タロットカード「女教皇」の逆位置に込められている意味
ここまでは、タロットカード女教皇の正位置に込められている意味についてまとめてきました。 女教皇の正位置には、いたって前向きな意味が込められていることが多く、ポジティブな意味が大半を占めています。 きちんとカードに込められている意味を読み取り、その意味に従って行動することにより、あなたの人生は確実により良いものとなっていくでしょう。 しかし、タロット占いには正位置と逆位置という概念があることを忘れてはいけません。 カードの正位置の意味だけを理解し、そのカードの正位置を引いたからといって満足してはいけません。 それぞれのカードについて本当に理解したいのであれば、カードの正位置だけではなく逆位置についても理解する必要があるでしょう。 そこでここからは、「タロットカード女教皇の逆位置に込められている意味」についてまとめていきます。 一見、カードは正位置に込められている意味こそ重要であるかのように感じますが、カードの本質を握っているのは逆位置だったりします。光を知って闇を知るではありませんが、タロット占いでは正位置と逆位置の両方を理解することが重要だといえるでしょう。 タロットカード「女教皇」についてもっと深く知りたいという人は、ぜひ目を通してみてくださいね。
1、消極的
タロットカード女教皇の逆位置に込められている意味の一つ目は「消極的」です。 タロットカードの女教皇を逆位置で引いたときは、あなたの心が消極的な状態になっていることを表しています。 消極的というのは、簡単にいえば積極的の反対の概念であり、なにごとにも一歩引いて考えてしまう傾向があり、中々行動に移すことができない性格のことを指しています。 よく「恋愛に消極的だ」 というような言い方をしますが、これは本当は恋愛をしたいと思ってはいるけれど、実際には行動に移すことができない状態のことを表しているのです。 こうした状態のままだと、日常生活の中に刺激を持ち込むことはできませんし、ましてや人生をより良い方向へと向かわせることも難しいでしょう。 人生の行動を変えるには、何事にも積極的に取り組んでいく姿勢が重要であり、その姿勢こそがあなたの人生を充実へと導いていくのです。 タロットカード女教皇を逆位置で引いた人は、自分が消極的な性格になっていないか考える必要があり、もし消極的な行動ばかりしているのだとすれば、人生で多くのチャンスを見逃しているという意識を持つようにしてみましょう。
2、自信喪失
タロットカード女教皇の逆位置に込められている意味の二つ目は「自信喪失」です。 タロットカードの女教皇は、あなたが自信喪失しているときにも引きやすいカードとなっており、それが逆位置であるのであれば、あなたの心が自信を失っている状態であることが読み取れます。 実際、自信喪失してしまっている人は、なにをするにもネガティブでマイナスな方向へと考えがちであり、いつもうまくいかない理由ばかり探している状態だといえるでしょう。 基本的に、現実では自分が思っていることが引き寄せられるように起こることがあり、それはつまり、あなたが考えていることがそのまま世界に反映されるということです。 もちろん、あなたは神様ではありませんし、なにか特別な力を持っているわけでもありません。ただ世界を見る目は自分の考えていることが反映されているのであり、今あなたが経験している世界はあなたが考えている世界だということになります。 この認識を変えることで、あなたは自分の世界の見方を変えることができるのです。 自信喪失している人は、世界をネガティブで見ることに特化しているので、非常に不安定な状態になっています。 タロットカード女教皇を逆位置で引いたときは、まずは失ってしまった自信を取り戻すことからはじめてみてくださいね。
3、神経質
タロットカード女教皇の逆位置に込められている意味の三つ目は「神経質」です。 神経質を表すタロットカード女教皇の逆位置は、小さいことにも敏感に反応してしまう傾向を表しています。 神経質になるのはよくないことであり、できるのであれば神経質にならずに器を大きく広げて行動することが大事だといえるでしょう。 あなたの周りにも神経質になっている人がいるかと思いますが、そういった人はおそらくいつも気が張っていて、心の底からリラックスすることができていません。 いつもストレスを蓄積させながらイライラしている可能性が高く、そういった精神状態をしている人が、満足感の高い日々を送っているはずもありません。 タロットカードの女教皇は、逆位置で引いてしまうとあなたの内面にかなりの負担がかかっていることを示しているのです。 なので、そのときにできる最善の策は、精神的にリラックスして物事を深く考えないようにすることであり、神経質になるのではなく、少し鈍感なぐらい無頓着になることだといえます。 性格を変えることは難しいことではありますが、普段から意識的に考えて行動をすることで少しずつ変わっていくことができるでしょう。 タロット占いはあなた自身を変える占いでもあるのです。
4、冷たい心
タロットカード女教皇の逆位置に込められている意味の四つ目は「冷たい心」です。 タロットカードの女教皇を逆位置で引いたときは、心が冷たくなっている可能性があり、それはつまり自己中心的に物事を考える傾向であることを示しています。 たまに、会話をしていて「この人冷たいな」と感じることがあるように、人に接するときの態度というのはその人の心の状態によります。 心が冷たくなっている人は、それだけ他人には冷たく接してしまう傾向があり、他人のために行動をしようとは思わないものです。 逆に心が温かい人は、利他的な行動を数多くこなすことができ、周りとの円滑なコミュニケーションを構築できるでしょう。 もちろんここで述べている、「冷たい」「温かい」というのは例えであり、本当の心の温度を表しているわけではありません。 女教皇を逆位置で引いたあなたは、つい他人に対して冷たく接してはいないでしょうか。 タロットカードは時には警告としての意味を持つこともあり、あなたに態度を改めるように促していることもあるのです。 それぞれのカードが意味していることを、正しく解釈することを意識してみてくださいね。
タロット占いは人生のサポートツール
ここでは、タロットカード女教皇の正位置と逆位置に込められている意味についてまとめてきました。 タロットカードで占いを行うときは、それぞれのカードの意味だけではなく、カードの向きも観察する必要があります。 仮に正位置ではとても好ましい意味を持っているカードだったとしても、逆位置で引いてしまうと急劇に悪い意味を持つカードになってしまうことが往々にしてあります。 しかし、だからといってタロット占いを盲信してしまうのはあまりいいとはいえず、しっかりと自分の状況と環境と合わせて考えることが大事です。 自分が引いたタロットカードに込められている意味が、本当に自分に該当するのがどうか、自分自身の尺度を用いて判断することが重要なのです。 ここではタロットカード「女教皇」について詳しくまとめてきましたが、女教皇に込められている意味を盲信せずに、タロット占いはあなたの人生をサポートしてくれるツールであることを忘れずにいてください。 占いは絶対的なものではありませんし、自分の人生は自分で決めていくという意識をしっかりと持つように心掛けましょう。
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