琥珀の豆知識
ここで、琥珀についての豆知識について、皆さまも知らないような内容について触れてみますので、琥珀を語る際の参考にしていただければ幸いです。
まず琥珀というのは、先に樹脂の化石とご説明させていただきましたが、樹脂であることから厳密には化「石」ではないことはお分かりいただけるかと思います。
つまり「鉱物」ではないのに「宝石」という、他の宝石で言う真珠の立ち位置にあり、宝石の中では珍しいカテゴライズがなされているのです。
それと、琥珀が樹脂の化石であるのはこれまでのとおりですが、では植物から排出された樹脂は全て化石化するのか、全て琥珀になるのかと言えば答えはNOとなります。
実は樹脂という物質は容易に分解されてしまうことから、ほぼほぼ残ることがないため、大多数の樹脂はやがて自然に消えてなくなってしまうのです。
極めて厳しい条件下でのみ琥珀となり、しかも数千万年というもはや数えることが億劫となる年月を経て形成されるという、本当に貴重なものなのです。
次に、宝石の扱いを受けている琥珀ですが、香料としての需要もあることをご存知ですか?
実は琥珀というのは火であぶると特徴的な香りを発し、仏教にある五香のひとつ「薫陸香」としてその名を馳せており、今もなお香りを目的とした需要があるのです。
さらにその琥珀の香りは、虫除けにも使われていたという文献もあるようで、実際東北の一地域では家畜のために琥珀が焚かれていたそうです。
そして驚くべきことに、生薬として人が服用することもあり、これまでの内容を踏まえて言ってしまうなら、「化石を飲む」のと変わりない状況が現実にあります。
しかし実際、外国では今もなお服用されていて、主に鎮痛剤として、その他リウマチや痛風などに効果があるとされ、愛され続けているようです。
運命的にも精神的にも、そして上記のように肉体的にも効果が期待できるなんて、もはや万能の一言では片付けられない力が琥珀に隠されているとしか言えません。
ただし服用に関しては、医学的に解明されていない部分が多過ぎるため、もし服用してみようと思われる人については自己責任でお願いします。
次の豆知識ですが、まずこの世にある琥珀の中で、最も古いものは何年前のものになるかご存知ですか?
ヒントとして、同じく宝石のダイヤモンドの初出は14世紀頃だと言われています。
では答えになりますが、最古の琥珀というのは今よりおおよそ「3億年以上前」のもので、アメリカのとある州で発見されました。
琥珀によくある「虫入り」ですら1億年近く前のものが産出しており、その途方もない年月を人に思い知らせています。
この事から、動植物の絶滅種の情報を得られることに繋がり、今日までに1,000種類以上の絶滅種の特定に至ったとされています。
最後になりますが、これだけ歴史のある、途方もない年月で作り出された琥珀が、どうして比較的安価なのか、歴史の浅いダイヤよりも遥かに手に入れやすいのかについてです。
ここで最初に思い付くのは「産出量」になると思いますが、それも間違いではありませんが別の理由があるのです。
それは琥珀の「偽物」の存在で、現代は琥珀のイミテーションを容易に作り出すことが可能で、それの普及により手に入りやすいという状況が現れてしまっているのです。
もっとも、それを偽物と理解した上で手に入れる分には何ら問題ありませんが、本物と思い込んで騙されたとなれば問題になります。
ですので琥珀に興味が現れて初めて購入したいと思う人は、できるだけ信用できる筋を探すとか、信頼できる人伝いで購入するように心掛けましょう。
意味や効果だけでなく、豆知識も豊富…本当に琥珀という代物は魅力と言えますね。
途方も無い年月に触れる
これで琥珀について、これまで以上の知識を得られたことだと思いますが、改めて理解されて琥珀という宝石が重く感じられるのではないでしょうか?
自然が長い長い年月を経て作り上げるのですか、触れただけで途方も無い年月を感じてしまうようで、つい戦々恐々としてしまうのは無理もないことなのです。
そんな琥珀ですからその意味も理解できるでしょうし、パワーストーンとしての力も思わず納得してしまうこと請け合いで、むしろそんな力があって当たり前くらいに思えます。
もうすでに琥珀に強い興味を示されている人もいるのではないでしょうか。
すでに興味があって、パワーストーンとしての琥珀を所持されている人は、今まで以上に琥珀を愛してくれるでしょう。
これまで一度も琥珀を手にされたことがない人は、これから琥珀を手にしてみて、その途方も無い年月に触れてみては如何でしょうか。
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