
相手に尽くすことで「自分には価値がある」と確認できるからです。
また、「私がいないとこの人は何もできない」「私がこの人を変えさせる」とも思っています。
共依存の女性は、自分の問題の不安を恋愛中の相手への愛情とすり替えてしまう傾向にあります。
自分の生きづらさを相手への問題の解決とすり替えることで、「これこそ私が解決すべきことだ」と思い込みます。
それで「自分の力で彼氏が変わってくれれば、自分の生きづらさもなくなる」と思ってしまうのです。
ですので、恋愛関係においてもなんでもやってあげることが愛情だと思い込み、本当は彼氏ができることでも取り上げてやってあげてしまいます。
しかし、彼氏にしてみれば、最初こそ自分が優位に立とうとしたり、命令して支配しようとしますが、相手がまるでお母さんのように自分を束縛していると感じてしまうので、次第に避けるようになります。
恋愛関係の共依存と回避依存は、まるで破れ鍋に綴じ蓋のようにピッタリとハマります。
共依存の女性とハマらない男性は感情や行動面、精神面で自立できている人です。
なぜならいくら恋愛中でも、共依存の彼女が束縛しようとしたり自分の世話を焼きすぎると、離れていってしまうからです。
そんなわけで、共依存の女性が落ち着くのは自ずと回避依存の男性になります。
共依存の女性はもともと自立できていない男性をさらにダメにし、回避依存の男性はジレンマを持ちながらも母親との関係を再現してしまうのです。
そして、そんな共依存の女性は自立できていない男性を「この人は私がいないとダメなんだ」と思い込んで、何でもかんでもやってあげようとしてしまうので、更に男性をダメにしてしまうという悪循環にハマってしまうのです。
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