今のあなたの悩みは、本当にあなた自身の悩みでしょうか？ 誰かの悩みを、あなたが抱えていませんか？ もし、「自分のやりたいことより他人を優先してきた」「自分の人生はこんなはずではなかった」と少しでも感じるなら、本当のあなたを見失っているのかもしれません。
あなたの本質を知ることで、本当のあなたに出会えます。 これまでの時間を取り戻し、あなた自身を大切に生きていきましょう。
なぜ本当の自分を知りたいの？
まずは本当の自分を知る前に、あなた自身がなぜ本当の自分を知りたいのか？こそ知ることが大切なのです。 普段、何気ない生活をしていれば何も「本当の自分を知りたい」と思う人は少ないでしょう。
でも、あなたの中の何かが本当の自分を知りたがっているのです。 本当の自分に出会えたときに、あなたは心の奥にある暖かな何かを感じることでしょう。 それでは、その原因を一緒に探っていきましょう。
自分のやりたいことがわからない
これまで、「何かに熱い気持ちになれなかった。」「何かをやり遂げた達成感というものもが無かった。」と考えることが多ければ、自分のやりたいことを見つけにくくなります。 何かに打ち込み努力をしてきた人は、人生を自分で切り拓いていく力が身についています。
しかし、とくに何も頑張ってきた記憶のない人や、自分で考えることがめんどくさいと思っている人、人に合わせて選択をしてきた人などは「自分のやりたいことがわからない。」と立ち止まり、悩んでしまうのです。 そこに、本当の自分はいません。 あなたが自分で選択し、熱い気持ちで何かに打ち込むことで、自分が本当にやりたいことや、あなたの心の奥に眠る本当のあなたを見つけることができるのです。
親や周りの意見に流されてきた
あなたが幼少の頃、厳しいご両親に育てられ、親の言うことが絶対的な環境で育ってきた場合、自分で物事を決めることが怖くなってしまいます。 幼少の頃の記憶は、大人になってからの記憶より鮮明に印象に残ります。 そして幼いあなたは、その厳しさが恐怖や不安に変わってしまったのでしょう。
まずは、親の意見を聞いていれば間違いないと思い込むようになり、何をするにも親に確認をしなければ不安な気持ちになってしまいます。 また、自分で何かを決めることに不安を感じてしまい、つい周りの意見に流されることに安心してしまうのです。 なので、自分の意思というより、周りの意見の方が正しいと思い込んでいる部分もはらんでいます。
自分の人生はこのままでいいのか？
漠然と今の自分を考えたとき、周りの同級生や友達と比べて充実しているように思えないことがありますか？ そんなときこそ、「自分は、このままでいいのか？」と不安になりますよね。 他人と比べることはよくないと頭で分かっていても、つい他人が幸せそうな姿に嫉妬してしまったり、人の幸せを僻んでいる自分がみじめに思えたりしていませんか？
本当のあなたは、そんな人ではありません。 性格や見た目も違う他人は、生まれた場所も違い、育った環境など全てにおいて自分と違うのです。 他人とあなたを比べて、誰が得をするのでしょう。
あなたの人生を振り返ることも大切ですが、あなたの思考も直さなければ、幸せになることはできないのです。
自分の本当の価値って？
今のあなたは、どんな人ですか？ この質問に答えることで、これから取り入れていくべき項目がわかります。 あなたの内側を見つめることで、今の自分がどんな人かわかります。 たとえば、どんな性格で何が好き、また、どんなことが楽しいと思えるのか？簡単な質問からでかまいません。
もし、質問を進める中で嫌な自分を見つけてしまったとき、そのときこそあなたが理想的な自分に近づくチャンスです。 どうしたらその嫌な部分を改善できるのか、じっくり考えてみてください。 そこから、改善しどんな自分が理想的なのか、イメージしていくことが大切です。
まずは今の自分を見つめなおし、これから取り入れたい自分を探していきましょう。
他人の目が気になる
他人の目が気になる人は、人の顔色ばかりを伺ってしまい、本当の自分が埋もれてしまっています。 他人に良く思われて、人間関係をよくしていきたいからとあなたを殺していては、あなたらしい人生とはいえません。 ときには、相手の成長につながらないと感じることなら、相手からのお願いごとを断ることも大切です。
それこそが、本当に相手を思う愛情であり、あなたが思い描く人間関係を構築していくことにつながります。 「自分が弱い」からとか「他人に合わせていた方が楽」では、いつか本当のあなたを見失ってしまいます。 他人の目が気になるのは、あなたに自信が持てないことが原因かもしれません。
何も大きな成功を収めなくても小さな成功を積み重ねることで、自信を取り戻すことができるのです。 たとえば、相手からしてもらったことに対して「ありがとう」が言える、など本当に小さなことからでかまいません。 少しずつあなたのできることが増えていくと、あなたの気持ちも満たされ、いつか他人の目も気にならなくなる時期が来るようになるでしょう。
本当の自分を見つけるための10の質問
さて、ここからは本題である「本当の自分」を探すための10個の質問を行います。 時間がかかってもじっくりと自分の気持ちと向き合い、丁寧に質問に答えていきましょう。 もし、今すぐに答えが出せなくても、焦る必要はありません。
じっくり考えなくても、いつしかふとその答えが出てくることもあるのです。 本当の自分を見つけるために、ぜひ一つ一つ丁寧に答えを出していきましょう。
【質問１】誰かに生かされた人生ですか？あなたの人生を生きていますか？
この質問は、かなり核心を突く質問だと思います。 もし、この質問に対して少しでも違和感を覚えたなら、あなたは他人が考えた人生を歩んでいることも。 誰かに生かされているとは、自分本位で生きているとは言えない状況ですよね？
それは、あなたの幼少の頃の記憶だったり、あなたの性格が優しすぎたりすることが原因かもしれません。 どちらにせよ、あなたの人生を生きていないと思うなら、どうすればあなたの人生といえるものになるのか考える必要がありそうです。
【質問２】「失敗は成功のもと」なのに、なぜあなたは失敗を怖がるの？
失敗しなければ、成功に近づくことができないとわかっていながら、なぜそんなに失敗を怖がるのでしょうか？ 環境のせい？他人のせい？あなたのなまけ心のせい？他人に失敗を知られるのが怖いから？何に恐れているのか明確にしてみることが大切です。
あの天才で有名なエジソンですら「私は、失敗したことがない。ただ、一万通りの、上手くいかない方法を見つけただけだ。」と言っています。 失敗を怖がらずに、まずはトライしてみませんか？
【質問３】他人の責任になっていないか？
何かを決断した時に「○○ちゃんがこう言っていたから...」と、他人の責任にしていませんか？ 決断したのはあなた自身であることを振り返りましょう。 また、重要な問題は必ず自分で答えを出すことで、やっと自分自身の自由な人生を生きることができます。
【質問４】あなたが本当に愛しているものは何ですか？
これまで生きてきた中で、あなたがこれだけは譲れないと思えることはありますか？ あなたが本当に愛してやまない人やものを見つけると、人生を生きる目的が明確になります。
あなたが守りたいものは、大切な恋人ですか？ それとも家族や、友だちですか？ 動物や植物、趣味に関してかもしれませんね。
あなたが本当に愛しているものは何か、今一度立ちどまって改めて考えてみてください。
【質問５】口では他人の幸せを願い、頭では他人の成功をねたんでないですか？
あなたが他人を思う気持ちは本物ですか？ 心にウソをつき、言葉に出すことは正しいのか？ 人は、一人では生きられないことを改めて考えなければならないのではないでしょうか。
人を励ましたり、助け合ったりすることは人としての本来の姿なのです。 あなたの周りの人が幸せな姿を喜べないのは、あなたの心が満たされていないから。 人は、一人では生きていけないことを受け止め、人と協力しながら生きていることを忘れてはいけないと気づくべきではないでしょうか？
【質問６】その決断は自分のため？それとも他人のため？
あなたの人生はあなたの決断により出来上がる。 他人に決断をゆだねた時点で、あなたの人生ではなくなってしまいます。 自分を大切にしている人は、大切な選択を他人に任せたりすることはありません。
他人の決断にあなたの気持ちをゆだねても、あなたは「あのとき、あの人がそうしろと言ったから。」と他人の責任にして、自らの過ちすら認めることができなくなってしまうのです。 他人が考えた人生を歩んでいてもあなたの人生ではないことを知っておきましょう。
【質問７】手放すことを理解していても、手放せないのはなぜ？
煩わしい人間関係や、散らかっている自分の部屋。 あなたの心ではすでに捨てる覚悟ができているのに、なぜそれらをできない手放すことができないのでしょうか？ あなたが変化を恐れて、これまで当然かのように、あなたのそばにあったものを手放す恐怖にかられるかもしれません。
新しい出会いがあれば、別れもあるように、きちんとした別れや手放すことができれば、またあなたが成長することができるのです。 また、手放した後には素敵な出会いがあるものです。
なのに、手放せない理由はなぜでしょう？
【質問８】今やれないのなら「いつ」やるのですか？
いつも、やりたいことに理由づけて後回しにしていませんか？ 「いつでもできる」は、「いつかできる」になり、いつのまにか「忙しい時期だったから...」としなくなってしまいます。 やれない理由を見つけることが得意になっていませんか？
口で語ることは簡単です。 あなたがやりたいことがあるなら、今がチャンスではないのですか？ お金の問題や、家庭環境、時間的な余裕がない…。
人間の心は、気を抜くとつい甘えが出てしまいます。 「いつでもできる」が「あのときできたのに。」と後悔しないよう、人生を自らの気持ちで突き進むことも大切です。
【質問９】「あなた」はなぜ「あなた」なのでしょう？
自分というものを知るためにこちらの質問をしています。 自分らしさはどこにあるのか考えてみましょう。 自分の性格だったり、癖やコンプレックスだったりかもしれません。
自分のあり方がわからなかったり、自分とは何だろう？と迷いのあるうちは、悩んでしまったり他人と比べたりしてしまうことがあります。 あなたがあなたであるために、どんなことが必要なのでしょうか？ この質問の意味や、真意を考え、じっくりと答えを出していきましょう。
【質問10】あなたが「幸せ」と思えることは一体どんなことですか？
人により「幸せの定義」は違います。 あなたが追い求めているものは、もしかしたら他人の幸せではありませんか？ 残念ながら、それはあなた自身の幸せではないかもしれません。 幸せとは他人と比べて相対的に感じるものではなく、自分自身の絶対的なものです。
どこかでふと満たされない気持ちになっていませんか？ それは、周囲から幸せかどうかの評価を受けることで幸せを感じているからです。
自分の幸せを感じることができたとき、とても満ち足りた気持ちになるでしょう。 本当の幸せを知るためには、自分自身を知る必要があります。
自分の感情や考えていることを、振り返って書き出してみることもいいでしょう。
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