一目惚れしてしまう心理で、次に多いのが「誰かと重ね合わせてしまう」というパターンですね。
例えば昔の彼氏や、憧れていたけれど恋愛には発展しなかった男性。
中には、自分の父親やお兄ちゃんなど、尊敬すべき大好きな身内を重ね合わせてしまう人もいます。
「どことなく、前の彼氏に似ている」「雰囲気が憧れの先輩にそっくり」「体格が私のお父さんみたいにがっちりしている」など、見た目や雰囲気が、心のどこかに引っかかっている相手とリンクしてしまうのです。
すると、初対面でほぼ中身を知らない相手でも、まるで昔からの知り合いのような感覚になってしまい、つい心を開きやすくなってしまったりします。
心に引っかかる誰かとリンクさせることで、初対面でも妙な親近感を抱いてしまい、これが恋心のように感じてしまったりするというわけですね。
このような一目惚れの心理は、まるで一瞬にして、運命の相手と出会って本気の恋に発展してしまったような印象を受けるでしょう。
ですが、ここで注意したいのは、あくまでも初対面の相手は、心に引っかかっている大切な人とは別人であるという点です。
自分の中で勝手にリンクさせ、勝手に恋してしまっているかもしれませんが、相手は心に引っかかる憧れの人や大切な人と全く同じではありません。
そのため、このような一目惚れの心理は意外ともろく、相手が期待していたのと違う言動を発すると、その時点で違和感を覚えて恋心が萎えてしまうこともあります。
「誰かに似ているから」という一目惚れの心理は、初対面の相手に、大切な誰かのイメージを勝手に貼り付け、そのイメージに対して恋しているだけ。
そんな風に考えると分かりやすいですね。
これも、やっぱり薄っぺらなもので、本当の恋とは言いにくいでしょう。
一目惚れは本当の恋のきっかけに過ぎない!
一目惚れの心理を紐解いてみると、単なる憧れであったり、勘違いであったり、自己満足であったりというケースが大半です。
結局、一目惚れの心理というのは、本当の恋と考えるのは難しいものなのかもしれません。
これは、よくよく考えてみれば当然のことですよね。
初めて会った相手をいきなり好きになるなんて、相手のごく表面的な部分に、浅い気持ちで惹かれたとしか考えようがありません。
初対面でいきなり、相手の何もかもを見透かして、深い深い恋に落ちる方が難しいですね。
ですが、だからと言って一目惚れの心理が良くないものなのかと言えば、決してそんなことはありません。
なぜなら、一目惚れの心理が、素敵な恋愛のきっかけになる可能性は非常に高いからです。
最初は外見だけが好みで惹かれて、それがきっかけで興味を持った相手と、共に過ごす時間を増やしていく。
そしてそんな中で、徐々に相手の中身もよく知るようになり、中身にも惹かれていく・・・
そんな風にして、一目惚れの心理が、いつしか本気の恋愛に発展していく例は決して少なくありません。
また、最初は初対面の異性が誰かの雰囲気に似ていて、そこに惹かれたという一目惚れの心理でも、何度か会ってよく知り合っていくうちに、「誰かに似ている」ではなく、「彼自身が持つ魅力」に気付けるようになってくることもあります。
そして、彼によく似た誰かの幻影ではなく、いつしか彼自身の魅力に惹かれていくということもあるでしょう。
つまり、一目惚れの心理は、本当の恋をするためのステップの1つと考えれば良いわけですね。
ビビビッとくることはある?
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