言葉足らずの人は、言葉足らずに慣れてしまっています。
そのため、言葉足らずをいくら直そうと試みても意識しないと直る可能性は少ないです。
なので、まずは訓練してみましょう。
言葉足らずを直すために、まずは主語をちゃんと言う事を心がけるようにして見てください。
話の流れで特に主語が必要じゃない場合は必要ありませんが、例えば「ありがとう」を伝える時などは、具体的にどういうところにありがとうと思ったかなども伝えると良いですよ。
ごめんなさいや、了解しましたなどでも同じように具体的に示しましょう。
次に「言わなくて良いや」と思った事、「今度言えば良いか…」と言うのを諦めたことなどをメモ帳に書くようにします。
今ならスマートフォンのアプリでメモ帳が沢山ありますので、使いやすく起動が速いものを選んで、スマートフォンを開いてすぐに使える場所にアプリのショートカットアイコンを置いておきます。
言わなくて良い、今度言おうと思ったことのすべてが後々「言っておいたほうが良かった事」には繋がりませんが、そのいくつかは言っておいた方が良かったと思える事柄になることがあります。
言わないことで自分がどれだけの不利益を被ったかを把握することで、言葉足らずをなくすことができます。
誰しも、自分が損であることは嫌なものです。
言葉足らずは簡単に修復できるにも関わらず、そのままにしておきがちな「自分が損をする行為」でもあります。
ただ、言葉足らずによる損があまり見えないために修正を試みないことが多いため、「自分が被った損」をはっきりさせることで一層気を付けられるようになりますから、自覚するためにも試してみてください。
自分ができることを相手もできるとは限らない
「言わなくてもやり方くらい…」と思う人は多いです。
それは自分ができるために、相手もできると勘違いしているからなのですが、世の中には仕事はできるけど皿洗いはできない人もいます。
皿洗いで言っちゃえば、皿洗いができるとしても自分とはやり方が違ったり、水をかなり消費する洗い方をする人もいるわけです。
こういう場面を見ると、水の節約ができて効率よく皿洗いができる人はイライラしてしまいます。
「どうしてそんなやり方するの?!」
「変な洗い方しないでよ!」
こんなイライラをしてしまうわけですが、自分では変な洗い方と思っていても相手にとっては、正しい洗い方として脳にインプットされているからこその行動なんですよね。
相手にとってはそれがベストな洗い方なわけです。
もし、相手にもっと効率がよく水を節約できる洗い方をしてほしい場合は、自分が言葉や行動で教えてあげたらいいわけですが、「なんでそんな洗い方するの?」と怒ったり呆れたりする人の方が多いんですよね。
これは、教えるよりも怒ったり呆れたりする方が楽だからそうするのでしょう。
「自分は何も相手に尽くしてあげたくはないけど、注意だけはしたい」
「その洗い方は変だということを知って、ひとりで改めて欲しい」
そんな甘えが隠されています。
ですがこういったことが積み重なって、相手を非難するだけのことが続けば、いずれはその関係は破綻します。
そうなりたくないのならば、ここでも言葉足らずを改めましょう。
何よりも、やり方を面倒でも教えてあげたり、説明してあげることで次からの手間がなくなるかもしれないんですよ。
長い目で見たら言葉足らずでないほうが楽ができます。
自分ができるのだから相手もできる、は間違いです。
相手もできるから言わなくても良いは、相手も自分もないがしろにしてしまう考えですから、言葉足らずをやめて相手にも自分と同じことができるようになってほしいのなら、楽をせずに教えてあげるようにしてみましょう。
それでも喧嘩になってしまった場合は、怒るのではなくまず謝る
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