なかなか結婚できない理由をいくつか考えてみましょう。
【非正規雇用者の増加による収入の低下】
結婚相談所に入会されても、年収が300万円以下の方は何度申し込みをされてもお相手の女性からお見合いの受諾がされないというのが現実です。
厚生労働省の調べでも、年収が300万円未満の既婚率は1割に満たないという結果が出ています。
ですから、私の場合は300万円以下の方で相談所に入会の意思をお持ちの方には、酷な話ですがお見合いでの成婚確率はほとんどないことを申し上げ判断を仰ぎ、それでも入会したいとのお申し出を頂いた場合は月会費を頂かないで活動をしていただいています。
また、300万円から400万未満では厚生労働省の調べでは既婚率が25%を超えているようですが、女性の場合はこれに当てはまりますが、男性ではやはり400万未満で女性からお見合いの受諾をいただける割合は300万未満とあまり変わらないように思います。
つまり、収入の大きな壁が未婚率、晩婚率に大きな影響を与えています。
【所属コミュニティの減少】
子供のころ地域の子供会に参加した経験はありますか?
ここでの活動は、子供だけではすまず、幅広い年齢の人々と会話をしていかなければなりません。
つまり、子供の時に縦社会を経験できるのです。
学年が上がってくると、リーダーになるチャンスが巡ってきます。
同学年では目立てない存在の子供でも、学年が上ということで何がしかの責任を負わされ、考えることが出来るのです。
大人になってからも地域の活動や趣味の活動に参加していたり、会社の中での人間関係の幅を広げている方は、比較的共通の趣味での出会いや、地域の世話役からの紹介が有ったり、会社の人脈からの声掛けや紹介があるのですが、コミュニティへの参加経験がなかったり少ないと、異性と出会うこと自体が難しくなってきます。
厚生労働省のデータでも、異性の友人すらいないという割合が、男性約6割、女性約5割もあるのです。
本当に深刻な話で、これで結婚しなさいと言っても出来るわけがないのです。
晩婚になってくる理由がご理解いただけると思います。
【結婚するメリットの減少】
男女ともに実家暮らしをする人が多くなり、男性は結婚をしなくても、結婚した以上に親の手厚い世話を受けることが出来るわけですし、家賃も生活費もかからず、低収入でも十分に生活が出来るわけです。
男性の場合は結婚すると決まって自分の稼ぎを妻にとられますので結婚するリスクも大きく、たとえ付き合っていても結婚への踏ん切りがつかず、晩婚化未婚化に拍車をかけているとも考えられます。
女性においても、結婚をした場合は、自分が家事を担当する割合が大きくなり、自分の時間が持てないとか、家賃や生活費を捻出するため旅行や趣味、金額の張る遊びがしにくくなるなどのデメリットを挙げる割合も多くなっています。
晩婚化の影響で、遊ぶ仲間がたくさんいることも問題です。
30歳を過ぎても『自分は若い』と思っている女性がほとんどです。
しかし、男性で子供を希望している場合は30歳女性はぎりぎりのところにいるのです。
男女ともに実家暮らしの未婚の場合、パラサイト状態で親御さんも大変ですが、子離れできない親の問題点も見えてきます。
早いうちの親離れ子離れが、晩婚化未婚化の流れを止めるためには必要です。
【結婚が社会的信用に繋がらなくなってきている】
離婚率が上昇する中で、既婚者が社会的信用が高いとは言い難い社会になってきているのも事実です。
【恋愛結婚信者の増加】
『結婚は恋愛じゃないと』という妄想がはびこり、お見合いを避ける傾向にあるのも大きな問題です。
異性の友人すらいない男女が、6割5割と半数強を占める現代、結婚どころか恋愛にまででも発展する可能性はどの程度あるのでしょう。
こういう方こそ、未婚で終わらないためにも前向きにお見合いを活用されることをお勧めしたいのです。
出会いのための入口こそお見合いですが、良きご縁があった場合そこからは明るい恋愛が待っているのです!
早いうちから手段にこだわらずに『出会うこと』『巡り合うこと』を考えてください。
ラスボス的問題点
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