もともと雑菌が多い体質
生まれながらの体質的に、デリケートゾーンへ雑菌が繁殖しやすいというケースもあります。
たとえば、汗をかきやすい人やアンダーヘアが濃い人は、雑菌のエサとなる汗がアンダーヘアに溜まりやすいので臭いやすくなります。
また、先ほど説明した膣の自浄作用が、体質的にもともと低い可能性もあります。 もともと、膣内の正常な働きを促す常在菌が少ない体質であるがために、雑菌が繁殖しやすい場合もあるでしょう。
過度に洗浄しすぎている
過度に膣内を洗浄することで、必要となる常在菌まで洗い流してしまっている場合も、臭いが発生する原因となります。
「清潔に保つため」と思い、膣洗浄用のビデを常用している場合は、逆に必要な菌まで洗い流し雑菌が増殖してしまうことがあるので注意が必要です。
膣洗浄用のビデは生理中だけに留め、入浴時に普段から洗いすぎていないかの見直しを図りましょう。
デリケートゾーンの黒ずみの原因は3つ
デリケートゾーンの気になる黒ずみの原因は、下記の3つが考えられます。
もともとの肌の色
もともと生まれつき、肌の色が濃いことで、デリケートゾーンが黒ずんで見える場合があります。
肌の色は人によって違いますが、それは顔や腕の話だけでなく、デリケートゾーンも同じです。
これは、体質なので変えることは難しいのですが、今以上に色が濃くなることを防ぐことはできます。
黒ずみにつながる他の原因の対策を、しっかり行いましょう。
摩擦による色素沈着
後天的な黒ずみの原因としてよくあるものは、摩擦による色素沈着です。
肌は、摩擦や紫外線などの刺激を受けると、肌を守るために、メラニンを生成します。 デリケートゾーンは、ショーツの擦れや締め付けなどによる摩擦が発生しやすく、この刺激にメラニンが作られ黒ずみを発生させるのです。
通常、外部から受ける刺激がなくなるとメラニンの生成は止まり、肌の新陳代謝であるターンオーバーが繰り返されることで、黒ずみが薄くなります。
つまり、短時間の摩擦であれば落ちないレベルの黒ずみには発展しにくいのですが、デリケートゾーンの場合、下着による刺激は、ほぼ1日中を受けることになるので、排出のサイクルが間に合わずに黒ずみが色素沈着してしまうのです。
汚れによる炎症と肌への刺激
デリケートゾーンは生理時の経血やおりもの、排泄時の尿など、日常的に汚れやすい部分であるため、落とし切れなかった汚れが原因で、雑菌が増殖・炎症を起こし、黒ずむ場合もあります。
下着の擦れや締め付けと同じく、炎症も肌への刺激となって、黒ずみを発生させてしまうのです。
また、気を付けたいのが、毛抜きでの脱毛といった、肌に大きな負担を与えるアンダーヘアの自己処理の方法によっても炎症を起こしてしまう可能性があります。
デリケートゾーンの黒ずみを起こさないためには、入浴時に落としきれていない汚れが残らないよう丁寧に洗い、無理なケアによる炎症を起こさないよう注意が必要でしょう。
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