恋愛すると苦しくなる!苦しいのはどうして?
恋愛したいと思っていた頃は、「恋愛をすれば今よりもっと幸せになれるはず」と考えていたのに、せっかく恋愛がスタートしたと思ったら、苦しい思いに悩まされてしまうという女性もいるのではないでしょうか?
しかも、たとえ相手が変わっても、恋愛をするたびに苦しいことばかり・・・と感じて本当に困っている人もいるようです。
そのような女性は、「どうしてこんなに苦しいの?」とか、「私には恋愛は向いていないのでは?」などと考えてしまったこともあると思います。
そこで今回は、目から鱗が落ちるかもしれないお話、「恋愛していたら苦しいのは当たり前かもしれない」という内容をお伝えしたいと思います。
恋愛が苦しくてめげてしまいそうな人は、参考にしてみてくださいね。
恋愛は楽しくあるべき?苦しいのはおかしいの?
そもそも、恋愛していて苦しいと感じることが多いとき、なんとなく自分が今している恋愛は、ダメな恋愛なんだという気がしてしまっていませんか?
または、いつも恋愛が苦しいなんて、自分はダメな人間なんだと感じてしまったり・・・。
それは、「恋愛は楽しいもの」という決め付けがあったり、「楽しくない、苦しいだけの恋愛なんてするべきではない。別れた方が良い」といった考え方をする人が増えているからかもしれませんね。
確かに、恋愛していて、本当に苦しいだけであるならば、早く終わらせた方が良さそうです。
しかし多くの場合は、苦しい中にも楽しいときや幸せなときだってあるし、苦しいくらいに好きという感情だってありますよね。
だからこそ、なかなかその人と別れられないのではないでしょうか?
そして、好きだけど苦しい、苦しいけど別れられない、といった状況がさらなる苦しさをもたらします。
恋愛していて苦しいときがあるのは、決して異常なことではなさそうです。
仏教の「四苦八苦」から恋愛の苦しみを考える
四苦八苦という言葉は、日常でも使われていますが、元は仏教用語です。
四苦の四つの苦しみはまず、生老病死(しょうろうびょうし)を指し、生まれる苦しみ、老いる苦しみ、病気になる苦しみ、死ぬ苦しみは誰も逃れられないものだとしています。
漢字に表されている通りですね。
八苦となると、あと四つの苦しみがあります。
それは、以下のことを指します。
・愛別離苦(あいべつりく)・・・愛する人と別れる苦しみ
・怨憎会苦(おんぞうえく)・・・恨んだり憎むような自分にとって嫌な人と会う苦しみ
・求不得苦(ぐふとくく)・・・求めているものが得られない苦しみ
・五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・・「色・受・想・行・識」という人間を構成する五つの要素も自分の思うようにならない、執着から逃れられない苦しみ
このような苦しみがあります。
上から三つのことは、分かりやすいと思います。
最後の五蘊盛苦については、少し難しいですが、簡単に言うと五蘊とは身体、感受、想念、意志、判断となり、心身からもたらされる苦しみのことを指します。
四苦八苦とは、恋愛に限定してもたらされるとしているものではなく、人間として生きている以上誰もが感じる苦しみとしています。
そこで、この後半の四つの苦について注目して下さい。
これらは人生そのものにおける苦なわけですが、こと恋愛の場面でこれらの四つの苦を、感じやすいのではないでしょうか?
順番に考えてみましょう。
「愛別離苦」、愛する人と別れるのは、誰しもとても大きな苦しみを感じるものです。
想像するだけでわかりますよね。
「怨憎会苦」、これは嫉妬心から恨んだり憎んだりする対象が出来てしまったり、ときには彼氏自身にそのような感情を持ってしまうこともありますが、いずれにしても心が乱されて苦しいものです。
「求不得苦」も、恋愛では何度となく感じる苦しみではないでしょうか?
彼氏に対して「もっとこうだったら良いのに」とか「もっと自分の思うように愛してくれなきゃ嫌だ」とか、色んな期待をしてしまうと思いますが、そのようにして求めていることが得られないと、人はまた苦しみを感じます。
「五蘊盛苦」については、身体が思うようにならないといった苦しみは、性欲が満たされない場合を考えても良いかもしれません。
それはそれで、とても苦しいことです。
また、想念や判断というものは自分が下すものですが、それが間違っていたせいで恋愛がうまくいかないと考えるときも、苦しみが生まれます。
感じ方がマイナスに傾いていたり、意志が弱いせいで苦しむことも恋愛では多いですよね。
恋愛は、人生の営みの一部
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