「父性」はすぐに育たない
お腹の中で、妊娠したその瞬間に目覚める母性とは違って、父性というのはそう簡単に目覚めるようなことはない...と言うより、そもそも父性なんてものは存在しません。
世間で言われている父性というのは、父親としての自覚や子どもを慈しむ心を、「結果的に」身に付けた男性の資質であって、自動的に目覚める母性とは同列に語れないんです。
なので、よく彼氏に結婚の意思があるかを試すために、妊娠をでっち上げて確認する女性がいますけど、上記のことからほとんどの場合良い返事はもらえないと思われます。
でもそれを女性は「私を愛していないから」とか、「私のことなんてどうでもいい」などと彼氏を責めるんですが、それが如何にズレているかを理解しなければなりません。
それに、妊娠というデリケートな出来事に嘘を持ち込むのは、たとえ彼氏にある程度の覚悟があったとしても、あなたが軽蔑される可能性があるので、どちらにせよ悪手です。
とりあえず今回は、そのでっち上げ妊娠が如何にナンセンスか、どうして良い返事をもらえないかについてご説明しますので、迂闊な行動は控えるようにして下さい。
「自分の子」という概念が薄い
女性は妊娠すれば、確実に子どもは母親のお腹にいることになり、そこは完全に自分の子ども、これから育っていく尊い新しい命を抱えているという、明らかな自覚が出来ます。
でも男性は、いくら相手女性が妊娠したからとその子どもを認識することは出来ず、妊娠を把握出来る方法と言えば、女性の主張または妊娠検査薬の陽性を確認するのみです。
だから男性は、いくら女性が妊娠したところで人事の域を出ず、自分の子であるという概念が生まれない、またはとても薄いことが考えられるんです。
この事から、あなたが唐突に「妊娠した」と彼氏に言ったところで、当然彼氏から期待する反応は返って来ませんし、人事のような感じが見受けられてしまうでしょう。
これに関して、そんな反応をする彼氏に対してがっかりしたり、激昂して責め立てるなんて勘違いも甚だしく、むしろその反応が当然くらいに思わなければなりません。
この時の彼氏は、妊娠に対する覚悟どころか本当に子どもがいるかすらよく分かっていないので、この場合は彼氏を試す以前の問題なんです。
男性は、相手女性の妊娠したという主張、検査薬の確認、その後お腹の大きくなる女性、エコーで少しずつ育つ我が子を見るなどを経て、そこでようやく自覚出来るんです。
なので、妊娠という言葉だけを利用して彼氏の気持ちを確かめるなんて、男性の性質上意味のないものだと理解しましょう。
今後を考えて尻込みしてしまう
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