いよいよ結納!
彼との結婚の話が進んでいく中で、その1つのステップとして結納を行う方も少なくないですよね。
そして、そんな結納の際には「結納品」と言われる物を準備することになります。
基本的には、結納は一生に1度しか経験しないことですから、結納品などの準備についても、「一体何を用意するの!?」と悩んでしまうことも多いものです。
そこで、そんな結納の際に準備すべき結納品について、それぞれの結納品が持つ意味も併せて知っておきましょう。
結納品とは!?
そもそも結納品とは一体何なのか、どんな意味を持っているのか知っておくことで、結納に対する思い入れも変わってきますよね。
まず、結納品には、それぞれに長寿や円満、子宝といった意味が込められており、簡単に言えば、これから結婚する2人が末永く幸せでいられるようにという願いが込められたものと言えますね。
「結納」というのは、両家が親類になり結ばれることをお祝いする儀式です。
そして、その両家の結びつきを公に約束するための1つの「形」として、結納品が納められるのです。
準備すべき結納品とその意味
では、具体的にはどのような結納品を準備すれば良いのか、また、同時にそれぞれの結納品が意味するところは何なのか、チェックしてみましょう。
・熨斗・・・「のしあわび」とも言われ、不老長寿の象徴であり、贈り物に対する祝意が込められる。
・寿恵廣・・・純白の扇子で、純粋無垢という意味が込められ、同時に末永く一家が栄えることを願った贈り物。
・家内喜多留・・・元々は柳の樽に祝い酒を入れたもの。現代では「酒料」という名目の現金。
・小袖料・・・結納金のこと。50万円、100万円などキリの良い金額が包まれることが多い。
・松魚料・・・食事代のこと。
・結美和・・・婚約指輪のこと。
・高砂・・・尉・姥の人形。共に白髪になるまで夫婦仲良くという意味が込められる。
・友白髪・・・長寿や、白髪になるまで幸せにという意味が込められる。
・角樽・・・お酒を入れるための樽。
・目録・・・結納品の内容について記載されたもの。
・子生婦・・・昆布。子宝に恵まれるようにという願いが込められる。
・寿留女・・・するめのこと。末長く幸せな過程であるように、味がある仲良し夫婦であるようにという思いが込められる。
・勝男武士・・・かつおぶしのこと。たくましい男性の象徴。
昔から一般的に用いられてきた結納品は、以上のものになります。
それぞれに縁起の良い漢字があてられ、深い意味が込められていることが分かりますね。
昔は実際にお酒や魚、着物の小袖などが贈られていたのですが、現代では、これらはお金で納めるのが一般的になっています。
また、結納品として準備すべき物は、地域によっても異なります。
例えば関東では、金包や長熨斗などの9品目の結納品が用意されますが、関西では熨斗、末広などの5品目の結納品を揃えるのが一般的です。
何品目のどのような結納品を準備すべきか、事前に両家で話し合っておくことが大切ですね。
ただし、結納品の数は必ず奇数で、割れないようにすることとなっています。
それから、現代の結納では、結納品の1つに男性側から、「結婚記念品」が用意される場合がほとんどです。
一般的には、婚約指輪ですね。
他にもネックレス、時計などを結婚記念品として用意するケースもあります。
女性の側では、男性から受け取った結納品、婚約記念品に対して「お返し」をすることになります。
結納返しと言われ、結納金の半額をお返ししたり、腕時計などの品物を贈ったりします。
この結納返しの方法についても、地域差がありますので、事前に確認しておきましょう。
また、女性側でも結納品の1つとして、結婚記念品として指輪や腕時計、スーツなどの贈り物を用意するケースも多いですね。
関東では、結納品を両家で取り交わすという考え方が一般的ですが、関西では結納品は、新郎から新婦に対して納められるという考え方が多くなっています。
地域ごとに違いが大きい儀式ですので、両家でしっかり相談して、結納品の内容なども決めていくことが大切です。
結納品の準備の仕方は?
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