不倫ならではのつらさ
不倫し始めの女性にとっては、素敵な彼氏とのお付き合いの良い面ばかりが見えているかもしれません。しかし、時間を追うごとにつらさに目を向けてしまうのが不倫です。
どっぷりハマる前に抜け出したいと思っている人は、この不倫のつらさについておさえておきましょう。
イベント時に会えない
不倫を経験する女性が、最も別れを意識する瞬間はイベントの時でしょう。
女性自身の誕生日は、まだいくらでも調整がつきます。しかし、クリスマスや大型連休、あるいは彼の誕生日など、いわゆるカップルが楽しむイベントのときに、彼は家族サービスをしなければなりません。
周りがカップルで楽しく過ごしているなか、さみしく過ごす自分がみじめに感じてしまうのです。
仮にデートができたとしても、いわゆるデートスポットを手をつないで歩くこともできないため、恋人らしいイベントを過ごすことは難しいでしょう。
関係を公言できない
不倫は、配偶者が婚外恋愛を認めている場合や、離婚がもう成立するなどの特殊な場合をのぞき、関係を公言できないのが通常です。
どんなに魅力的なひとが自分のパートナーであっても、ふたりでいるときには愛をささやいてくれていたとしても、公の場では親密な関係であることを伏せていなければいけないのです。
一方で、何も知らない人からは家庭のことを尋ねられるため、当たり障りなく答える場面もあるでしょう。同じ職場など共通のコミュニティでの不倫の場合は、そんな会話を横で聞かなければいけないケースもあり、そのたびに苦しい気持ちを抱えやすいのです。
いつも隠れていなければならない
バレてはいけない不倫をしている場合、いつも人目を避けてデートをしなければなりません。
手をつないで歩くこともできませんし、話題のデートスポットにも行けないでしょう。昼間におしゃれなカフェに行くことさえも難しいですし、花火大会などの恋人感を味わえる場所にもいけません。
自宅デートでさえ、家からの行き帰りはいっしょに歩けないこともあるでしょう。
セックスだけの関係ではない、心の通い合った不倫であればあるほど、「どうして好きな人といっしょにいたいだけなのに、日の目を見てはいけないのだろう」と切ない気持ちになってしまいます。
家族や恋人という肩書きがもてない
不倫関係には、当然ながら肩書きがありません。しいていえば「愛人」という程度でしょうか。「彼氏」「彼女」と表現することもありますが、一般的に公の場でそれを口にできることはないでしょう。
不倫相手のことをどんなに好きであっても、自分は「妻」ではないし「恋人」でもなく、それを周囲に紹介されることはありません。
たとえば、仮に男性の身になにかあったときも、真っ先に連絡が来るのは自分ではありません。なにか万が一のことがあったときでさえ、自分は彼の家庭に介入する権利がないのです。
そこにとてつもない寂しさを感じてしまう女性は少なくありません。
会いたいときに会えない
よほど妻が無関心であるか容認している場合をのぞいては、不倫は思ったように時間がつくれない関係です。
普通の恋人同士であれば、寂しいときには遠慮なく会いに行けることが多いものですが、不倫においてはそうはいきません。どんなに会いたくても、何か手を借りたいことがあっても、気軽には会えないのです。
このつらさを感じるのは、特に自身が体調不良などで寝込んだときです。ひとり暮らしならば家事の一切は自分でやらなければいけません。自由に連絡がとれないことも重なって、心細さが増してしまうことでしょう。
不倫がバレないようにするには覚悟が必要!
関係が深まっていくごとに、愛情が湧いてくるのはどんな恋愛でも同じです。しかし不倫の場合は時間が経つごとに、独占欲や劣等感など、マイナスな感情を湧かせてしまうことも少なくありません。
マイナスな感情に支配されると、うまくいくものもうまくいかなくなっていきます。不倫にはそれだけの難しさがあり、覚悟が必要なのです。
愛情だけが頼り
肩書きがなく法律的なしばりがない関係だからこそ、心の頼りはお互いの愛情だけです。会いたいときに自由に会うこともできず、連絡さえも自由にとれません。どんなに好きでもこの先いっしょになれる保証もなく、気が付けば年齢を重ねてもひとりぼっちでいる可能性すらあります。
つまりどんなに心を通わせていても、見返りが一切なく、いつ終わってもおかしくないのです。
人によっては経済的な援助があったり、セックスによって欲求不満を解消できたりするメリットがあるかもしれませんが、それでも精神的なつながりを重視する女性にとってはさみしさが募るでしょう。
多くを求めない
女性が男性に見返りを求めようとすると、途端にうまくいかなくなることでしょう。
普通の恋人らしいことをしようとすると、どこかでボロが出て関係が終わることもありえます。また、「家庭よりも自分を優先してほしい」という欲が出るほど、不倫相手を奪おうという気持ちが増してしまいます。
独占欲がでて、相手の家庭を壊そうとする気持ちが芽生えてしまうと、不倫は破滅にまっしぐらです。「このままの関係が続く」という前提の中で、相手の幸せを願える状態であり、なおかつ自分も無理をしない状態でないと、不倫は長続きしないのです。
自尊心との戦い
法律的なしばりがある以上、「ただ好きなだけなのに…どうしてこんなにこそこそしなければいけないのだろう」という思いがわき、自分をみじめに感じてしまうのが不倫です。
陰に隠れて交際を続けなければならず、家庭のことが優先されると自分は二の次。そんな状態では、自尊心もボロボロになってしまいます。
不倫を健全な心理状態で続けられるのは、揺るがない自尊心を持っている女性だけでしょう。「彼は彼、自分は自分」とお互いの幸せについてきっちり分けて考えることができ、彼に幸せにしてもらおうという気持ちを持たずに、自分を幸せにできるのは自分だけだと考えられる女性です。
人と比べない
不倫は、のめりこむほどに妻と自分とを比べてしまいがちです。どちらのほうが彼に大切にされているかを気にするため、彼が家庭をぞんざいに扱うのを喜び、彼の家庭が壊れるのを望んでしまうかもしれません。
また、彼の妻の容姿や能力など、あらゆることが気になります。自分自身が魅力的な人間であっても、卑屈な視点で見るので劣等感をもってしまうでしょう。
そうなると関係を続けるごとに、どんどん心がゆがみ、またすさんでいくことは避けられません。不倫するのならば、ほかの誰とも自分を比べることなく、目の前にある彼との関係にだけ目を向けていく必要があるのです。
自分を大切にできていないとうまくいかない
不倫は、自尊心が低くなり劣等感にさいなまれやすいものです。そして、「自分がこんなにつらいのは相手のせいだ」と彼に対していつしかうらみを持ってしまい、彼を手放さない家庭を憎んでしまいます。
それでは負の連鎖しか生み出しません。
不倫は究極の自分試しです。自分のことをどれだけ普段から大切に扱い、自分の幸せを最優先できるのかが試されているのです。
自分が自分のことを好きでいられるような状態をつくり、「不幸だと感じて自分を貶めてしまうようなら、すぐにでも別れる」と心に決めることが必要です。
不倫がバレない方法はあるがつらい思い&リスクはつきもの
不倫がバレない方法はあります。しかしそれは、自分の欲を押しこめ、徹底的に隠すという方法しかありません。大切なのは、「それでも幸せかどうか」という視点です。
つらい思いやリスクをともないながら、それでも好きな人といっしょにいられるかどうかが問われています。自分をボロボロにしてまで得られる幸せはありません。
不倫は続けるほどに意地になってしまうことも多いものですが、ネガティブな感情が湧きだしたら一度冷静に、自分の望む生き方を整理していきましょう。
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