巷にあふれる恋愛コラム。うんざりしながらも見てしまう……
私自身、コラムを書いていく上で信条としていることがあります。
それは、男性に媚びるためだけのコラムを書かないこと。
別に男性目線を気にすることがすべて悪だと言うつもりはありません。
それで本人が良いと思っているのであれば、すればいいと思うし(たとえ女友達に嫌われようと、ぶりっこだと言われようと)、男に媚びるものかと思う人はその気持ちを貫けばいいと思うのです。
私が思うに、恋愛コラムを読んで「私にはそんな風にできない」とか「そこまでしないとモテない?」と反感を持って読んでしまうから、疲れてしまったりうんざりしてしまったりするのだと思うのです。
とはいえ、そういうモテテクを実践している女の子がモテているのが事実だと思えたり、そういうことをするほうが彼、あるいは好きな人に好かれるのかもしれないなと思って「そこまでできない……」と思って、想像するだけで疲れてしまったりすることが、心的なストレスに変わることが多いのだと思います。
そういうストレスがあって、しかもどれもだいたい同じような内容なのだとわかっていながらも、暇つぶしのために読んでしまったり、タイトルに書かれていることが自分の状況に合致してしまっているとつい読んでしまったり……。
そういう方って、結構多いのではないでしょうか?
実際、私も情報収集のつもりでみることはありますが、それ以外はほとんど読みません。
理由は読んでいて神経が疲れる記事が多いから。
私は男性によく見られたいというよりも、ありのままの自分を受け入れてくれる人を探そうとしているので、多くの恋愛コラムにおいて、ターゲティングされていない層だと思います。
だから苛立つことも多いし、やるせない気持ちになったり、そこに描かれている男性像を思って「男性ってこんなものなのかな」とうんざりしたりすることのほうが多いのでしょう。
大切なのは自分がどうありたいのか?
そういうコラムを悪いと言うつもりはないし、先述したように人の受け取り方次第なので良いと思うのです。
ただ、現代に生きる多くの人は自己肯定感が低く、自信がないと言われる一因に「頑張りたいけど頑張れない」というジレンマがあるのだとしたら、こういうメディアもその一端を担っているのではないかという懸念が私の中にあります。
別に女性は、男性にへりくだらなくてはいけないわけでもないし(彼のことを許してあげるとか、人柄として基本的にそういうスタンスだというのならば良いのですが、彼に嫌われないためにはへりくだるしかないとか、媚なくてはならないという論調の場合に限ります)、女性のステータスや懐の大きさは彼の不倫を笑って許してあげたり、問い詰めないでおいてあげたりすることでもありません。
これももちろん、本人が自分の意志でそのスタンスでいることを選んだのであれば構いませんが。
さまざまな人の意見を読んでみて、その中から自分はどうありたいのか?自分は彼との人間関係においてどういうふうでありたいのか?をしっかり考え直すことが重要なのだと思います。
むしろあらゆる恋愛コラムは、「こうしなくてはならない」「こうしないと男に嫌われる」という手本たるべきではなく、「こういう意見もあるよ」という考え方のインデックスであるべきだと思うのです。
これは、私の主観なので「べき」という言葉はふさわしくないですね。
そうではなく、多くの方がそのつもりでコラムを読むという風になることを私が願っているというだけです。
恋愛で無理をすると自分を見失うから
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