意識に強く刷り込まれている
これが何かと言うと、形はどうであれ元彼との思い出が強く意識に刷り込まれていることで、あなたの是非を問わずに夢に現れてしまうことを指します。
その意識がふと漏れ出てしまった、封じ込めていたはずが引き出しを開けてしまったことにより、元彼はここ最近何度も夢に出るようになったのです。
もっともその夢が「良い」思い出や、良き元彼像を元にしたものであればまだ救われます。
この理由で見る元彼の夢は、前項の未練のような良い印象の記憶だけではなく「悪い記憶」も含まれており、これが先の「形がどうであれ」と意味深に記述した理由となるのです。
意識に強く刷り込まれるのは、良い記憶だけではありません。
元彼からひどい目に遭わされたことがあったり、あなたがとても傷付く元彼との出来事があったりなど、これらも当然冒頭にあった「非常に強い印象」になると思いませんか?
なのでこの理由で見る元彼の夢は、大抵悪夢であることが多いようです。
あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、これはいわゆる心の傷から成る「トラウマ」で、知らない内にそれを抱え込んでいたことになるでしょう。
トラウマは衝撃的な出来事だけで抱えてしまう訳ではなく、些細な出来事や積み重ねでも抱えてしまうことがあるのです。
何にせよ元彼による悪夢...言葉の響きだけで嫌な気持ちになりますし、現にそのような夢を見られている方はいち早く忘れたいものです。
とは言え、これに関しても前項同様放っておいても問題ありません。
これもまた、前項のように思い出したくない事象に関しては心の奥底にしまい込むという、脳による都合の良い整理があるのです。
特にトラウマというのに脳は敏感で、ある一定の時期を過ぎると驚くほど平常心になっていることに自分でもびっくりすることだと思います。
そのため、やはり当面は悩まされるものの結局日にち薬となりますので、元彼が夢から消え去るまで待ちましょう。
頭の中の整理整頓
その元彼の夢、もしかするとただ脳が記憶の整理をしているだけで、特に何を暗示している訳でもない、意味のない夢かもしれません。
まず冒頭で、「出来事の大小問わず何らかの形で、その出来事を必ず記憶の引き出しにしまい込みます」と記述しました。
しかしそれでは、経験した全ての出来事を脳に収めることになるので、いずれパンクしてしまうのでは?と思いますよね?
それを避けるために、脳は人が眠っている間に頭の中を整理整頓する...要は「最適化」を図るのです。
覚醒時にあらゆる情報が頭の中に入りますが、それはあくまで断片的に、適当に頭の中に放り込んでいるだけで、「ただ頭の中にあるだけ」です。
しかし、眠っている間に最適化を図ることで、積み上げられた積み木は整列して記憶のスペースが広がります。
そして、よく思い出す記憶は開けやすい引き出しに、そうでないものには鍵を掛けて、記憶を引き出す労力を少しでも減らそうとします。
その際、一時的に引き出しから記憶が取り出されるのですが、それが夢となって現れてしまうのです。
あなたは「なんでよりによって元彼の記憶が」と思うかもしれませんが、実は他の出来事も繰り返し夢に現れているものの、あなたが覚えていないだけなのです。
元彼の夢だけが印象強く、相対的に元彼の夢が多いような感じを受けているだけなのです。
この理由での元彼の夢に関しては、頭の中の整理整頓が終われば勝手に見なくなりますので、そのままにしておきましょう。
整理整頓が終わったそのときは、もう元彼のことをさほど思い出すこともないでしょう。
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