さて次は、性犯罪の被害者にならないために対策をお話したいと思います。
が、その前にまずは現在の性犯罪の罰則についてお話しておきましょう。
先日、ある改正法案が閣議決定されました。
今国会で提出される予定です。
その改正法案とは、性犯罪の厳罰化です。
また、被害者を女性のみに絞っていた「強姦罪」を廃止し、男性も対象に含めた「強制性行等罪」を新しく設けようという動きです。
これまで、強姦罪は懲役2年が下限でしたが、強制性行等罪は懲役5年に下限を引き上げます。
また、これまでは被害者からの訴えが必要でしたが、改正案では被害者からの訴えがなくとも事件として取り扱うことができるようになります。
これはかなり大きな改正ですよね。
そうした動きがある中で、わたしたちも自分の身を守るすべを身につけていかなければなりません。
もちろん、性犯罪は被害者が悪いということが言いたいのではありません。
それは性犯罪の加害者が100%悪いです。
これは断言できます。
しかし、厳罰化されたからと言って性犯罪の被害者になったとき、心が完全に回復するかと言えばそうではありませんよね。
性犯罪に遭わない方がいいに決まっています。
性犯罪被害に遭わないためには、次のことを守ってください。
・うかつに他人の家に行かない
これは、友達や知り合いからの性犯罪被害を防止する方法ですね。
異性と二人きりになったり、夜の遅い時間に訪問したりするのはやめましょう。
もしどうしても行かなければならないときには、もう一人友達を連れて行くとか、玄関口で足を止めるとか、いつでも助けが呼べるように携帯を手に持っておきましょう。
・帰り道はできるだけ明るい道を通る
暗い夜道を一人で歩くのは危険です。
私の知り合いも帰り道で性犯罪の被害に遭った子がいます。
どうしても暗い道を歩かざるを得ないときには、歩きスマホや音楽を聴くなどスキを見せるようなことはやめて、早歩きで通り過ぎましょう。
友達と電話をつないでおくのも有効です。
今は防犯グッズも色んな種類があります。
防犯ベルでもいいですが、自分に合ったモノを選んだほうがいいですね。
日頃から、それを使って身を守る事態が起きたときのことをイメージトレーニングしておくことをオススメします。
・人が周りにいる状態で道を歩く
何人か周りに人がいるときを狙って帰るのも一つの手です。
やはり他人の目があると抑止力になりますから、タイミングを少しずらしてでも複数の人がいるときを狙って歩きましょう。
最悪の事態になる前に
自分が被害者になることなんて、考えたこともないと思います。
しかし、最悪の事態になる前に考えておかないと、被害を未然に防ぐことができません。
最低限の知識を身につけておきましょう。
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