性に対する自信がない
何事も自信がなければうまくいかないように、性行為もすることに対して自信がないことで、性が嫌なものになる・・・この経緯で性嫌悪となることも少なくありません。
とにかく性行為に自信がないのです。
彼氏または夫を満足させられない、それで怒ってしまうとか冷たくされることなどを恐れたりして、性行為に対して二の足を踏んでしまっているのです。
謙虚な女性にはありがちで、相手を気遣うあまりそれが過剰になってしまい、顔色を伺ってセックスをしてしまった結果、そのようなことになってしまったのでしょう。
顔色を伺うようなセックスでは、それは嫌になっても仕方がありません。
相手が気になりすぎて自分はおざなりになりますし、それに伴って女性としての喜びを得ることもできない、気持ちよさも半減、または全くない・・・性嫌悪になって当然です。
ですので、もっと気楽に考えても良いかと思います。
セックス中の女性なんて、いざとなれば完全に受け身でも許されますし、そこは「やりたい側」に任せておけばいいのです。
性行為というのは、男性から誘ってくることが多いという状況上、基本的に女性の方が立場は上ですので、それを前提で考えておけば幾ばくか楽になるでしょう。
もっとも、顔色を伺うようなタイプであることから、そうしろと言ったところでなかなか難しいと思います。
なのでこの場合、パートナーの誘いをできるだけ断る方向に、または断れる理由を頑張って作ってそれを続ければ、やがてパートナーは下手に出ることが予想されます。
パートナーさえ下手に出れば、心象に優位性を持たせられ精神的な負担はかなり軽減されるので、当面はそうやって心の平静を保てる方向に自分を置いておきましょう。
自尊心を取り戻すのはそれ相応の努力が必要になりますが、性嫌悪の解消さえしてしまえば自然にそうなりますので、暫くの期間は頑張ってみて下さい。
性嫌悪とは違うもの
なお性が嫌なものという印象があれば、その全てが性嫌悪となる訳ではないようです。
例えば「彼氏とエッチするのがめんどくさい」とか、「やりたいことがあるから早く終わってほしい」など、そういうのは単に無精だったり気がないだけです。
性行為の優先順位なんて人それぞれですので、男性で且つエッチ大好きとなれば何を差し置いても最優先ですし、「疲れるから」とエッチに否定的な女性なら、その順位もそれなりです。
「エッチが嫌い」なのは必ずしも「性行為を否定」という訳ではありませんので、そこをはき違えないようにしておきましょう。
隣に「同じくらい気の毒な人」がいる
性嫌悪の原因がこれではっきりしましたが、性嫌悪である女性というのはとても気の毒に思えます。
性行為、セックスというのは人の本能的な欲求のひとつですし、それを楽しめない、嫌なものと認識している時点で、とても損をしているという印象を受けるのです。
性嫌悪の方からすれば、そんな同情も迷惑なのかもしれませんが、ここでひとつ思い出してみて下さい。
隣にいるパートナーのことです。
パートナーは、片割れが性嫌悪であるがためにずっとおあずけとなっている状態で、実のところ相当我慢していることが伺えるのです。
しかもそれが男性であれば、エッチを断られ続けることが如何に苦痛か、そのくらいは女性であっても分かると思います。
性嫌悪であるがために、性嫌悪である本人以外にも「同じくらい気の毒な人」が隣にいるのです。
それを考えられるのなら、少しでも隣にいる人に思いやりを持てるのなら、性嫌悪になった経緯を考慮しても、今より一歩くらいは前に進めるはずです。
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