自分を制御しきれないときがある人へ
嫌なことは重なるとよく言います。
泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり、弱り目に祟り目…日本にはそういうことを表すことわざがたくさんあります。
精神的に追い詰められていると、ストレスで肌が荒れたり、生理が遅れたり、蕁麻疹が出てしまうような人も中にはいらっしゃるでしょう。
身体に不調が出始めるほどになったら一旦休息の時間を取る必要があるでしょうが、そうなる前に自分の感情をきちんと処理できるようになりたいものですよね。
感情というのは抱こうと思って生じるものではありませんし、消そうと思って消せるものでもありません。
だから厄介なのですよね。
今回は、できるだけ感情を理性や考えることでうまく処理できるようになるためのヒントをご紹介します。
これを読んで抱え込んでいる悩みが少しでも軽くなってくれたら嬉しいです。
#1:コンプレックスには種類がある
克服できそうなものなのか、それとも克服することが非常に困難なものなのか。そこでコンプレックスを二分することができます。
克服できそうであればあるほど、短期的で激しい劣等感に襲われる。
克服することが難しいものほど、次第に適応するようになってゆく、もちろん心のなかには根強く残り続ける。
しかし。劣等感は人間の進化において重要な因子であるといえるらしいのです。
一度や二度は、生物は環境に対する劣等感や違和感があってこそ、つまり不適応があってこそ適応しようとして進化するのだという議論を聞いたことがあるのではないでしょうか。
コンプレックスとの付き合い方は一概に効果的な処方箋はありません。
しかし、自分にはあれが足りない、今の自分を好きになれない、という気持ちがあるからこそ、人間はあがく事ができるのです。
向上心が出てくるというものです。
向上心というと私の心には必ず夏目漱石の「こころ」が出てきます。
あれだって読み手の解釈の一つとしてKと私は互いに対してコンプレックスを抱きあっていたということも考えられるのではないでしょうか。
そして自分はみっともなくあがくから、そのとき相手は非常に眩しく見える。
けれどもそういうあの二人が互いに呪文のようにかけあった「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」という言葉こそ、ある意味でコンプレックスを抱きながら生きていくお互いに対する賞賛であったような気もするのです。
#2:集団主義意識を再認識しておく
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています。