共依存って何?
まず始めに、共依存という言葉やその意味をご存知ですか?それを知らずして以降の内容を読むのはナンセンスですので、そこからご説明しますね。
共依存とは、簡単に言うと「特定の何かに依存する人」と「その特定の何かに依存する人に依存する人」で成立しているカップル、関係を指します。
何か分かりにくいですよね?
なのであなたと彼を登場人物として、分かりやすく例を挙げてみます。
「あなたには、定職にも就かず毎日ギャンブルにのめり込んでいる彼がいます。」
「そんな彼は、負けてしまった日はとても機嫌が悪く、帰ってくるとあなたに暴力を振るうことが多々あります。」
「そして今日も彼は負けたらしく、あなたに暴力を振るって今日負けた分のお金を無心します。」
「でもあなたは、彼のことを『本当は優しい人』『実はとてもいい人』と信じてお金を渡します。」
ギャンブルに依存する彼に依存する、あなたがそこにいるのが分かりますよね?これが共依存のおおまかな定義となります。
全く同じとは言わなくても、これに近い出来事があった記憶はありませんか?もしあるのなら、実際あなた方は共依存なのかもしれません。
以降で、具体的な共依存の特徴についてご説明しますので、もし当てはまったら、そんな違和感だらけの関係に終止符を打ってしまいましょう。
ダメダメな彼に尽くしたい
よくある共依存の代表的な特徴で、そんな女性はとにかくダメダメな彼に尽くしたい、何とかしてあげたいと思う傾向が強いと言われています。
どのように尽くすかですが、特に内容は問わずとにかく彼の意向に沿う、彼の言いなりになることが大多数で、本人はそれを「尽くしている」と解釈しているようです。
自分の意見を言わず、彼がしてほしいと思っていることだけをし続けることで、彼が自分を必要としてくれている、欲してくれると信じて疑わないんです。
なお彼からの拒否があった場合に限り、そこだけは彼の意向に沿わない、または言いなりにならない姿勢を見せることが多いようです。
その上で共依存の女性は、何とか許しを乞うてそのままの内容で尽くす、または拒否されたものとは違う内容の尽くし方を代替で示します。
一見「健気な女性」風に見えます。
でもその根底はダメダメな彼に縋り付いて、「私が支えになっている」「この人は私がいないとダメ」という、自己陶酔に浸っているだけに過ぎないんです。
きっと共依存の女性は、この意見を真っ向から否定すると思います。
それなら何故彼の言いなりになるだけで、形ばかりの支えでなく、彼と正面からぶつからないのでしょうか?
それが本来あるべき、カップルの形なんじゃないでしょうか?
共依存ですので、彼にも何か依存するものがあって、それが彼をダメダメにしている可能性が高いと言えます。
もし本当に彼の支えになっているのなら、彼のその依存に対策を講じたり、それができなくても何らかの解決の形を探そうとするはずです。
それをしないのは、単に彼に縋り付いているだけの共依存でしかないと、考えるべきなのてはないでしょうか?
自己評価がとても低い
共依存と自己評価の高低には密接な関係があると考えられていて、自己評価が低ければ低いほど、共依存の傾向があるようです。
理由についてですが、まず自己評価が低いということは「自分はダメな人間」、「一人じゃ何もできない」などのマイナス思考に陥ってしまうことが考えられます。
「自分はダメな人間」「一人じゃ何もできない」...だから誰かを頼りにしよう、誰かに依存しようとするんです。
そして「共依存の傾向」であることが、さらに悲劇を生んでしまうことになります。
と言うのも、別に自己評価が低くて自分がダメな人間と思っているなら、そんな自分とは真逆の彼と付き合えばいいはずなんです。
でも「共依存の傾向」があるためにそのようなことはせず、自分と同じ境遇、または何らかに依存している男性を掴まえ、「この人は私と同じ」と安心しようとします。
そしてその後は、安心を得ることができた女性は自分の共依存や彼の依存に目を瞑り、必死に今を維持して波風立たない日々を送ろうとするんじゃないでしょうか?
逆に自己評価が普通、または高い人だと相手を正当に評価するので、「肯定され慣れていない」女性にはとても居心地が悪くなってしまうことが考えられます。
要は褒められたところで素直に受け入れられませんし、それどころか褒め言葉に対して否定したり、社交辞令程度のものでしかないと信じて疑わないんです。
そんなことを繰り返す恐れのある「自己評価が普通、または高い人」というのは、共依存の人からしたら一緒にいるのが煩わしくなるんでしょうね。
でも、いくら居心地がいいからと共依存の状態で付き合っていても、それは傷を舐め合うだけで自分を再評価することには繋がりませんよね?
最初から自信なんて持ってる人は少なくて、でもいろいろな経験や反省をして自分を再評価して、少しずつ人は自信を身に付けていくんです。
傷の舐め合いだと経験や反省をせず、穏やかな日々に甘えてそのチャンスを逃してしまい、いつまでも自己評価は変わらないままになってしまうんじゃないでしょうか?
共依存の女性は、これらを見て思うところがあると思います。
今こそ悪い意味の穏やかな日々から抜け出して、自己評価を改めるチャンスをその手にするときなんです。
彼に萎縮することが多い
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