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いつも言いなりの精神的ドM女からそろそろ卒業しませんか!?

いつも言いなりの精神的ドM女からそろそろ卒業しませんか!?

オトナの恋愛
海と太陽
海と太陽
2017.06.28

それは、ドM女ちゃんが、小学校の時でした。

S美ちゃんとドM女ちゃんは、同じクラス。

S美ちゃんは、ドM女ちゃんよりも、かわいい顔をしていました。

わかりやすい顔なのです。

ぱっちりお目めに、口角がきゅっと上がった口。

髪の毛も肩まで届く髪をカールさせたませたガキです。

ドM女ちゃんと言えば、ごく平均的な容姿です。

奥二重の目に丸いお顔、少し厚ぼったいくちびる。

決して不美人ではないのですが、大勢の人がS美ちゃんのかわいらしさに吸い寄せられます。

顔がかわいいと得する。

それは悲しいかな、現実です。

しかも、S美ちゃんは、気が弱いらしく、ある日、不登校になります。

なんでも学校の門をひとりでくぐるのが怖いらしいです。

元気なドM女ちゃんは、学校大好き!

S美ちゃんの気持ちがわかりません。

「誰かお家に迎えに来てくれないと、学校に行けない。ドM女ちゃんに来て欲しい」

とぬかしたのです。

バカな担任の先生は言いました。

「ドM女ちゃん、仲良しでしょ。毎朝、迎えに行ってあげてね」

ドM女ちゃんは小学校三年生。

先生の言い付けを断ることができません。

また、ドM女ちゃんのお母さんも良い人でS美ちゃんのために、

「毎朝、10分早起きして、行ってあげなさい」

なんで!私が!そう言いたいけど、言えない状況を大人たちによって作られたドM女ちゃん。

大人たちは、かわいいS美ちゃんを心配してる。

私が我慢すれば、先生も安心するし、お母さんも褒めてくれる。

悲しいことに、ここで、ドM女ちゃんの一生は、ほぼ決まってしまうのです。

女王様タイプと僕タイプの誕生です。

もちろん、嬢王様はS美ちゃん、毎朝、お迎えが来ても、ホットカーラーで髪を巻いているからと待たされます。

ドM女ちゃんは、早起きをして迎えに来ているのに、玄関で待っているのです。

そう、子供のころに、良い子でいなさい!と、育てられたドM女ちゃん。

「S美ちゃんなんて、大キライ。私は、家来じゃない」

と、言えれば人生は変わっていたのです。

でも、当時のドM女ちゃんがそう言うのは、全世界を敵にまわすほどの勇気がいることでした。

勇気を出してトラウマを捨てよ!

女性後ろ姿

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